Main story I
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切島は走ってA組観客席へと戻ってきた。
切島「げっ…始まってんじゃん!」
上鳴「ああ、切島。2回戦進出やったな!」
上鳴が声をかけると、爆豪の座っている右で立っていた切島は爆豪をみた。
切島「おうよ!次おめえとだ爆豪。よろしく!」
爆豪「ぶっ殺す。」
爆豪は、腕を組み試合を見ながら答えると、切島は両腕を腰に当ててニカッと笑った。
切島「ハハハッ!やってみなー!
…とか言って、おめえも轟も強烈な範囲攻撃ポンポン出してくるからなー、バーッつって。」
瀬呂「しかもタイムラグなしでな。」
爆豪「…ポンポンじゃねえよ、ナメんな。」
切島「ん?」
爆豪がいうと、切島、上鳴、瀬呂は不思議そうにした。
A組生徒は、皆爆豪の言葉に耳を傾ける。
爆豪「筋肉酷使すりゃ、筋繊維が切れるし、走り続けりゃ息切れる。
(俺だって出せる威力には限度がある………。だから、コスチュームで許容超過の爆破を、ノーリスクで撃てるように考えたわけだしな………)
…個性だって身体機能。奴らにも、なんらかの限度があるはずだろ。」
切島「考えりゃ、そりゃそっか……じゃあ緑谷は、瞬殺マンの轟に耐久戦を挑もうとしてんだな……」
爆豪「だろーな。」
──────────
轟「すぐ終わらせてやるよ!」
緑谷「スマッシュ!(………くっ!もう右手全滅……)」
轟はが氷結を出すが、緑谷は右手の小指で砕いた。
その瞬間、氷結を発動させながら走り出す。
プレゼントマイク「轟ー!!緑谷のパワーに怯む事なく近接ーー!!」
緑谷「チックショウ…!」
緑谷は、左手の中指で個性を放つ。
轟はジャンプしてそれをかわすと、緑谷の上から個性を放とうときた。
緑谷「!!」
緑谷は間一髪交わし、轟はすかさず氷結で追いかける。
そして、足を捕まえた。
緑谷「(あっ…ダメだ……近っ……)」
轟は、また飛ばされないよう、自分の背後に氷の壁を作った。
緑谷は指にしようと思ったが、それをやめ、左腕で個性を放つ。
すると、凄まじい風がおこり、会場はどよめいた。
緑谷「ぐあああっ………」
轟は、多く作った壁が壊されながら、後ろに押されていく。
緑谷「ううっ…くっ……くっ……」
冷気の煙があけると、轟は氷の壁によりステージ内にとどまっていた。
轟「さっきより、随分な高威力だな。」
緑谷「!!」
轟「近づくな………ってか?」
轟は、自分の前に乗り掛かった氷を避け、立ち上がる。
『個性だけじゃない……轟君は…判断力・応用力・機動力……全ての能力が強い……』
耳郎「もう、そこらのプロ以上だよ、あれ…」
八百万「さすが轟さんですわ……」
各々の観点で試合を見るA組生徒達。
なつは等々力にわずかに霜が降りてるのを見逃さなかった。
『!!…轟君、震えてる?』
爆豪「!!」
轟「なんだよ。守って逃げるだけでぼろぼろじゃねぇか。」
緑谷「うっ………!!」
轟は、右半身は氷により、わずかに震えていた。
緑谷「(そういうことか……チ……クショウ……)」
轟「悪かったな……ありがとう緑谷。おかげで、やつの顔が曇った。」
緑谷「くっ……!!」
轟「その両手じゃ、もう戦いにならねえだろ。終わりにしよう。」
轟はまた氷結を繰り出す。
プレゼントマイク「ああっ!圧倒的に攻め続けた轟!!とどめの氷結を〜〜っ!!」
緑谷「どこ見てるんだ……!!」
轟「ハッ!」
その瞬間、緑谷は轟の氷を砕いた。