Main story I
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残り5分となった時、心操の合図でなつは動き出した。
『白眼!………物間君!鉄哲チームは峰田チームの近くにいるわ!轟君の氷から逃れている!』
心操「了解。確認した。」
『じゃあ、後はよろしくね。』
なつは個性にかかり、意識を失った。
────────
プレゼントマイク「タイムアーップ!!!!第二種目!騎馬戦終了!!」
尾白「月下!!」
『!!尾白君……』
目の前には、心配そうに見る尾白が立っていた。
プレゼントマイク「んじゃあ早速!上位4チーム見てみよか!!1位轟チーム!」
八百万「フゥ……勝ちはしましたけど、薄氷を踏む思いでしたわ…」
飯田「すまない……俺のせいで迷惑かけた……」
八百万「そんなこと…飯田さんがいなければ、私たちの勝利はなかったですわ。」
上鳴「うぇーい」
プレゼントマイク「2位!爆豪チーム!!」
芦戸「ああ、もう少しだったのに!」
瀬呂「まぁ、2位なら上々だって。結果オーライ。」
切島「そんなこと思うかよ、あいつが……」
爆豪「だああああっ!!!」
爆豪はあぐらを描いて悔しがっていた。
プレゼントマイク「3位鉄哲……あれ?おい!!心操チーム!?いつの間に逆点してたんだよ!」
『心操君!ありがとう。』
心操「ご苦労様。」
尾白「っ……」
なつが微笑むのとは逆に、尾白は心操を睨んだ。
発目「よいしょっ…」
発目は緑谷のバックバッドを外している。
麗日「デク君?」
緑谷「あの…ごめん本当に……」
麗日は常闇を指差した。
常闇「お前の初撃から、轟は明らかな動揺を見せた。1000万を取るのが本意だったろうが……そううまくはいかないな。」
緑谷「ハッ……あっ……」
常闇「それでも一本、警戒が薄くなっていた頭の方を頂いておいた。緑谷。お前が追い込み生み出した、轟の隙だ。」
ダークシャドウは鉢巻きを加えて、グッと親指を立てていた。
プレゼントマイク「4位!緑谷チーム!!!」
緑谷「あああああ!!!!!!!」
緑谷は噴水のように涙を噴き上げた。
プレゼントマイク「以上の4組が、最終種目へ進出だ!!それじゃ、1時間ほど休憩挟んでから、午後の部だぜぇ!!じゃあな!!おいイレイザーヘッド。飯行こうぜ。」
相澤「寝る。」
鉄哲「何が起きたんだ…?いつの間にか0ポイントになって終わったぞ…」
塩崎「あの小さき方のポイント…汚らわしい取り方をしてしまった罰でしょうか……」
鉄哲「納得いかねぇ!!」
心操は、ふっと笑った。
尾白「月下…」
『ん?』
尾白「月下は、意識あったのか…?」
『うん。…最後は私の力をフルで使う為に、個性かけてもらったけど……』
尾白「そうか……」
尾白は、思い詰めた表情のまま、皆と食堂へ歩いていった。
そしてなつも向かおうとすると、爆豪が皆とは別方向に歩いていくのが見える。
……ちゃんと、話さなくちゃ………
なつはそう思い、爆豪の後を追いかけた。