Main story Ⅲ
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夜嵐「!!」
轟「!!」
真堂を庇ったなつと緑谷に言われ、二人は正気に戻った。
轟「(風を使う個性...!!ハッ、そうだ...引っかかってた。あいつだ確かに…!何ですぐ思い出せなかった…!?こんなうるせえ奴を!…見てなかったんだな。本当に……奴を否定する為に…それだけだったから…ウヤムヤにしたまま…過ごしてきた…ここで来るかよ……過去も…血も……忘れたままじゃ、いられねえんだな…)」
ギャングオルカ「とりあえず…邪魔な風だ。」
夜嵐「うっ…しまった…!!」
ギャングオルカの超音波攻撃は夜嵐に直撃した。
夜嵐「うわぁぁぁ…!!」
サイドキック「着弾!社長と我々の連携プレーよ!」
サイドキック「受験者全員ガチゴチに固めてやる!!」
夜嵐「ぐっ…マズい…コントロールが……!」
轟「おい…!うっ…」
落ちていく夜嵐を気にしていると、轟はギャングオルカに首を掴まれ、間近で超音波をくらった。
ギャングオルカ「自業自得だ!」
轟「うあっ…」
夜嵐「うっ……」
轟「ぐっ…うう…」
地面に落ちた夜嵐から、まだ風が吹いている。
ギャングオルカ「(距離があったせいで、効きが薄いな…)」
サイドキック「社長がキンキンしてる間に避難の方をグッチャにすんべ。」
サイドキック達は救護所の方へ走って行った。
轟「くそッ」
夜嵐「チックショウ…」
───何を…してんのよ!───
轟・夜嵐「本っ当だよ」
夜嵐「(嫌だったモノに自分がなっていたよ!!)」
轟「(俺のしてきた事がこの事態を招いた…俺が…)」
轟・夜嵐「(取り返さねぇと…!)」
芦戸「やばい!突破されてる!こっち来る!」
『ベアードウォール!!』
なつは自分の後ろに大きな壁を作った。
緑谷「(なつちゃんがベアードウォールで壁を作ってくれた…!けど、距離的に僕が戦線つくらないとマズイ!)」
緑谷が戦線に出ようとすると、真堂が緑谷を押し除け、地面に手を置いた。
真堂「どいてろ!」
サイドキック「「わあぁぁ!!」」
サイドキック達の足元は地面が割れて足止めを喰らう。
緑谷「真堂さん!オルカの超音波で動けないんじゃ!」
真堂「…まァちょっと、だいぶ末端しびれてるよね…音波も振動…こちとら、個性の反動で毎日のように脳みそ揺れてんだ…多少の耐性はついてんのさ…」
なつは真堂の背中に手を当て、治癒を始めた。
真堂は辛そうに言うと、目をギロっとさせた。
真堂「つか、そんな感じで!騙し討ち狙ってたんだよね!?それをあの1年2人がよぉ!」
緑谷「(キャラが…)」
『(真堂さん、爽やかなキャラはどこに…)』
真堂「足は止めたぞ!奴らを行動不能にしろ!手分けして残りの傷病者を避難させるんだ!」
緑谷「はい!」
『了解です!』
ギャングオルカ「さて…風使いを仕留めて、あちらに加勢に行くか。」
轟「(無駄に張り合って…相性最悪 連携ゼロ…こんなんで、トップヒーローにかなう訳がねぇ...もしお前も、そう思ってんなら…)」
轟は倒れながら夜嵐を見た。
─ 熱で風が浮くんだよ!!─
轟「(したから…救い取れ!)」
夜嵐「(痺れて力が入らない…!…しっかし、やるっきゃない!)」
ギャングオルカ「おっ…」
轟「(炎と…)」
夜嵐「(風で…)」
轟・夜嵐「(閉じ込めろ!)」
ギャングオルカは、轟と夜嵐によって炎に閉じ込められた。
ギャングオルカ「(体は動かせずとも…威力制度は減退しているが、麻痺の効きが十分ではなかった…かろうじて個性をコントロールできている。一方で、完全に動けない轟は炎をくべることで夜嵐の威力をカバー…先ほどまでの愚行が消えるわけではない…。だが…いいじゃないか…雨降って地固まる。過ちに気付き取り返さんとする。そういう足掻きは
、嫌いじゃない。)」
サイドキック「おい、後ろ!」
サイドキック「社長が炎の渦で閉じ込められた!」
サイドキック「マズくないか!?」
サイドキック「シャチっぽい社長は乾燥にめっぽう弱い!!」
サイドキック「風はいい!炎を止めろ!!」
サイドキックが攻撃をするも、轟は氷結で攻撃をガードする。
サイドキック「何!?」
サイドキック「轟、左右で2つの…」
轟「(左右の同時発動…まだ練習足りねえな。動きが鈍る…動けねえなら……関係ねえや…)」
サイドキック「ヘルプに戻るか!?」
サイドキック「いや待て!」
その時、緑谷が現れた。
緑谷「スマッシュ!!(ヴィランを制圧!)」
サイドキック「撃て撃て!!」
サイドキックの腕に尾白の尻尾が絡みつく。
尾白「借りる。はぁっ!うっふっ!」
尾白は素早く攻撃すると、緑谷の隣に立った。
緑谷「尾白君!」
尾白「怪我人の避難済んだって。すぐに何人か加勢来るぞ!」
目良「スタンバイしたフックの救出…それ自体は
あと3名程で全て完了…その時点でこの試験を終わらせます。最後の一踏んばり頑張って。(もうすぐ寝れる…!)」
目良は天井を仰いだ。
芦戸「尾白!緑谷!」
常闇「加勢する!」
サイドキック「一斉掃射だ!全員かためたれ!
!!」
蛙吹「ケロッ!」
蛙吹は保護色で地面に紛れ、舌でサイドキック達を倒す。
緑谷「蛙吹っ…梅雨ちゃん!いつの間にそこに!?」
蛙吹「カエルっぽさを磨いて、ようやく実戦レベルに達したの。保護色。私の新技よ!」
尾白「蛙吹!救助の捜索は!?もう済んだのか!」
蛙吹「だいたいね!ケロっ…危ない!」
尾白の後ろにサイドキック達が一斉突撃に来ると、大量の毛がそれらを排除した。
尾白「士傑高校…!」
毛原「イナサを向かわせたハズだが…まだこんなに残っているとは…士傑の名折れよ!!」
尾白「強い…」
蛙吹「ええ…」
常闇「俺たちも行くぞ!」
蛙吹「ケロッ」
ギャングオルカ「炎と風の熱風牢獄か…良いアイデアだ…並のヴィランだあれば諦め、泣いて許しを請うだろう。ただ、そうでなかった場合は?撃った時には既に次の手を講じておくものだ。」
轟「ぐうぅ…」
夜嵐「ぐっ…」
動けなくなっている二人をよそに、ギャングオルカは熱風牢獄をといた。
ギャングオルカ「…で、次は?」
轟「(ねぇよ…)」
夜嵐「うっ…ぐぅぅっ…」
緑谷・月下「『二人から離れてください!』」
なつは髪で轟と夜嵐をガードし、緑谷はギャングオルカに攻撃を喰らわす。
ギャングオルカ「月下と緑谷か…」
夜嵐「あっ…」
轟「(お前らは…どこまでも…)」
その時、終了のサイレンが鳴った。
目良「えぇ、ただいまをもちまして配置された全てのフックが危険地区より救助されました。」
爆豪はズカズカ歩いている。
上鳴は女性フックを横抱きにし、切島は赤子フックをおんぶしている。
上鳴「えっ、今!?」
切島「俺らじゃん。」
目良「まことに勝手ではございますが、これにて仮免試験全行程終了となります。」
緑谷「終わった…?」
皆はしずまり、アナウンスを聞いている。
目良「集計の後、この場で合否の発表を行います。怪我をされた方は医務室へ。他の方は着替えてしばし待機でお願いします。」
サイドキック「社長、すみません。仕事できませんでした…」
サイドキック「やっぱ拘束用プロテクターはうご動き辛いですね…」
ギャングオルカ「(いやプロテクターがなかったとしても…あの炎の渦はそれ程に見事だった。それに、乾燥によるダメージからの緑谷と月下の奇襲…試験が長引いていれば…あるいは…)フッ」
ギャングオルカは静かに笑った。
