Main story
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
爆豪「おい、なつ。起きろ。」
『ん……もう着いたの…?』
なつは目をこすりながら爆豪を見て言うと、爆豪は軽くチョップをした。
どうやら相澤先生が降りるように促しているらしい。
バスから降りると、車が一台止まっている以外は何もない。
なつは綺麗な酸素を体に取り入れるよう、伸びをした。
青山の様子を見ると、酔いが覚めたのか元気そうに鏡を見ている。峰田はトイレを探していた。
上鳴「ようやく休憩か〜っ!」
切島「つか何ここ?パーキングじゃなくね?」
耳郎「あれ?B組は?」
峰田「トトトト…トイレは?」
相澤「何の目的もなくでは意味が薄いからな。」
耳郎麗日「え?」
峰田「トイレは?」
その時、車の扉が開いた。
マンダレイ「よう!イレイザー。」
相澤「ご無沙汰してます。」
相澤が頭を下げると、二人は車から降りてくる。
『!!』
マンダレイ「煌めく眼でロックオン!」
ピクシーボブ「キュートにキャットにスティンガー!」
マンダレイピクシーボブ「ワイルドワイルドプッシーキャッツ!!」
『マンダレイにピクシーボブ!洸汰くんも!!』
相澤「…そういえば、月下の職場体験先はこの人達だったな。
えー、今回お世話になるプロヒーロー、プッシーキャッツの皆さんだ。」
マンダレイとピクシーボブは、「久しぶり〜」と手を振っている。
そんな中、緑谷のオタクモードが全開した。
緑谷「連盟事務所を構える4名1チームのヒーロー集団!!!山岳救助などを得意とする“ベテランチーム”だよー!!」
マンダレイピクシーボブ「ううっ…」
緑谷「キャリアは今年で12年にもなる……うわっ!」
興奮していう緑谷の顔面を、ピクシーボブは鷲掴みにする。
ピクシーボブ「心は18!」
ピクシーボブは青筋を立てて、緑谷を威嚇している。
ピクシーボブ「……心は!?」
緑谷「18……!!」
切島上鳴「必死かよ…」
切島と上鳴は若干引いていた。
相澤「お前ら!挨拶しろ。」
「「「よろしくお願いします!!」」」
マンダレイ「ここら一帯は私らの所有地なんだけどね、あんたらの宿泊施設はあの山の麓ね!」
マンダレイは遠くを指差す。
「「遠っ!!!」」
麗日「えっ?じゃあなんでこんな半端なところに!?」
蛙吹「これってもしかして……」
砂藤「いやいや……」
瀬呂「アッハハ……バス、戻ろうか……なっ?早く……」
上鳴「そうだな、そうすっか。」
芦戸「うんっ」
マンダレイ「今は午前9時30分。早ければ、12時前後かしらん?」
皆が嫌な予感で冷や汗をかいていると、マンダレイは笑顔のまま話す。
切島「ダメだ…おい……!!」
芦戸「戻ろう!」
切島「バスに戻れ!早くー!!」
マンダレイ「12時半までかかったキティは、お昼抜きねー!」
皆がバスへ乗り込もうとすると、ピクシーボブが立ちはばかった。
相澤「悪いね諸君。合宿はもう……」
ピクシーボブ「イヒッ」
「「「あっ……」」」
相澤「始まってる。」
ピクシーボブは地面に手を当て個性を発動させ、土が盛り上がり生徒達は流された。
麗日「何だ〜〜っ!!!」
緑谷「土が盛り上がって……!!」
『ピクシーボブの個性…!!』
皆が落ちた後をマンダレイは眺めている。
マンダレイ「おーい!私有地につき、個性の使用は自由だよー!今から3時間で、自分の足で、施設までおいでませ!この、魔獣の森を抜けて!」
生徒達は振り向く。
緑谷「魔獣の森!?」
上鳴「何だ、そのドラクエめいた名称は…!!」
耳郎「雄英こうゆうの多すぎだろ…」
切島「文句言ってもしゃあねえよ!行くっきゃねえ!」
峰田はすごい音を立てて、走っていく。
峰田「(耐えた…おいら耐えたぞ……木陰に隠れて…)」
峰田トイレに行こうとすると、目の前に野獣が現れた。
瀬呂上鳴「ま……魔獣だぁ!!!」
峰田「あ…」
口田「静まりなさい!獣よ!下がるのです!」
口田が言うも、魔獣は峰田に攻撃をかける。間一髪で緑谷が峰田を庇った。
緑谷「(動物を従える口田君の個性が通じてない!?)ハッ土くれ……そうか…ピクシーボブの個性で…!!」
飯田、轟、爆豪は素早く口田の横を横切り、なつは二つの個性を使い髪を伸ばした。
轟は氷結を繰り出し、足を凍らせる。
そしてなつの髪が地面から貫き、腕を固定させた。
飯田「レジプロバースト!」
爆豪「死ねや!!」
爆豪は爆発で魔獣の右腕を、間は左腕を破壊する。
そこを、緑谷がスマッシュで打ち砕いた。
砂藤「あの魔獣を瞬殺かよ!」
瀬呂「やったな!」
峰田「やった…おいら、やっちまった…」
峰田は泣いている。
切島「さすがだぜ、爆豪!」
爆豪「まだだ!」
切島「あ?」
爆豪「なつ、お前は後方支援だ!白眼に集中して細胞活性はあまり使うな!」
『分かった!』
奥から続々と魔獣が現れてきた。
上鳴「おいおい…一体何匹居るんだよ…!」
芦戸「どうする?逃げる?」
砂藤「冗談!12時までに施設に行かなきゃ、昼メシ抜きだぜ!」
八百万「なら、ここを突破して最短ルートで施設を目指すしかありませんわ!」
蛙吹「ケロッ」
飯田「よし!行くぞA組!!」
「「おう!!」」
障子「前方から3匹!左右に2匹ずつ!」」
耳郎「総数7!」
『5…4…3…2…1…今よ!』
なつたち3人を合図に、瀬呂がテープを伸ばす。
瀬呂「よっしゃ!行くぜー!」
羽根にテープをくくりつけ、地面に落とした。
瀬呂「砂藤!切島!」
砂藤「んんっおおおおっ!!!」
砂藤は砂糖を食べ、怪力化する。
切島は個性で硬化する。
切島「どりゃああああっ……うらららら……」
砂藤「オラっ!」
二人は魔獣を殴った。
常闇「ダークシャドウ!」
黒影「あいよ!」
尾白「青山、今だ!」
青山「とどめね!」
青山は高い木の位置からレーザーを放った。
峰田「チクショウ!!お前らのせいでズボンビッチャビチャじゃねえか!!」
峰田はモギモギを投げ足止めをし、上鳴は魔獣の上に登った。
上鳴「離れてろ峰田!130万ボルト!」
電流を流し、「うう…うえ〜い…」と親指を立てている。
口田「森の鳥たちよ!あしき獣をここから排除するのです!」
芦戸「ほいっと」
葉隠「わあああっ……!大変!やられちゃう〜っ!」
八百万「葉隠さん、ナイスおとりですわ。」
芦戸とハイタッチをすると、芦戸がまた野獣の足に溶液をかけた。
芦戸「こらさ!」
八百万「皆さん!伏せてください!」
八百万の大砲で魔獣は倒れた。
芦戸「やったね!ヤオモモ!」
麗日は個性で浮かし、蛙吹は舌でそれを投げる。
麗日「いいよ!梅雨ちゃん!」
蛙吹「任せて!ケローーーッ!!ケロッ」
麗日「解除!」
地面に落ち、魔獣は崩れた。
障子「更に多数出現!」
爆豪が飛んでき、攻撃をする前に轟の氷結が魔獣を捕らえ、そこを爆破させた。
爆豪「邪魔すんな、半分野郎!」
轟「してねえ。」
まだまだ魔獣が出てくる。
飯田「行くぞ!緑谷君!」
緑谷「うん!」
緑谷は木を伝い、戦った。
その後、A組達は魔獣を倒しつつ森を抜けて行った。