Main story II
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2人は逃げており、ゴールに向かうにつれて被害は拡大していた。
緑谷「もうすぐだ!もうすぐそこに、脱出ゲート…!!なんかムダに可愛いけど、1人でもあれをくぐればクリアだ!!」
爆豪「チッ…(ゲート前から俺らのいた中央まで、あの爆風を届かせたのか…!!ざけやがって…!)」
緑谷「オールマイト、追ってくる様子ないね。まさか気絶しちゃったんじゃ…」
爆豪「てめぇ!さんざん倒せるわけねえつっといて何言っとんだアホが!!アレでくたばるはずねぇだろクソ!!」
『もう、二人とも喧嘩やめてよ!先生、向かってきてるんだよ!?』
爆豪「次もし追いつかれたら、今度は俺の籠手で吹っ飛ばす!」
オールマイト「うんうん、それでそれで?」
爆豪と緑谷の間にはオールマイトがついて来ていた。
爆豪「ハッ」
爆豪が構えるも、オールマイトに殴られ、籠手が破壊された。
爆豪「ぐっ…」
オールマイト「何を驚いているんだぁ!?」
そして緑谷が右手につけていた籠手も壊す。
緑谷「うっ…(早、すぎる…!!)」
『勝己!出久君!』
オールマイト「それとっ…君が一番厄介だなぁ!!」
『くはっ……』
なつは腹を思いっきり蹴られ、遠くに飛ばされる。
爆豪「なつ!!」
緑谷「なつちゃん!!」
オールマイト「これでも、おもりのせいで…全然トップギアじゃないんだぜ?ハハっ…さぁ、くたばれヒーローども!!」
爆豪「ううっ!!」
オールマイトは爆豪の顎に膝蹴りを喰らわし、爆豪はビルまで飛ばされた。
緑谷「かっちゃん!」
爆豪の元へ行こうとする緑谷の腕をオールマイトは掴む。
緑谷「うわっ…ぁっ!!」
爆豪はビルから飛んで出て来た。
爆豪「誰がぁぁ!!!」
緑谷「うあああっ……」
オールマイト「んん………せい!」
爆豪がオールマイトに殴り掛かろうとすると、オールマイトは緑谷を振りかぶり、爆豪へと落とした。
オールマイト「素晴らしいぞ、少年たち。」
緑谷はオールマイトにまだ掴まれており、爆豪は立ちあがろうともがいている。
オールマイト「不本意ながら協力し、私に立ち向かう!」
爆豪「ううっ…」
オールマイトは爆豪を上から踏みつけた。
オールマイト「ただ、…それは今試験の前提だからねって話だぞ。」
爆豪「ぐっ…(圧倒的な速度…耐久力もパワーも圧倒的に……シンプル……シンプルな強さ…対峙して改めて分かる…そうだよ。この男は世界一高い壁…!最強のヒーローだ!!)」
緑谷「クッ……ソォ……」
緑谷はオールマイトの腕を剥がそうともがいていた。
オールマイト「なんで顔だよ、緑谷少年。」
緑谷「うっ…うああっ…」
オールマイトは緑谷を投げた。
オールマイト「最大火力で私を引き離しつつ、脱出ゲートもくぐる。これが君たちの答えだったようだが…爆豪少年の籠手を破壊したことで、その最大火力も消えた。終わりだ。」
爆豪「うるせぇ…!!」
爆豪は手のひらを返すと、パチパチと音を鳴らした。
オールマイト「ん?」
次の瞬間、大きな爆発が起こりオールマイトは爆豪から足を離された。
オールマイト「ぐっ…ぬおおっ…!!」
爆豪は立ち上がる。
爆豪「ってえ…!!」
緑谷「うっ…ぐっ……うっ、え?」
爆煙の中、緑谷は爆豪に胸ぐらを掴まれ起き上がらされた。
爆豪「ぶっ飛ばす!」
緑谷「えっ?」
そして爆豪は緑谷を振りかぶった。
緑谷「うあああっ…」
爆豪「スッキリしねえが、今の実力差じゃまだこんな勝ち方しかねぇ!!」
緑谷「ちょっ、待っ……!まさか……!!」
爆豪「死ねぇ!!!」
緑谷「(死ね!?)」
緑谷は爆発と共に緑谷を投げた。
緑谷「(っつ…!!マジか、かっちゃん!!!)」
ピキッ
爆豪「うっ…」
爆豪は右手に違和感を感じる。
緑谷「(でも…オールマイトが宙に浮いてる今なら…ゴールを…!!)」
オールマイト「ニューハンプシャースマッシュ!!」
オールマイトは空中で振りかぶり、緑谷に背中でぶつかった。
爆豪はすかさず飛び、オールマイトへと飛んでいく。
爆豪「チッ」
緑谷「がはああっ……!!」
緑谷は背中をつよく痛めた。
オールマイト「いやいや甘いぞヒーローども!!」
緑谷はゴール近くのバスまで吹っ飛んだ。
緑谷「がっ……うっ……」
爆豪は爆発で移動してる。
爆豪「籠手は最大火力をノーリスクで撃つためだ。」
オールマイト「んっ…」
爆豪は手を構えた。血管が浮き出て来ている。
爆豪「バカだったぜ、」
腕はピキピキと痛みを伴っている。
爆豪「リスクを避けて、あんたに勝てるはずなかったわ!!!はあああっ!!」
緑谷「うわっ…」
爆豪は最大火力をオールマイトへと放った。
緑谷「(体育祭で見せた特大火力…!2度も……!!)」
爆豪は今度は左手を痛めた。
爆豪「ぐうう……行けぇ!デク!!はよしろー!」
爆豪は吹っ飛びながら叫び、緑谷は動こうとする。
緑谷「くっ……さっきので腰が……!」
爆豪「にわか仕込みのてめえよか、俺の方がまだ立ち回れんだ!!役に立てぇ!クソカス!!」
爆豪はオールマイトへと立ち向かい爆発をくりかえし、オールマイトは爆豪に向かってふりかぶる。
爆豪「くっ…うっ……」
緑谷「ぐっ……(痛くても進むんだ…!!ゲートに向かえば、オールマイトは僕を阻止しようとするはず…かっちゃんなら……その隙を…!!)」
爆豪「オラァアアアアッ!!!」
爆豪は緑谷をかばい、オールマイトを爆破するも、オールマイトはそれを庇い爆豪の頭を掴み、地面へと落とした。
オールマイト「ぬうっ!!!」
緑谷「ハッ…」
オールマイト「寝てな!爆豪少年。そういう身を滅ぼすやり方は…悪いが、先生的に少しトラウマもんでね……」
爆豪はオールマイトの腕を掴み、また爆発をした。
オールマイト「痛っ…」
爆豪「はよ………行けや…クソナード………」
爆豪は、オールマイトに押さえつけられながらも、オールマイトの手首を掴み弱々しく爆発を繰り返している。
爆豪「折れて……折れて………自分をねじ曲げてでも選んだ勝ち方で……それすらかなわねえなんて………」
爆豪は、オールマイトの手を噛む。
爆豪「嫌だ…!!!」
ドカンッ!!!
その時、地面から髪が伸びてき、オールマイトは背後に下がった。