Main story II
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雄英高校1学期終業式
はじめの受験説明会場ほどの広さのところに、生徒達は集まっている。
校長の長い話が終わり、なつ達は帰宅路へと着いていた。
『あっという間だったね。』
爆豪「あ?」
『中学の時は、こうして一緒に帰ることもなかったよね。』
爆豪「あ?んなもんなつが俺の事避け出したからだろうが。』
『だって、仲良くて皆に冷やかされた時、勝己怒ってたし…嫌なのかな?って思ったてから…』
爆豪「モブなんかに振り回されてんじゃねえよ。」
『え?』
爆豪「お前の事で言われんのは、嫌じゃねぇつってんだ。アホか分かれや。」
『それって、どういうこと…?』
爆豪「自分で考えろ。バカ。」
爆豪はこちらを振り向かずに歩いていく。
なつはその後ろを追いかけた。
─────
両親が旅行に行ってるなつは、爆豪家に泊まる事となり皆でご飯を食べていた。
『光己さん!美味しいです!!』
光己「なつちゃんはホント美味しそうに食べてくれるねぇ。勝己もこのくらい喜んでくれたら良いのにね。」
爆豪「あぁ!?ウッセェ!クソババア!!」
光己「だからクソババアって言うのやめろっつってんだろうが!」
爆豪「うっせえなぁ!黙ってクソ飯でも食ってろや!!」
光己「うっせえのはアンタでしょうが!!クソ飯なんかウチにはないんだよ!!」
光己と爆豪は言い合っている。
相変わらずだなぁと呑気に勝は笑っている。
爆豪「つか何でなつが俺の部屋で寝泊まりすんだ!?空き部屋くらいあんだろうが!」
『えっ、良いじゃん別に。昔はよく一緒のお布団で寝てたんだし。』
なつは何の気無しに答えると、光己も乗っかってきた。
光己「お風呂も昔は一緒に入ってたよねぇ、懐かしいわぁ。」
『そっ、そうなの!?』
光己「そうかもね、物心ついた頃にはこの子、なつちゃんと一緒にお風呂に入るの恥ずかしくなっちゃって。子供のくせに意識しちゃってんのよ。」
爆豪「余計な事言ってんじゃねぇ!」
光己「なんなら一緒に入ってきたら?」
『!!?』
爆豪「誰が入るかァ!!!!!」
ニヤリと笑い言う光己に、爆豪は目を釣り上げて怒鳴っている。
顔を真っ赤にして俯いているなつは、爆豪の顔が赤いことに気づいていなかった。
─────
その後、風呂も順番に済ませてなつは爆豪の部屋にある、勉強机の椅子に座ってくるくる回っていた。
爆豪「ケッ。もっと服着ろや。」
『だって暑いじゃん、夏だし。」
寝巻きは有名パジャマブランドのカップ付きのキャット柄キャミワンピ。
爆豪はパーカーをなつに投げると、なつは文句垂れつつそれを着た。
『あっ、これ…』
爆豪「あ?」
綺麗に整えられた机には、I・アイランドのパンフレットが立てかけられていた。
『I・アイランド…もうすぐI・エキスポがオープンするんだよね。テレビで宣伝してるよね。』
「勝己も興味あったんだ〜」となつが資料を開いて見てると、爆豪はなつの横から手を伸ばし、雄英体育祭のファイルの中からI・エキスポのチケットを取り出した。
爆豪「やるよ。」
『えっ、でも…』
爆豪「3枚1組で1枚余ってんだよ。」
雄英体育祭の優勝の資料を見ると、[“I・エキスポ”プレオープン+レセプションパーティー ご家族様招待権。]と記載があった。
『そっか、勝己3人家族だから…私でいいの?』
爆豪「良くなかったら誘ってねーわ。……お前そんなん好きだろ。」
『!うんっ!!ありがとう勝己!大好き!!』
爆豪「だーっ!放れろや暑苦しい!」
爆豪にひっぺがされて、布団に投げられると、なつは爆豪の枕を抱えて眠った。
→Story of episode 77.5 ○1/5