Main story I
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広場
脳無は相澤の腕を掴み、右腕を折った。
相澤「グワァァァっ!!」
死柄木「個性を消せる。素敵だけど、なんてことはないね。圧倒的な力の前では、つまり、ただの無個性だもの」
相澤が脳無を見ようとするも、今度は左手が折られる。
相澤「ぐぁ!!(小枝でも折るかのように…確かに個性は消した…つまり…素の力がこれか…オールマイト並みじゃねェか…)」
脳無は相澤の頭を鷲掴みにし、また何度も相澤の頭を地面に叩きつけた。
峰田は口を両手で押さえ、蛙吹は顔半分を水に沈めている。
峰田「綿谷ダメだ…さすがに考え改めただろ…?」
蛙吹「ケロ…」
緑谷「───っ!」
『先生を…治癒…しなくちゃ…』
峰田「オイ!馬鹿なこと言うな!」
『でも…!』
なつが陸に上がろうとしたとき、モヤが現れた。
黒霧「死柄木弔」
死柄木「黒霧、13号はやったのか?」
黒霧「行動不能には出来たものの、散らし損ねた生徒がおりまして…一名、逃げられました。」
死柄木「は?はぁ…」
死柄木は、イライラしながら自分の首をかく。
死柄木「黒霧…お前…!お前がワープゲートじゃなかったら、粉々にしたよ!」
ハッと思い出したように苛立ちはまたおさまった。
死柄木「流石に何十人ものプロ相手じゃ敵わない…ゲームオーバーだ。あーあ、今回はゲームオーバーだ。帰ろっか。」
峰田「…?帰る?カエルっつったのか今!?」
蛙吹「そう聞こえたわ」
峰田「やったよ!助かるんだオレたち!」
蛙吹「ええ、でも…」
バッ!と蛙吹に抱きつく峰田。
峰田は蛙吹の胸をギュッと掴んでいる。それに気づいた蛙吹は峰田を水に沈めた。
蛙吹「キミが悪いわ、緑谷ちゃん…」
緑谷「うん…これだけの事をしといて、あっさり引き下がるなんて…」
『ゲームオーバーって…何を考えてるの?……生身の…修正の効かない人を傷つけておいて…許せない…』
死柄木「あ、そうだ。帰る前に、平和の象徴としての矜持を少しでも、へし折って帰ろう」
目が合ったその瞬間、一瞬で死柄木はなつ達の前に現れた。
崩れる事を想像したが、蛙吹の顔に手をやるも、崩れない。
死柄木「チッ…本っ当、かっこいいぜ…イレイザーヘッド」
脳無に頭を持たれながらも、イレイザーヘッドは目を見開き、死柄木を見ていた。
そしてそのまま脳無に頭を上げられ、また地面に打ち付けられた。
『先生っ!!』
緑谷「(ヤバい…ヤバいヤバいヤバい!さっきの敵とは明らかに違う!蛙吹さん助けて、逃げなきゃ!)手っ離せぇ!」
死柄木「脳無」
緑谷が死柄木目掛けてデラウェアスマッシュを放つと、波が起こり、一瞬何が起こったかと思えば、脳無が攻撃を受け止めていた。
緑谷「え…(いつのまに…速っ…ていうか…効いて…ない…!?まさか…!)」
死柄木「いい動きをするなぁ。スマッシュって、オールマイトのフォロワーかい?まぁ、いいや君。」
なつは蛙吹から死柄木の手を払い除け、蛙吹は脳無に腕を掴まれている緑谷に舌を伸ばした。
なつと緑谷には脳無が、峰田と蛙吹には死柄木の手が当たりかけた時、ドカン!と扉が蹴破られた。
オールマイト「もう大丈夫。私が来た」
峰田「オールマイトー!」
蛙吹「ケロ…」
緑谷「オール…マイト…」
死柄木「あぁ…コンテニューだ」