Main story I
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生徒たちは雄叫びと皆緑谷の騎馬へと同時に走り出す。
緑谷「うっ」
鉄哲「実質1000万の争奪戦だぁ!」
葉隠「ハッハッハッ……緑谷君、頂くよ〜っ!」
砂藤口田耳郎は上半身裸の葉隠に顔を赤くし、目をそむける
常闇「いきなり襲来とはな…追われし者の定め。」
麗日「定め…!」
常闇「選択しろ緑谷!」
発目「選択…!」
緑谷「勿論!逃げの一手!」
鉄哲「させんなぁ!」
骨抜「ケッ」
骨抜は右足から個性を出し、緑谷の足場を柔らかくした。
麗日「何?これ!?」
緑谷「沈んでる…くっ…あの人の個性か」
鉄哲「よっしゃぁぁあああ!!」
常闇「くっ…」
麗日「あかん抜けへん!」
緑谷「麗日さん発目さん!顔避けて!」
2人が顔をよけると緑谷はスイッチを押し、背中のサポートアイテムで飛び立った。
鉄哲「飛んだ!?サポート科のか…追え!」
葉隠「耳郎ちゃん!」
耳郎「分かってる!」
耳郎は耳を使い、攻撃をするが黒影に阻まれた。
耳郎「常闇…!」
常闇「いいぞ、ダークシャドウ!常に俺たちの死角を見張れ!」
黒影「アイヨ!」
緑谷「凄いよかっこいい!僕らに足りなかった防御力……それを補って余りある全方位中距離防御……凄いや常闇君!」
常闇「選んだのはお前だ」
麗日「着地するよ!」
麗日の合図で、サポートアイテムで着地した。
……やっぱり狙われるのは出久君チームか…………出久君の所は、麗日さん以外を浮かして総重量は麗日さん+装備や衣類分のみで機動力を上げてるんだね……常闇君の防御も強い。……
『心操君!どうする!?』
心操「俺たちが動くのは最後だ。……それまでは、鉢巻を奪われても良い。出来るだけ目立たず、他チームの個性を見る。」
『オーケー。』
プレゼントマイク「さぁ!!まだ2分も経ってねぇが……早くも混戦混戦!各所で鉢巻き奪い合い!!1000万を狙わず2位~4位狙いってのも悪くねぇ!!」
峰田チームや、爆豪も続々と緑谷を攻撃している。
鉢巻を取られ、0ポイントとなったなつはうずうずしていた。
心操「焦ってるだろ?」
『うん……けど、心操君の力を信じてるから。ただ………』
“爆豪の眼中には、緑谷しかいない”……その言葉を、なつはのみこんだ。
そして、時間は刻々と過ぎてゆく。
プレゼント「やはり狙われまくる緑谷と猛追を仕掛けるA組の面々!共に実力者揃い!さぁ、各チームのポイントはどうなっているのか?7分経過した現在のランクをスクリーンに表示するぜ!」
画面にランキングが表示されると、会場はざわめいた。
「あれ?何か…」
プレゼントマイク「あら?ちょっと待てよこれ………」
1位 緑谷チーム 10000325 point
2位 物間チーム 1360 point
3位 鉄哲チーム 1125 point
4位 拳道チーム 685 point
5位 轟チーム 615 point
6位 麟チーム 125 point
他は0ポイントとなっている。
プレゼントマイク「A組緑谷以外パッとしねぇ……ってか……爆豪!!………あれ?!」
爆豪は物間に鉢巻きを取られていた。
爆豪「ぬくっ」
物間「単純なんだよ、A組。」
芦戸「やられた!」
爆豪「んだてめェコラ!!!返せ殺すぞ!」
爆豪が言うも、
物間「ミツドナイトが“第一種目”と言った時点で、予選階から極端に数を減らすとは考えにくいと思わない?」
爆豪「あ?」
物間「おおよその目安を40以内と仮定し、その順位以下にならないよう予選を走ってさ、後方から、ライバルになる者たちの個性や性格を観察させてもらった。
その場限りの優位に執着したって仕方ないだろう?」
爆豪「クラスぐるみか…」
物間「まあ全員の総意ってわけじゃないけど良い案だろ?」
回原「おい!来るぞ」
物間「にんじんぶら下げた馬みたいに」
爆豪「うっ…」
物間「かりそめの頂点を狙うよりさ。」
爆豪「くっ……」
物間「あっ!あとついでに君、有名人だよね?ヘドロ事件の被害者!今度参考に聞かせてよ。」
爆豪「ぐっ……」
爆豪は苛立ちで歯を食いしばっている。
物間「年に一度、ヴィランに襲われる気持ちってのをさ?」
その時、ブチっとキレる音がしたとかしないとか……
爆豪「切島………予定変更だ……」
切島「あ?……ええっ!?」
物間「ん?」
芦戸、瀬呂、切島はこれまで見たことないくらいにキレている爆豪をみてビクッとした。
爆豪「デクの前に……こいつら全員殺そう……!」
物間はニヤッと笑った。
……B組は、予選を捨てた長期スパンの策ってわけか……確かに、体育祭前からA組が食っていた空気を覆す事で、より強い印象を与えられるな…………
プレゼントマイク「さぁ!残り時間半分を切ったぞ!」
『心操君………誰を狙う?』
心操「そうだな。2位の物間チームだな。」
『それはやめた方が良い。』
心操「は?」
『爆豪君の性格上、物間チームの鉢巻きは全部強奪すると思うの。個性をかけても、彼はきっとその個性を破ってくる……
……轟チームは、頭のいい八百万さんがいる。それに、上鳴くんの広範囲攻撃もある……個性を掛けることさえ難しいと思うわ……
上位を狙えて、得点をかせぐなら、3位の鉄哲チームの方が良いと思う……』
心操「そうか。分かったよ。」
『私は残り僅かになれば、白眼で鉄哲君達を探す。その後は私に洗脳をかけて。その方が、ドーピングの制御なしで強い力を出せると思うから…』
なつの真剣な目をみて、心操は頷いた。
プレゼントマイク「いよいよ騎馬戦は後半戦に突入!予想だにしないB組優勢の中、果たして!1000万ポイントは!!!誰にこうべを垂れるのか!!?」