Main story I
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訓練の翌日。
なつは爆豪には何も言わずに一人で登校した。
校門前には多くの人だかりができている。
記者「すみませーん!オールマイトについて何かお聞かせ願いますか!?」
『え……っと…何かって…』
爆豪「オイ!チビ!行くぞ」
『あっ……爆豪君………』
爆豪はなつの手を引いて記者の間から助け出した。
記者「オールマイトについて……って、あれ!?君、ヘドロの時の…!」
爆豪「やめろ」
記者から逃れられ、廊下で爆豪が手を離す。
『助けてくれてありがとう。』
爆豪「お前も何捕まっとんだ」
『そうだよね〜へへ…爆豪君はやっぱり昔から私のヒーローだね。』
爆豪「…チッ」
なつが微笑むと、爆豪は何か言いたげにして先に教室へと歩いて行った。
─────
教室
相澤「昨日の戦闘訓練、お疲れー。VTRと成績見させてもらった。爆豪」
爆豪「!」
相澤「おまえもうガキみてえなマネするな。能力あるんだから。」
爆豪「わかってる…」
爆豪は昨日を思い出し、悔しそうにしている。
相澤「で、緑谷はまた腕ブッ壊して一件落着か。」
緑谷「…」
相澤「“個性”の制御いつまでも“出来ないから仕方ない”じゃ通させねえぞ。俺は同じ事言うのが嫌いだ。それさえクリアすればやれることは多い。焦れよ緑谷。」
緑谷「っはい!」
相澤「HRの本題だ…急で悪いが、今日は君らに…」
((((((また臨時テスト…!?))))))
相澤「学級委員長を決めてもらう。」
((((((学校っぽいの来たー!))))))
切島「委員長!やりたいですソレ俺!」
上鳴「俺も!」
耳郎「ウチもやりたいっス」
青山「僕のためにあるヤツ!」
芦戸「リーダーやるやるー!」
峰田「オイラのマニラエストは女子全員膝上30センチ!」
爆豪「俺にやらせろー!俺にー!」
『(私はいいかな…ならなくて…)』
普通科なら雑務って感じで、こんなことにならないと思うけど…ここヒーロー科では集団を導くっていう…トップヒーローの素地を鍛えられる役。クラス全員が手を上げていた。
緑谷もこっそりと手を上げている。
飯田「静粛にしたまえ!!」
「「ん?」」
飯田「多をけん引する責任重大な仕事だぞ…!やりたい者がやれるモノではないだろう!周囲からの信頼あってこそ務まる聖務…!民主主義に則り真のリーダーを皆で決めるというのなら…これは投票で決めるべき議案!!」
そういう飯田も手をあげていた。
「「「腕そびえ立ってんじゃねーか!!」」」
上鳴「何故 発案した?」
蛙吹「日も浅いのに、信頼もクソもないわ飯田ちゃん。」
切島「そんなん皆、自分に入れらぁ!」
飯田「だからこそ、ここで複数票を獲った者こそが、真にふさわしい人間という事にならないか!どうでしょうか!?先生!」
相澤「時間内に決めりゃ何でも良いよ。」
飯田「ありがとうございます!」
相澤は寝袋に入って寝た。
皆が紙に各自名前を書いていく。
…他を牽引か…私は個性的にもあまり前には出ないし、委員長に一番相応しそうな人…飯田君かな…
飯田天哉 と名前を書き、投票ボックスへ入れた。
緑谷「僕三票!?」
爆豪「なんでデクに!誰がぁ!?」
瀬呂「まぁ、おめぇに入るよか分かるけどな」
爆豪「何だとコラ醤油顔!?」
麗日「(爆豪くんにバレたら恐いな…)」
飯田「一票…!!いったい誰が俺に清き一票を…!!」
八百万「他に入れたのね……」
砂糖「おまえもやりたがってたのに...何がしたいんだ飯田…」
轟「…」
相澤「じゃあ委員長は緑谷。副委員は八百万だ。」
緑谷「ママママジでマジでか…!」
八百万「うーん…悔しい…」
蛙吹「良いんじゃないかしら。」
切島「緑谷、なんだかんだでアツいしな!」
上鳴「八百万は講評の時のんがカッコよかったし!」
こえして朝礼は終わり、午前の授業が始まった。