Main story I
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─────1-A教室─────
『おはよー。』
八百万「おはようございます。なつさん、爆豪さん。」
上鳴「爆豪!月下と一緒に来てるってことは………」
峰田「せっ………」BOOOOOOM!!!
峰田が卑猥な事を言いかけた時、爆豪は峰田に爆発を喰らわした。
爆豪「うっせェ。黙れザコ。」
爆豪は、ズカズカと席について行った。
耳郎「ちゃんと仲直りできたんだね。」
『うん。響香ちゃん、八百万。ありがとうね。』
八百万・耳郎「!!」
なつが言うと、2人は一瞬目を見合わせ、優しく微笑んだ。
上鳴「けど、たった1日で一気に注目の的になっちまったな!」
峰田「やっぱ雄英すげえな!」
爆豪は肘をついて外を見ている。
なつは座席につき、轟はこちらに向いた。
轟「…月下、爆豪ときたのか…」
『?うん、お隣さんだからね。前まで一緒に登校してたし…仲直りして、元に戻ったの。』
轟「……仲直り…」
『?』
轟「…俺も、話して来た…」
『?……』
轟「母さんと……」
『…そっか。…轟君も、前に進んだんだね。』
轟「ああ…俺も、月下の事…」
ガラガラ
相澤「おはよう。」
「「「おはようございます」」」
皆は瞬時に席についた。
…轟君、何を言おうとしたんだろう………
なつが不思議に思うも、轟は前を向いてしまったので、表情が読めない。
また言ってくれるだろう。と思い、なつは前を向いた。
相澤「ケロ?相澤先生、包帯取れたのね。よかったわ…」
相澤「ばあさんの処置が、大袈裟なんだよ。
……んなもんより、今日のヒーロー情報学。ちょっと特別だぞ。」
((((きた))))
上鳴「(特別!?小テストか?やめてくれよ〜っ!)」
切島「(ヒーロー関連の法律やら、ただでさえ苦手なのに…)」
相澤「コードネーム。ヒーロー名の考案だ。」
「「「「胸膨らむやつきたー!!!」」」」
相澤「ふっ!!」
A組が騒ぎ出しそうになると、相澤が個性を出す。
するとすぐに皆は静まった。
相澤「というのも、先日話したプロヒーローからのドラフト指名に関係してくる。
指名が本格化するのは、経験を積み即戦力として判断される2〜3年から。つまり…今回1年のお前らに来た指名は、将来性に対する興味に近い。
卒業までに、その興味が削がれたら、一方的にキャンセルなんてことはよくある。」
峰田は震えて机を叩いた。
峰田「大人は勝手だ…」
葉隠「頂いた氏名が、そのまま自身へのハードルになるんですね。」
相澤「そう。…で、その集計結果がこうだ。」
相澤がスイッチを押すと、黒板にデータが表示された。
轟 4123
爆豪 3556
常闇 360
飯田 300
月下 280
上鳴 272
八百万 108
切島 68
麗日 20
瀬呂 14
相澤「例年はもっとバラけるんだが、2人に注目が偏った。」
上鳴「だあっ…!白黒ついた…」
上鳴は後ろに倒れた。
青山「見る目ないよね!プロ!」
芦戸と青山はプンスカしている。
耳郎「1位轟、2位、爆豪って……」
切島「体育祭と準備逆転してんじゃん…」
瀬呂「表彰台で拘束されたやつとか、ビビって呼べないって。」
爆豪「ビビってんじゃねえよ、プロが!!」
瀬呂が切島にコソッと言うと、爆豪は瀬呂を振り向いた。
八百万「ハァ…さすがですわ、轟さん。」
轟「ほとんど親の話題ありきだろ。」
『違うでょ。あんなに凄い戦い見せられたんだもん。轟君、凄いよ。』
轟「月下も、だろ。」
『私?轟君の10分の1にも満たないよ?』
轟「個性の使い方。戦い見て凄いと思わせたんだろ。」
轟はさも当たり前のように言う。
八百万は辛そうに、表を見ていた。
相澤「この結果を踏まえ、指名の有無に関係なく、いわゆる、職場体験ってのに行ってもらう。」
緑谷「あっ、職場体験?」
相澤「ああ。お前らはUSJん時、一足先にヴィランとの先頭を経験してしまったが、プロの活動を実際に体験して、より実りある訓練をしようってこった。」
砂藤「それでヒーロー名か!」
麗日「がぜん楽しみになってきた!」
相澤「まぁそのヒーロー名は、まだ仮ではあるが、適当なもんは…」
その時、扉がガラッと開けられた。