Main story
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
合宿1日目 PM5:20
施設前にはピクシーボブとマンダレイ、相澤が立っていた。
ピクシーボブ「あっ、やーっと来たにゃん!」
マンダレイ「随分遅かったねえ。」
森の中からは生徒達がフラフラで歩いてくる。
轟「うっ…ハァ……」
爆豪「くっ…」
爆豪は左腕を押さえている。
飯田「ああっ…くっ…」
飯田はエンジンがやられている。
緑谷「うっ……ハァハァ……」
「「「ああ……」」」
瀬呂「何が3時間ですか!!」
マンダレイ「それ、私たちならって意味。悪いね。」
『人がわるいですね…マンダレイ…』
砂藤「実力差自慢のためか、やらしいな…」
切島「腹減ったー!死ぬーッ」
ピクシーボブは笑っている。
ピクシーボブ「ネコネコネコ…でも正直もっとかかると思ってた。私の土魔獣が思ったより簡単に攻略されちゃった。
なつは職場体験で見てるし別として、いいよ〜君ら特に…そこ4人!」
ピクシーボブは、爆豪轟緑谷飯田を指差した。
ピクシーボブ「躊躇のなさは、経験値によるものかしらん?3年後が楽しみー!唾つけとこーっ!」
爆豪「うーわっ」
緑谷「な、何を…!」
『ピ、ピクシーボブ!やめて下さいっ!』
ピクシーボブが爆豪に目をつけた事でなつが焦り、止めに入るとピクシーボブは何かを察して目線を鋭くした。
ピクシーボブ「んにゃ?職場体験中に電話してた恋人がここに居んの?」
爆豪「…」
『だから恋人じゃないですってば!』
ピクシーボブ「へぇ、ホントかにゃ〜。」
『ホントです、友達ですって!』
ピクシーボブ「へぇ、“まだ”友達って事…?何、私に対しての自慢にゃの?」
『だっ、だから違うって…』
相澤は引いた目でピクシーボブを見ていた。
相澤「マンダレイ。あの人あんなでしたっけ?」
マンダレイ「彼女焦ってるの。適齢期的なアレで。」
緑谷「あっ、適齢期といえば…うっ!」
緑谷はピクシーボブにまた顔を鷲掴みにされる。
ピクシーボブ「……と言えばって?」
緑谷「ず…ずっと気になってたんですが、その子はどなたのお子さんでしすか?」
マンダレイ「ああ、違う。この子は私の従兄弟の子供だよ。洸汰、ほら挨拶しな。1週間一緒に過ごすんだから。」
洸汰「……」
緑谷は洸汰の前に立った。
緑谷「ああ、えっと僕…雄英高校ヒーロー科の緑谷は。よろしくね。」
洸汰「ふんっ!」
緑谷が手を伸ばすと、洸汰は緑谷の股間を殴った。
緑谷「おおおお……」
飯田「緑谷君!!おのれ従甥!何故緑谷君の陰のうを!!」
洸汰「ヒーローになりたいなて連中とつるむ気はねえよ。」
飯田「“つるむ”!?いくつだ君は!」
爆豪「ハッ、ませガキ。」
爆豪が笑って言うと、轟は爆豪を見た。
轟「お前に似てねえか?」
爆豪「ああ!?似てねえよ!!つうかてめえ喋ってんじゃねえぞ!ナメプ野郎!」
轟「悪い。」
『けど、確かに洸汰くんって勝己に似てるかも…。可愛いよね。』
爆豪「似てねえ!可愛くもねえ!」
相澤「茶番はいい。バスから荷物おろせ。部屋に荷物を運んだら、食堂にて夕食。その後、入浴で就寝だ。本格的なスタートは明日からだ。
さぁ、早くしろ!」
相沢の鶴の一声で、生徒達は素早く荷物を下ろし、部屋に運んだ。
─────
夕食時間
緑谷「いただきます!」
瀬呂「へぇ!じゃ、女子部屋は普通の広さなんだなぁ!」
耳郎「男子は大部屋なの?」
芦戸「見たい!ねえねえ!後で見に行っていい?」
瀬呂「おお!来い来い!」
爆豪はがっついて食べている。なつは隣で眠りながら食べていた。
葉隠「なつちゃん、器用だね〜。」
爆豪「おい、なつ!起きろや!!」
『起きてるよぉ〜お母さん………あ、これ美味しい……』
爆豪「誰がお母さんだァ!!」
緑谷「なつちゃん、疲れすぎてこんな技まで身につけたんだ………たしかになつちゃんは個性を使いすぎると眠くなると言ってたけど……食事をとってエネルギーを取らないとダメな状況下に陥るとこんなにもブツブツブツブツ…」
爆豪「黙れやクソナード!!メシが不味くなるだろうが!!」
切島と上鳴も涙を流しながらがっついていた。
切島「おいしい!米、おいしい!!」
上鳴「五臓六腑に染み渡る!!ランチラッシュに匹敵する粒立ち!いつまでも噛んでいたい…!
ハッ…土鍋!?」
切島「土鍋ですかー!!!?」
ピクシーボブ「ああ。つうか、腹減りすぎて妙なテンションになってんね……
まぁ、色々世話焼くのは今日だけだし、食べれるだけ食べなー!」
切島上鳴「あざっす!」
ピクシーボブはおかわりなどの準備をしに歩いた。
マンダレイ「ああ、洸汰!そのお野菜運んどいて!」
洸汰は不貞腐れながら段ボール箱を持ち上げて行った。