Main story Ⅲ
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1-AのALLIANCE
A組生徒達は共有スペースに集まっていた。
芦戸「明日からフツーの授業だねえ!」
八百万「ヒーローに休息はありませんわっ。」
砂糖「しっかし、色々ありすぎたなぁ。」
常闇「一生忘れられない夏。」
蛙吹と麗日は口田のうさぎを眺めている。
蛙吹「可愛いわぁ。」
麗日「可愛い!」
なつは携帯を眺めてソワソワしている緑谷に声をかけるため近づいた。
緑谷「(オールマイト、メール見てくれたかなあ?)」
『いず…』
爆豪「おい!」
緑谷がメールを見ていると、爆豪から声がかかり緑谷はビクッとした。
爆豪「後で表出ろ。てめェの個性の話だ。」
緑谷「あっ…!!かっ……ちゃん…」
通り過ぎる時爆豪から言われ、緑谷は不安そうに振り向く。
聞いてしまったなつは、二人の不穏な雰囲気をじっと見ていた。
──────
夜、皆が寝静まった頃爆豪と緑谷は外を出歩いていた。
緑谷「かっちゃん…どこまで行くんだよ。マズイよこんな夜中に出歩いて…」
爆豪は無視して歩き続ける。
緑谷「ねぇ…」
爆豪「………」
爆豪が足を止めたのはグラウンドβ。
緑谷「ここって…グラウンドβ…」
爆豪「初めての戦闘訓練で、てめェと戦って負けた場所だ。」
緑谷「!!」
爆豪「ずっと、気色悪かったんだよ…」
緑谷「(なんとなく…わかってた…)」
爆豪「無個性で出来損ないのハズのてめェが…どういうわけだか雄英合格して、どういうわけだか個性発現しててよォ…」
爆豪は静かに言う。
爆豪「わけのわかんねぇ奴が、わけわかんねェ事吐き捨てて…自分一人納得した面してどんどんどんどん登って来やがる。ヘドロん時から…いや…オールマイトが街にやって来たあの時から…どんどんどんどん…しまいにゃ仮免。てめェは受かって俺は落ちた。なんだこりゃあ?なぁ?」
緑谷「それは実力ってよりも…」
爆豪「黙って聞いてろクソカスが!!」
緑谷「あっ…ごめん…!!!」
爆豪「ずっと気色悪くて、ムカツイてたぜ。けどなァ、神野の一件でなんとなく察しがついた。」
緑谷「(きた…)」
ずっと緑谷に背を向けていた爆豪は、緑谷の方を向いた。
爆豪「ずっと考えてた。オールマイトから貰ったんだろ。その力。」
緑谷「!!」
爆豪「ヴィランのボス野郎…
あいつは人の個性をパクって使ったり与えたりするそうだ。信じらんねえが、ネコババアの一人が個性の消失で、活動中止したこと。オールマイトと会って、てめェが変わって、オールマイトは力を失った…オールマイトがボス野郎に勝った後に言ったあの言葉…あの時、てめェだけが違う受け取り方をした。
脳無とかいうカス共の個性複数持ちから考えて…信憑性は高え。
それに…オールマイトとボス野郎には、面識があった。個性の移動っつーのが現実で、オールマイトはそいつと関わりがあって…てめェの人から授かったっつー発言と結びついた。」
緑谷「んっ…」
爆豪は真剣に緑谷を見据える。
爆豪「その事をオールマイトに聞いた。けど、答えちゃくんなかった。だからてめェに聞く。」
緑谷「…」
爆豪「否定しねょってこたァ…そういうことだな。クソが…」
緑谷「(個性の話と言われた時…もうわかってた。
言いつけを守らなかった報いだった…)聞いて…どうするの?」
爆豪「………。てめェも俺も…オールマイトに
憧れた…なァ、そうなんだよ。ずっと石コロだと思ってた奴がさぁ、知らん間に憧れた人間に認められて…だからよォ…戦えや。ここで、今。」
緑谷は、両手を前に出し必死に話す。
緑谷「何でっ…ええ!?待ってよ、何でそうなるの!?いや…マズいって…ここにいる事自体ダメなんだし…!せめて…戦うっても自主練とかで……トッ……トレーニング室借りてやるべきだよ…!今じゃなきゃダメな理由もないでしょ!?」
爆豪「本気でやると止められんだろーが…」
緑谷「ハッ…」
爆豪の小さな声に緑谷はハッとした。
爆豪「てめェの何がオールマイトにそこまでさせたのか、確かめさせろ。てめェの憧れの方が正しいってンなら、じゃあ俺の憧れは間違ってたのかよ…」
緑谷「!!…かっちゃん…」
爆豪は真顔で言うと、少し不安そうに眉間に皺を寄せた。
