Main story Ⅲ
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夜、皆が寝静まった頃なつは白眼で爆豪たちを見ていた。
二人はグラウンドβへと入っていく。
なつは後を追うようにグラウンドβの中へと入って行った。
BOOOM!!
『!!』
…これは勝己の…なんで二人が戦って……
爆豪「逃げんな!!戦え!」
『勝己…やめて…』
辛そうな爆豪の表情に、なつの目から涙が伝った。
爆豪「(同じ人に憧れたのに…!!)」
──言っとくけど、自尊心ってのは大事なもんだ。君は間違いなくプロになれる能力を持っている!
君が苛立っている原因は分かるよ。緑谷少年の急成長だろ?…でもさ、レベル1の力と、レベル50の力、成長速度が同じバスないだろう?───
爆豪「(何で…)」
緑谷が爆豪の左肩を掴むと、爆豪は緑谷の顎に下から蹴りを喰らわした。
緑谷「ぐあっ!」
爆豪「(なんで…!)」
今度は両手で緑谷の足を掴み爆発させようとするも、緑谷はバク転して爆豪の足を弾き防ぐ。
爆豪「なんで…!!」
爆豪は弾かれた時爆発を起こしてしまい、反動で後ろに尻餅をついた。
爆豪「ぐっ…」
緑谷「ハッ!!だ…大丈夫!?」
緑谷が手を伸ばすも、爆豪は手を振り払った。
爆豪「俺を心配すんじゃねェ!!戦えよ…!!何なんだよ!何で!何でずっと後ろにいた奴の背中を追うようになっちまった……!クソザコのてめェが力をつけて…オールマイトに認められて…強くなってんのに…!!」
爆豪は苦しそうに、辛そうに言うと、苦しそうに顔を上げた。
爆豪「なのに何で俺はっ俺は…オールマイトを終わらせちまってんだ…!?」
緑谷「!!」
『っ…!!』
爆豪「俺が強くて…敵に攫われなんかしなけりゃ、あんな事になってなかった……!!オールマイトが秘密にしようとしてた……。誰にも言えなかった…!考えねえようにしてても…フとした瞬間湧いて来やがる!どうすりゃいいかわかんねんだよ!!」
爆豪は悔しそうに涙を流している。
なつは爆豪がどれだけ抱え込んでいたかを目の当たりにし、涙が止まらなかった。
……勝己は…ずっと...抱え込んで…ずっと…悩んでたんだ…考えてたんだ…この戦いに意味なんてないかもしれない。
勝ちにも敗けにも意味はないのかもしれない。それでも、私はこの戦いを止めることなんてできない…
勝己の今の気持ちを受け止められるのは…出久君しかいない……
その時、なつの肩に手が置かれ振り返るとオールマイトが立っていた。
『先生…』
オールマイト「月下少女。辛かったね。君はもう寮に戻りなさい。」
『だめ…この戦いは…辛いけど……目を逸らさないです……同じ幼馴染として、二人をよく知ってるのにずっと仲裁出来なかった…こうなってしまったのは私のせいでもあるから…』
なつが涙を流しながら言うと、オールマイトは静かに手を下した。
そして爆豪はまたゆっくりと歩き、走り出す。
爆豪「ううっ!!」
緑谷は向かってきた爆豪の顔面左側にスマッシュで蹴りを繰り出す。
緑谷「…丁度いい…シュートスタイルが君に通用するかどうか…やるなら…全力だ。サンドバッグになるつもりはないぞ、かっちゃん!」
爆豪はすぐにジャンプし、緑谷を上から攻撃する。
BOOOM
緑谷「上!!」
バフっBOOOM!!
緑谷「っぶなっ…!」
爆豪「(考えさせるな!)」
緑谷「(着地までに距離を詰められるマズイ!手を弾いて)」
爆豪が勢いよく緑谷に距離を詰め、足を掴もうとするも緑谷は間一髪それを避けた。
爆豪「ううっ!!」
そして爆豪はすぐに緑谷の背後に回り込む。
緑谷「なっ!!」
爆豪「うらぁぁあ!!!」
爆豪のパンチが緑谷の脇腹に入った。
緑谷「うっ…うあっ!」
緑谷はガードレールに背中を衝突させる。
緑谷「ううっ…」
行き着く間もなくまたすぐに爆豪が爆発音をきかせ飛んでき、攻撃される。
爆豪は緑谷の左腕を右手で掴むと緑谷を投げた。
緑谷「…(息つく間もない!)」
爆豪は緑谷を投げた反動でガードレールにぶつかる。
爆豪「くうううっ…くっ…っつう…」
緑谷は地面に投げられ転がった。
緑谷「がはっ…!!…だっ…うう…(動きを予測して行動を決める僕のやり方じゃ間に合わない!見てから働ける反応の速さ…!以前より確実に磨きがかかってる…!)」
緑谷「当たり前だけど…強くなってる!」
爆豪「何笑ってんだぁ!?」
BOOOM!
緑谷が立ち上がり笑うと、爆豪はまた緑谷を爆発で飛ばした。
爆豪「サンドバッグにゃならねんじゃねえのかよ!」
緑谷「ぐっ…!ならない!」
爆豪「どうせまた何か企んでんな!」
爆豪は向かってきた緑谷をスタングレネードで目眩しをすると、緑谷の左頬を殴った。
爆豪「そういうのが気色悪かったんだ!」
そしてまた爆発を喰らわし、緑谷は中に飛ばされる。
爆豪「何考えてるかわからねえ…」
緑谷「ゲホッ」
爆豪「どんだけぶっ叩いても張りついて来やがって!いつもなつに庇われて…何もねえ野郎だったくせに!俯瞰したような目で!!見てきやがって!」
緑谷「ハッ!!」
緑谷は着地をする。
爆豪「まるで…全部見下ろしてるような…本気で俺を追い抜いて行くつもりのその態度が…いつかアイツまで……なつまで取られんじゃねェかって………てめェのその態度が…目障りなんだよ!!!」
…勝己は、そんなふうに…
緑谷「そ…そんな風に思ってたのか…」
緑谷は冷静になり、俯いた。
