幽助と、秀くんのお部屋に遊びに来ました。

ですがーーーー

｢んじゃ、オレちょっと寝るわー｣

秀くんに、お昼をご馳走になった幽助と私。

秀くんって料理上手なんだなぁ…
オムライス美味しかったぁ、ごちそうさま。

ーーーーって、そうじゃなくて！

お腹がいっぱいになった幽助はそう宣言すると横になり、
素早く寝息を立て始めました。

ーーーーの○た君かっ!?早っ!!

スヤスヤと幸せそうに眠る幽助。
秀くんは雑誌を片手に食後のコーヒータイムのご様子。

ーーーーき、気まずい…。
秀くんの部屋なんて初めて来たのに…！
幽助が｢行こーぜ｣って言ったんじゃないの!?
寝るなんて聞いてないよー!!!!

と、取り敢えず、キョロキョロしてみる…

秀くんのベッドを自分の物かのように使い眠る幽助。
時刻は午後１時半。
天気、快晴。
窓から入る陽射しが心地よく…
ーーーーそして、実質二人きりになってしまった、この、状況。

私と秀くんは、二ヶ月前に脱お友達を果たしました。
そう、お付き合い中というやつです。
恋人、として…
秀くんからの告白でした。
世の中、思ってもいなかったことが突然起きるものです。
夢かと思いましたが、紛れもない現実でした。

ーーーー##NAME1##、オレと付き合って欲しいんだ

桜の木の下での告白…
返事はもちろん｢はい｣と答え、
お付き合いするに至る…と、いう訳なのですが…

何と言ってもまだ二ヶ月です。
デートだって、数える程しかしていません。

それなのに…この状況…

｢幽助と一緒だし、気まずい状況にはならないよね｣

ーーーー考えが、甘すぎた…