Main story Ⅲ
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なつがビル街を歩いていると、急な地震が起こった。
揺れてる…地震…?……いや、誰かの個性かな…
白眼で震源地を見ようとすると、多くの学生がビルの間に屯っていた。
「何で個性なの…」
「どこの学校だ…」
「ボヤッとすんな!敵が近くに居るんだぞ!」
多くの受験生が話す中、ビルの上に何やら人が立っている。
…あれは…
目良「さて、そろそろ通過者の1人や2人…出てきても、いいんじゃないでしょうか?」
ビルの隙間には、緩やかに風が吹く。
なつはとっさに自らを髪で守り、白眼で外の様子を見る。
「あっ…風?」
「あっ、ちょ…」
風は瞬く間に強くなり、強風によって試験生達のボールは天高く巻き上げられていった。
「ボールが!」
「えっ!?」
「ボールだけが巻き上げられていく!」
その元には、片手を上げた夜嵐が居る。
夜嵐「俺、ヒーローって熱血だと思うんです。皆さんの戦い、熱いっす!俺、熱いの好きっす!」
「士傑高校、1人かよ!」
「何言ってるんだ?わかるけど…」
「待て!ボール取られた俺たち何も…!」
夜嵐「この熱い戦い、俺も交ぜてください!よろしくお願いしまーす!!」
夜嵐が頭と同時に手を下げると、ボールは勢いよく受験生達に降りかかった。
ビル下では、受験生達の悲鳴が聞こえてくる。
受験生達は風圧で倒れていった。
目良「あっ、ようやく1人目の通過者…うおっ!!だ…脱落者120名…1人で120名を脱落させた通過した…!」
夜嵐は深呼吸をした。
夜嵐「ヤッタァ!勝てた!」
目良「ええ…さて、ちょっとびっくりして目が覚めてまいりました。ここからどんどん来そうです。皆さん、早めに頑張ってくださーい!」
風が止み、なつは防御を解除すると倒れ込んだ生徒達の中を歩いていた。
『あらら…私も戦いたかったんだけどな…』
白眼で3つ目のターゲットが光ってない生徒を探し、ボールを当てる。
「辞めて…私たちは今年絶対取らないといけないの…!」
『ごめんなさい、私もです。』
…結局、何もできなかったなぁ…こそこそ隠れて、弱ったところを狙いに行くってあんまり良い方法じゃないよなぁ…
なつが歩いていると、ターゲットが3つ光り、ピピッっと音を鳴らした。
「通過者は控室へ移動して下さい。はよ。」
『あっ、これが知らせてくれるんだ。凄い、ハイテク…』
ANTEROOMに入ると、夜嵐が笑顔で振り向いた。
夜嵐「雄英の!」
『月下なつです。夜嵐イナサ君だよね?試験前頭から血を出してた…あれ、大丈夫?』
夜嵐「大丈夫ッス!心配してくれてたんスか!?」
『そりゃあ、血を見たら心配になるよ。』
夜嵐「ありがとうございます!」
『わわわっ!また血が…』
お礼と同時に頭を床にまで深く下げ、血を流している。
なつはとっさに頭の手当てをした。
夜嵐「このくらい大丈夫っスよ!それにしても、通過早いっスね!」
『それをいうなら夜嵐君だよ。凄かったね、あの風!』
夜嵐「あの場に居たんスか?」
『うん。戦おうかなって思ってたら、夜嵐君の個性がすごくてガードしてたの。おかげで、夜嵐君の取り損ねた人たちのポイントゲットしたんだ。夜嵐君がみんなを倒してたから、私の通過が2番なのは運が良かっただけだよ。』
自分で話していても、戦えて自ら獲得した得点ではないと思い、虚しくなっていく。
だがそれを見せないように言うと、夜嵐は勢いよく首を横に振った。
夜嵐「そんな事ないっスよ!自分全力で個性使ったっス!それを防御できるって相当の力っス!」
『そっか…防御できたのもちゃんと成長してるって事なのか…』
夜嵐「そうっスよ!」
『夜嵐君と話してると元気出てきたよ。ありがとう。』
夜嵐「それなら良かったっス!」
それから少し話し、3人目の通過者が控室に入った所で、なつは夜嵐と離れた。
