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───時は過ぎ、中学3年生───


時刻は8:45 折寺中学校

担任「えー、おまえらも三年ということで!!本的に将来を考えていく時期だ!!今から進路希望のプリント配るが………
……皆!!だいたいヒーロー科志望だよねぇ」
「「はーーーい!!」」

個性を発動させて元気よく手を上げる生徒達の中、緑谷は小さく手を挙げた。

担任「うんうん、みんないい個性だー。でも校内で個性発動は原則禁止なー。」
「隣のクラスの奴に聞いたんだけど、爆豪雄英に行くらしいぜ!」
「雄英って…国立の!?」
「今年偏差値79だぞ!」
「倍率も毎度やべーんだろ!?」

教室はザワザワとしている。

担任「そういやあ月下も雄英志望だったな。」
「え!?そうなの!?」
『うん。より多くの人を助けたいから。』
月下さん、みんなに優しくてしっかりしてるから絶対合格すると思うぜ!」
なつちゃんは、超人気ヒーローになりそうだよね!」
「我らが生徒会長だもんな!」
『みんなありがとう。』

なつは微笑んだ。


─────


放課後15:25

なつは男子生徒に呼び出されて校舎裏へ来ていた。

月下さん…俺、高校も一緒だと思ってて………ずっと隠してたんだけど…………
1年の時からずっと好きだったんだ!付き合って欲しい!」
『……ごめんなさい。』
「もしかして、雄英受けるのも爆豪と同じところに行くため………?」

『違 』BOOOOOM!!!

違う と言いかけた時、背後から爆発音が聞こえた。

爆豪「俺が何だ?あ゛?」
「爆豪!!」
『!』
「ご、ごめん!じゃあ僕帰るね!」

モブ男は逃げるように帰っていった。

爆豪「………」

爆豪は、じっとなつをみる。

『告白されてただけだよ。』
爆豪「…………」
『断ったよ。』
爆豪「別に聞いてねぇ!テメェに男がいようが知らねーんだよ!」
『私が知ってて欲しいからいいの。私もね、雄英受けるんだ。だから、高校でもよろしくね?』

なつが微笑むと、爆豪は無視して歩いて行った。


─────
PM15:32

告白の一件も終わり、荷物をまとめて教室を出ると、別のクラスから聞き覚えのある声が聞こえた。

緑谷「いっ良いだろ!返してよ!」

その後にBOM!と爆発音が聞こえる。

『(出久君と…爆豪君…?)』

なつが荷物をまとめて隣の教室を覗くと、爆豪は緑谷の方に手を起き、ジュウゥと手に熱を溜めている。

爆豪「つーわけで、一応さ。雄英受けるなナードくん。」
緑谷「っ…!ぁっ…ぅっ…!」

爆豪はニコッと笑うと廊下へと歩いた。

「いやいや…さすがに何か言い返せよ」
「言ってやんなよ。かわいそうに。まだ彼は現実が見えてないのです。」
爆豪「あ。そんなにヒーローに就きてんなら効率良い方法あるぜ。来世は個性が宿ると信じて…屋上からのワンチャンダイブ!」
緑谷「っーっ!グッ!!」
BOM!!!
爆豪「何?」

緑谷が怒りで振り向くと、爆豪は手をバキバキと鳴らしていた。

『何してるの!』
「やべっ」
爆豪「なんもして『出久くん!大丈夫!?』
緑谷「う…うん…」
『爆豪君!!ヒーローになるんでしょ!?ヒーローになるのに、いつまでもこんな事してちゃ駄目だよ!』
爆豪「あ゛ぁ゛!?デク!優しい優しい生徒会長様が来てよかったなぁ!?」

爆豪はなつを睨むも、じっと目が合うと背を向けて帰って行った。


『…何があったの?』
緑谷「いや…僕が雄英に行くって知ったから…無個性の癖にって…」

“否定されるに決まってる”そう考えていた緑谷だが、なつの反応はそれとは違った。

『!出久君、雄英なの?!一緒だね!出久君、世界で初めての無個性合格者になるじゃん!一緒に頑張ろ!』
緑谷「!!…けど…無個性で合格者なんて今までいないし…」
『今までいないだけでしょ?出久君は、ヒーローになれるよ!優しいもん!』

なつは歯を見せて、ニカッと笑う。
緑谷は、嬉しそうに微笑んだ。

緑谷「…なつちゃんだけだよ…そんな事言ってくれるの…」

ピピピピピ!!!

『?…あっ!じゃあ私、家帰って訓練しなくちゃだから!また明日ね!』

携帯のアラームが鳴り、なつは急いで帰って行った。



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