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にぃに、と呼ばないで-後半戦-
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気がつくとオレは姫の手首をつかんで押し倒していた。
なんだ、この感情は。
なにが起こっているのか、分かっているはずなのに、理解できない。
姫は抵抗する素振りをみせず、まっすぐな瞳で下からオレを見ている。
「姫、いい加減にしないとどうなっても知らないよ」
冷たく笑って、姫#の頬を撫でた。
姫は黙ったままだ。
ーーーー面白くないな。
狐がオレの中で呟くのがわかる。
「抵抗、しないの?」
姫の形のいい唇にそっと触れる。
それでも、姫はなんの反応も示さない。
まるで人形を相手にしているような感覚になってくる。
ーーーー狐が、笑っている。
このままでは、いけない・・・
「いいよ」
姫が、口を開いた。
「いいよ、秀にぃに」
自分が何を言っているか分かっているのだろうか。
「抵抗なんかしない。いいよ、秀にぃに」
淡く、しかしはっきりと色を主張するその瞳。
意志を持ったその瞳で見つめられ、我に返った。
手首を掴んでいた手を解いて、立ち上がる。
「秀にぃに・・・」
立ち上がるとそのままの勢いでドアを開け廊下へ出た。
背中に、姫が呼ぶ声が刺さったが何も言えなかった。
ーーーーーー何をやってるんだ、オレは。
頭を冷やすため外へ出た。
早朝の公園には誰もいなかった。
とんでもないことをしてしまった。
頭を抱えてどうしようもない罪悪感に浸る。
最低なことをしてしまった。
(姫に、謝らなければ・・・)
どんな顔をして姫に会えばいいのか分からないが、自分のしたことは責任をとらなければならない。
とにかく、謝らなければいけない。
重い足取りで、オレは家に戻った。
姫は姿を消していた。
机の上に手紙が置いてある。
『秀にぃにへ
美味しいご飯作ってくれてありがとう。
優しくしてもらえて、うれしかったよ。
私はあっちに戻ります。
また遊びに来るね。』
呆然と、手紙を握りしめて立ち尽くす。
「ごめん、姫・・・」
それはもう、姫には届かない声だった。
なんだ、この感情は。
なにが起こっているのか、分かっているはずなのに、理解できない。
姫は抵抗する素振りをみせず、まっすぐな瞳で下からオレを見ている。
「姫、いい加減にしないとどうなっても知らないよ」
冷たく笑って、姫#の頬を撫でた。
姫は黙ったままだ。
ーーーー面白くないな。
狐がオレの中で呟くのがわかる。
「抵抗、しないの?」
姫の形のいい唇にそっと触れる。
それでも、姫はなんの反応も示さない。
まるで人形を相手にしているような感覚になってくる。
ーーーー狐が、笑っている。
このままでは、いけない・・・
「いいよ」
姫が、口を開いた。
「いいよ、秀にぃに」
自分が何を言っているか分かっているのだろうか。
「抵抗なんかしない。いいよ、秀にぃに」
淡く、しかしはっきりと色を主張するその瞳。
意志を持ったその瞳で見つめられ、我に返った。
手首を掴んでいた手を解いて、立ち上がる。
「秀にぃに・・・」
立ち上がるとそのままの勢いでドアを開け廊下へ出た。
背中に、姫が呼ぶ声が刺さったが何も言えなかった。
ーーーーーー何をやってるんだ、オレは。
頭を冷やすため外へ出た。
早朝の公園には誰もいなかった。
とんでもないことをしてしまった。
頭を抱えてどうしようもない罪悪感に浸る。
最低なことをしてしまった。
(姫に、謝らなければ・・・)
どんな顔をして姫に会えばいいのか分からないが、自分のしたことは責任をとらなければならない。
とにかく、謝らなければいけない。
重い足取りで、オレは家に戻った。
姫は姿を消していた。
机の上に手紙が置いてある。
『秀にぃにへ
美味しいご飯作ってくれてありがとう。
優しくしてもらえて、うれしかったよ。
私はあっちに戻ります。
また遊びに来るね。』
呆然と、手紙を握りしめて立ち尽くす。
「ごめん、姫・・・」
それはもう、姫には届かない声だった。