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にぃに、と呼ばないで-後半戦-
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帰りの飛行機の中、姫は今朝のことをずっと反芻していた。
その手には、一枚の写真。
秀一の写真。
「ちょっとだけ、残念だったな・・・」
「残念」という言葉とは裏腹に、彼女は微笑んでいた。
父親からもらった、彼の写真。
自分の兄になる男の子。
でも、「お兄ちゃん」と割り切れないこの気持ち。
写真でしか知らなかった彼が、さっきまで目の前にいた。
それだけで嬉しかった。
それだけでよかった。
それなのに・・・・
「ズルいよ、秀にぃに。今度仕返ししてやる」
楽しそうに、姫は笑んだ。
ーーーー次に会うときは、もっと大胆にいかなきゃ
秀一が聞いたら卒倒するかもしれない事を考えて、姫は一人クスクス笑った。
秀一が罪悪感に押しつぶされそうになっている事など、姫は露ほども気づかない。
さて、今日も暑い一日になりそうだ。
END
その手には、一枚の写真。
秀一の写真。
「ちょっとだけ、残念だったな・・・」
「残念」という言葉とは裏腹に、彼女は微笑んでいた。
父親からもらった、彼の写真。
自分の兄になる男の子。
でも、「お兄ちゃん」と割り切れないこの気持ち。
写真でしか知らなかった彼が、さっきまで目の前にいた。
それだけで嬉しかった。
それだけでよかった。
それなのに・・・・
「ズルいよ、秀にぃに。今度仕返ししてやる」
楽しそうに、姫は笑んだ。
ーーーー次に会うときは、もっと大胆にいかなきゃ
秀一が聞いたら卒倒するかもしれない事を考えて、姫は一人クスクス笑った。
秀一が罪悪感に押しつぶされそうになっている事など、姫は露ほども気づかない。
さて、今日も暑い一日になりそうだ。
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