Main story I
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ミッドナイト「付けたら地獄を見ちゃうよ!」
「「おおっ!!」」
上鳴は顔を赤くし、瀬呂は赤く放ってないが少し背筋が伸び、峰田は親指を立て、瞳孔が開き、鼻の下を伸ばしている。
ミッドナイト「学生時代に付けたヒーロー名が、世に認知され、そのままプロ名になってる人多いからね。」
「「ミッドナイト!」」
相澤「まっ、そう言うことだ。その辺のセンスをミッドナイトさんに査定してもらう。俺はそう言うのできん。」
相澤はそう言うと、寝袋を出した。
相澤「将来自分がどうなるのか。名をつけることでイメージが固まり、そこに近づいていく。それが、“名は体を表す”って事だ。オールマイトとか…」
『なるほど……』
……ヒーロー名…私が将来なりたいと思うような名前か…
皆が書いている中、相澤は寝た。
ミッドナイト「じゃあそろそろ、できた人から発表してね。」
切島「(発表形式かよ!)」
瀬呂「(いや…これはなかなか度胸が…)」
1番に青山が手を挙げ、前に出た。
青山「いくよ…
輝きヒーロー“I can not stop twinkling”!!
略して、“キラキラが止められないよ”!!」
((((((((短文!?))))))))
ミッドナイト「ここは“I”を取って、Can'tに省略した方が呼びやすい。」
青山「それねー!マドモワゼル。」
(((((((((いいのかよ!!))))))))))
砂藤「つか、英語かフランス語どっちかにせい!」
砂藤がツッコむも、青山はボケな訳ではないみたいで、席につく。
芦戸「じゃあ次、私ねー!」
芦戸はルンルンと教壇に上がった。
芦戸「ヒーロー名、エイリアンクイーン!」
ミッドナイト「ツー!!!血が強酸性のアレを目指してるの!?やめときな!」
芦戸「チェ〜ッ」
芦戸は座席に戻って行った。
「「「(バカ野郎…最初に変なのきたせいで、大喜利っぽい空気になったじゃねぇか…!!)」」」
皆が上げづらい中、蛙吹が手を挙げた。
蛙吹「ケロッ!じゃあ次、私いいかしら?」
ミッドナイト「はいっ!梅雨ちゃん!」
蛙吹「小学生の頃から決めてたの。」
そう言うと、フリップを皆に見せる。
蛙吹「梅雨入りヒーロー、フロッピー!」
ミッドナイト「かわいいっ!親しみやすくていいわぁ!みんなから愛される、お手本のようなネーミングね!」
大喜利雰囲気を壊してくれたフロッピーに、皆のフロッピーコールがおきた。
「「「(ありがとうフロッピー!空気が変わった!!)」」」
切島「じゃあ俺も!剛健ヒーロー烈怒頼雄斗!」
ミッドナイト「赤の狂騒!これはあれね、漢気ヒーロー、紅頼雄斗のリスペクトね!」
切島「そっす!だいぶ古いけど…俺の目指すヒーロー像は、クリムゾンそのものなんす。」
ミッドナイト「フッ…憧れの名を背負うってからには、相応の重圧がついて回るわよ!」
切島「覚悟の上っす!」
…………切島君、かっこいいな………私も、お父さんとお母さんみたいな、優しいヒーローになりたい………憧れの名を、背負う…か。
『轟君…決まった?』
轟「ああ。」
轟は前に出ていく。
轟「ショート」
ミッドナイト「名前?いいの?」
轟「ああ。」
短く言うと、轟は席に戻って来て、次はなつの番。
なつは教壇に立った。
『私は両親のように、多くの人を助けるヒーローになりたい。“ホワイトファージ”にします。』
ミッドナイト「ホワイトアイと、引退したマイクロファージから取ったのね?」
『はい。』
ミッドナイト「あの2人から取るってなると、あなたも相当な重圧があるけど、いいの?」
『はい。覚悟は決まってます。』
なつはそう言うと、座席に戻った。
その後も生徒達のヒーロー名発表が続き、とうとう爆豪の番となった。
爆豪「爆殺王!」
ミッドナイト「そういうのは、やめた方がいいわね。」
爆豪「なんでだよ!!?」
切島「爆発さん太郎にしろよ!」
爆豪「黙ってろクソ髪!!」
切島が、爆豪を冷やかし、上鳴と瀬呂はノリノリで笑っている。
爆豪「うるせー!黙ってろ!」
…勝己らしいな…
『フフッ』
爆豪「テメェ!なつ!今笑ったな!!?」
『勝己らしいなって思っただけだよ。』
爆豪「チッ…」
爆豪は、考え直すように言われて席に戻り、麗日が教壇に立った。
麗日「考えてありました。ウラビティ。」
ミッドナイト「しゃれてる〜!」
一同からは拍手が起こり、麗日は席に戻った。
ミッドナイト「ヒーロー名、思ったよりずっとスムーズに進んでるじゃない。残ってるのは再考の爆豪君と、飯田君、そして緑谷君ね?」
飯田「……」
飯田は兄のことを思い、インゲニウムと書こうとしたが、手を止めた。
飯田「(僕は…まだ……)」
飯田が出したのは、“天哉”。
爆豪と緑谷は、せっせと書いていた。
ミッドナイト「緑谷君!できた?」
緑谷「あっ…はい!(これしか、ないよな…)」
緑谷は教壇に立つ。
それをみた生徒達はざわめいた。
峰田「緑谷!?」
上鳴「いいのか?それで…」
『出久君………』
爆豪「……」
切島「一生呼ばれ続けるかもしんねえんだぜ?」
緑谷「うん。この呼び名、今まで好きじゃなかった…けど、ある人に意味を変えられて…僕には結構な衝撃で、嬉しかったんだ。これが、ぼくのひーろーめい僕のヒーロー名です!」
“デク”
そう書かれたボードを緑谷は皆に見せる。
爆豪はチラと見ると、またペンを走らせた。
爆豪「爆殺卿!!!」
ミッドナイト「違う、そうじゃない。」
爆豪は却下され続け、取り敢えず“爆豪”となった。