Main story Ⅲ
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雄英高校ヒーロー科A組は国立多古場競技場にてヒーロー仮免許取得試験に挑んでいた。
目良「えー、一次先行を通過した100名の皆さん、これご覧下さい。」
画面はフィールドが映し出される。
緑谷「フィールドだ…」
『なんだろ…』
その瞬間、街は爆発によって破壊された。
(((………何故!?)))
緑谷「(こ、これは…)」
目良「次の試験でラストになります。皆さんにはこれからこの被災現場で、バイスタンダーとして救助演習を行ってもらいます。」
緑谷「救助…..」
峰田・上鳴「パイスライダー…?」
『バイスタンダー。現場に居合わせた人のことだよ。授業でやったよ?』
八百万「一般市民を指す意味でも使われたりしますわ…」
なつと八百万が峰田達に言うも目良の説明は続く。
目良「一次先行を通過した皆さんには仮免許を取得した者と仮定し、どれだけ適切な救助を行えるか試させて頂きます。」
緑谷「救助…」
モニターには爆破された仮免試験会場が映し出され、人が侵入していた。
障子「んっ…人がいる…」
砂藤「え……あァ!あアア!?老人に子ども!?」
峰田「危ねえ何やってんだI?」
目良「彼らは、あらゆる訓練において今引っ張りダコの要救助者のプロ!!“HELP・US・COMPAZY”略してHUKの皆さんです。」
瀬呂「要救助者のプロ!?」
蛙吹「色んなお仕事あるのね」
尾白「ヒーロー人気のこの現代に即した仕事かもね。」
目良「フックの皆さんは傷病者に扮して被災現場の全域にスタンバイ中。皆さんにはこれから彼らの救出を行ってもらいます。なお、今回は皆さんの救出活動をポイントで採点していき、液習終了時に基準値を越えていれば合格とします。10分後に始めますのでトイレなど済ましといて下さいね……」
─────
皆が各々に動いていると、耳郎がなつの肩を叩いた。
耳郎「ねぇ、なつさ…爆豪となんかあった?」
『えっ…ど、どうして?』
耳郎「うーん…なつが前より爆豪に話に行かないなぁって思ってさ。」
『そうかな…』
耳郎「距離とってる感じがしたんだけど…気のせいだったらごめん。」
耳郎はバツが悪そうに言うと、なつは首を横に振った。
…確かに、最近勝己の事意識しすぎてるけど…それに、あの部屋での言葉がループして…恥ずかしすぎて顔が見られなくて…
なつはチラッと爆豪を見ると、爆豪と目が合い、また顔を逸らした。
顔は赤く染まっている。
『…響香の言う通りかも…』
耳郎「なつ…」
『勝己がカッコ良すぎて今までどう接してたか分かんない…』
耳郎「ブハッ…それ好き避けじゃん。それで今日もひとりで行動してたの?」
顔を赤くして言うなつに、耳郎は安心して笑った。
『ううん。一人で行動してたのは、自分の今の実力がどれ程か確かめたくて…勝己の隣を歩くためには、人に委ねず自ら考えて行動する力が必要だから…みんなが居ると、頼っちゃうからね。』
耳郎「私からしてみると、なつはもう爆豪の隣歩けると思うけどなぁ。今回だって、2位通過だしさ?判断力がないと、偶然でもそんな上位通過できないじゃん?」
耳郎はなつの背中をポンっと押した。
耳郎「まぁ、好き避けもいいけど見ててもどかしいから話しといで!」
『えっ…わぁっ…!!』
耳郎の力が予想以上に強かったのか、なつは爆豪にぶつかった。
爆豪は驚いてなつをみると、なつは体制を直し前髪を整えた。
爆豪「…何しとんだ。」
『あっ…ごめん…』
爆豪「…そのアザ、どうした。」
『えっ?アザ?』
指を刺され見てみると、左胸の谷間の部分に星のマークがうっすらとできていた。
『ホントだ…』
…そういえば、お母さんの舌にも星マーク……ってことは……
『個性の蓄積が上手くいってるって事なのかな…』
爆豪「額に貯めてたんじゃねェのか?」
『…そのつもりだったんだけど……
……勝己にドキドキしすぎて胸に集中しちゃってたのかも……
』
なつの言葉に爆豪は固まり、目を見開いた。
『……!!あっ、今のは違くって…えっと…かっ、勝己も胸なんて見るんだね!!』
なつは顔を赤くしてサッと胸を隠した。
爆豪「アァ!?違ェワ!!てめェがぶつかって見せてきたんだろォが!!露出もっと抑えろヤ!!」
『そ、そうだよね!峰田君じゃあるまいし…勝己はそんなの興味ないもんね!?』
爆豪「───」
『えっ、何聞こえない…』
爆豪は舌打ちをすると、目を釣り上げてなつをみた。
爆豪「ウッセェなぁ!!今後も特訓付き合ってやるつってんだよ!!俺と居るとソコに集中できんだろ!?」
『いやっ、だからそれはそうだけど…じゃなくて…』
切島「月下!さっき梅雨ちゃんが言ってたけど、2位通過だったんだな!」
『えっ、あ…うんっ。』
切島「…?つか爆豪も月下も顔赤くね?邪魔したか?」
爆豪「してねェワ!!」
爆豪がそう言うと、顔を逸らしたまま呟いた。
爆豪「2位通過なんか。」
切島「スゲェよな!オレらも負けてらんねェぜ!なぁ、爆豪!」
爆豪「……。」
爆豪の顔が何か考えているような雰囲気で、なつは気まずそうに見ていた。
─────────
切島「おっ…土傑こっち来てんぞ。」
爆豪「ん?」
切島の声になつと爆豪が見ると士傑生がゾロゾロ歩いてきた。
毛原「爆豪くんよ」
爆豪「あ?」
毛原「肉倉…糸目の男が君のとこに来なかった?」
『糸目?』
爆豪「ん…」
切島「(毛、すげぇ…)」
爆豪「あぁ…ノした。」
爆豪が少し考えて答えると、毛原は呆れたような声を出した。
毛原「やはり…」
切島「えっ…」
毛原「色々無礼を働いたと思う。気を悪くしたろう。あれは自分の価値基準を押しつける節があってね…何かと有名な君を見て、暴走してしまった。雄英とは良い関係を築き上げていきたい。すまなかったね。」
毛原が言うも爆豪は反応しない。
毛原「それでは」
轟「おい、坊主の奴。」
去っていく士傑高校生の背中に轟が話しかけると、夜嵐は足を止めた。
轟「俺、なにかしたか?」
夜嵐「…ほほう?」
夜嵐の雰囲気がガッと変わる。
夜嵐「いやァ、申し訳ないっスけど…エンデヴァーの息子さん。」
轟「んっ…」
夜嵐「俺はあんたらが嫌いだ。あの時よりいくらか雰囲気変わったみたいスけど、あんたの目はエンデヴァーと同じっス。」
轟「!!」
毛原「夜嵐どうした?」
夜嵐「何でもないっス!!」
毛原の声に、夜嵐はいつもの雰囲気で応える。
轟「(親父の…目?)」
緑谷「轟くん…?」
現見「じゃあね〜。」
緑谷「あっ、は…はい。」
緑谷が応えると、ヌッと上鳴と峰田が現れる。
上鳴は怒りを露わにし、峰田は涙を流していた。
上鳴「は…はいじゃねえんだよ。」
峰田「この色狂いが…!」
緑谷「だから違うってば…!超怖いんだよあの人…!」
八百万「もう…みっともないですわよ!?試験前に何をなさってるのですか!」
峰田「だってよぉ…!!」
八百万「皆さんちゃんと集中してください…」
騒ぐ峰田たちに八百万が注意している中、なつは去っていく夜嵐の背中をじっと見つめた。
『夜嵐君、さっき話した時とてもいい人だったのに…(あんな敵意に満ちた目……)どうしたんだろ…』
爆豪「…ぁ?」
『夜…』
ジリリリリ!!!
なつが夜嵐を追いかけようとすると、警報が鳴った。
轟「んっ…」
