Main story I
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プレゼントマイク「1回戦第8試合…………ハァ……月下………うん、爆豪1回戦突破………」
相澤「ちゃんとやれよ、やるなら。」
プレゼント「さぁ〜〜〜気を取り直して〜〜!!」
相澤「私情すげぇな…」
プレゼントマイク「1回戦がひと通り終わった〜〜〜っ!小休憩挟んだら、早速次行くぞ!」
会場は歓声が沸いた。
─────
なつは、リカバリーガールによって、すぐに回復させられていた。
リカバリーガール「目が覚めたかい。個性の使いすぎと、体力疲労による失神。幸い瓦礫の切り傷だけだったから、これ以上体力減らさないように、簡単な処置だけですませたよ。」
『あ………ありがとうございます……』
リカバリーガール「それから、あんたの新しいジャージ、選手控え室1に有るそうだよ。取りにいっといで。」
『はい。』
リカバリーガール「にしても、あの子と何かあったなら、なるべく早く解消するんだよ?外で待ってると思うから、早く話しといで。」
“あの子”………この状況では、1人しかいない。なつはお礼を言うと、意を決して、部屋を出た。
爆豪「……」
『爆豪君……』
爆豪「………お前、さっきの試合、俺が手加減したとでも思ってんのか?」
『……』
黙り込むなつに、爆豪はハァとため息をついた。
爆豪「……騎馬戦ん時も、俺がなつを守る為に、チームを組もうとしたとでも思ってんのか?」
『……』
爆豪「ざけんじゃねぇ。俺は、戦力にもならねえザコに声かける義理はねェ。」
『えっ……けど、さっきの試合も…私を爆風で飛ばしてばっかで………』
爆豪「ああ?…なもん、近接が厄介だからだろ。」
『え?』
爆豪は、思い出すように、自分の手を見ていた。
爆豪「USJん時も、俺らが見えてなかった脳無の動き……お前だけは見えていた……
“普通科の奴に上手く使ってもらった”だぁ!?
“個性が役に立っただけ”だぁ!?
てめぇの強さをてめぇが認めねェで、何が肩を並べるだ!?」
『!!』
爆豪「なつの力はとっくに俺が認めてんだろーが!!」
『!!』
…そうだ………雄英の入試の時も、私が受かってるって、信じてくれてた……
俺が認めた女を、てめェで侮辱すんじゃねェ!!と爆豪が怒鳴ると、なつは目に涙を溜めながら、笑った。
『そうだったね……爆豪君は、いつも信じてくれてた。不思議だな…心がスッキリする……』
爆豪「それから、その爆豪君っての辞めろ。気持ち悪りぃ。」
『へ?』
爆豪「他人行儀なんだよ。」
『ふふっ、そうだね。かっちゃん。』
爆豪「それもやめろ!クソナードを思い出す!」
『………じゃあ、なんて………』
爆豪「別に、勝己でいいだろ……腐れ縁なんだからよ。」
爆豪は、背を向けて先にA組観客席へと戻って行った。