Main story Ⅲ
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会場内は人で溢れかえっており、画面にはヒーロー仮免許資格取得試験会場と書かれている。
緑谷「多いな…」
麗日「多いね…」
目良「えー…ではアレ…仮免のやつをやります。ああ…僕……ヒーロー考案委員の目良です。好きな睡眠はノンレム睡眠。よろしく…」
教団には、ものすごくテンションの低い人が立っていた。
目良「仕事が忙しくてろくに寝れない…人手が足りてない…眠たい……そんな信条の下、ご説明させていただきまーす…」
目良は頭を抱えている。
『相当ハードワークなんだね…』
緑谷「う、うん(疲れ一切隠さないな、大丈夫か?この人…)」
目良「仮免のやつの内容ですが…ずばり、この場にいる受験者1540人…一斉に勝ち抜けの演習を行ってもらいます。」
瀬呂「マジか…随分ざっくりだなぁ…」
目良「現代はヒーロー飽和社会といわれ、ステイン逮捕以降ヒーローの在り方に疑問を呈する向きも少なくありません。」
緑谷「ヒーローとは見返りを求めてはならない。自己犠牲の果てに得うる称号でなければならない。ヒーロー殺しの主張…」
目良「まぁ一個人としては、動機がどうであれ、命懸けで人助けしている人間に“何も求めるな”は現代社会において、無慈悲な話だと思うわけですが…ああ、とにかく対価にしろ義勇にしろ、多くのヒーローが救助ヴィラン退治に切磋琢磨して来た結果、事件発生から解決に至るまでの時間は今引くくらい迅速になってます。君たちは仮免許を取得し、いよいよその激流の中に身を投じる。そのスピードについていけない者。はっきり言って厳しい…よって試されるはスピード。」
目良がやっとで顔を上げて言うと、画面が“一次試験通過者100名”と切り替わる。
その瞬間、会場がざわめいた。
目良善「条件達成者先着100名を通過とします。」
『100名…』
八百屋「受験者は全員で1540人…合格者は5割だと聞いてましたのに…」
蛙吹「つまり、合格者は1割を切る人数ということね。」
耳郎「ますます緊張してきた!」
目良「まぁ、社会で色々あったんで…運がアレだと思って、アレしてください。…で、その条件というのがこれです。」
目良は手にボールと何かを持った。
目良「受験者は、このターゲットを三つ、体の好きな場所…ただし、常に晒されている場所に取り付けてください。足裏や脇などはダメです。そしてこのボールを六つ携帯します。ターゲットはこのボールが当たった場所のみ発光する仕組みで、三つ発光した時点で脱落とします。3つ目のターゲットにボールを当てた人が倒したこととします。そして2人倒した者から勝ち抜きです。ルールは以上。」
緑谷「(入学試験と似てる…いや、対人と対ロボじゃまるで話が違う…ボールの所持数は合格ラインピッタリ。3つ目のターゲットを掠め取るとか、そういう策を推奨しているのか?入試以上に苛烈なルールだ…)」
『3つ目のターゲットを掠め取るか、ボールを奪ってもいいのかな…?』
なつが爆豪を見ると、爆豪は気合を入れたようにニヤリと笑っていた。
目良「ええ…じゃあ、展開後ターゲットとボール配るんで、全員に行き渡ってから1分後にスタートします。」
轟「展開?」
ガコンッ!
大きな音と同時に鳴る振動音に会場はどよめき、天扉が開く。
いつの間にか施設が移動しており、山岳や工業地、街、道路、湖、森などの様々な地形があたりには広がっていた。
目良「おのおの、苦手な地形好きな地形あると思います。自分の個性を活かして、頑張ってください。」
緑谷「(ムダに大掛かりだな…)」
目良「一応地形公開をあれするって配慮です。まぁムダです。こんなもののせいで睡眠が…」
目良はまた頭を抱えた。
目良「私がなるべく早く休めるよう、スピーディーな展開を期待していまーす…」
緑谷「(先着で合格なら、同校で潰し合いはない。むしろ手の内を知った仲でチームアップが勝ち筋。)みんな!あまり離れず塊で動こう!」
麗日「うん!」
飯田「そうだな。」
爆豪「ふざけろ。遠足じゃねえんだよ!」
切島「バカっ待て待て!」
爆豪が歩いていくのを切島と上鳴は追いかけて行った。
緑谷「かっちゃん…」
飯田「切島君!」
轟「俺も抜けさしてもらう。」
緑谷「あっ…」
轟「大所帯じゃ、かえって力を発揮できねぇ。」
轟も歩いて行った。
緑谷「轟君!」
『出久君、今回は私も抜けるね。』
緑谷「なつちゃんっ!」
なつは後ろで自分を呼ぶ緑谷の声には振り向かず、ビル街へと歩いて行った。
…私の手の内は雄英体育祭できっとバレてる。一人で歩いていると、他校の的になる。
だけど、プロヒーローになればヴィランのそれと同じ。私の実力がどこまで通用するか。勝己の隣を歩くためには皆んなに甘えてちゃダメなんだ…
