Main story I
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上鳴「700メートルを越えたぁ!?」
麗日「やっとヒーローらしい記録出たよー!」
飯田「指が腫れ上がっているぞ!?入試の件といい…おかしな個性だ…」
青山「スマートじゃないよね。」
『出久君…なんで…?』
爆豪「…………!!!?(なっ!なんだあのパワー…!?個性の発動はもれなく4歳までだ…!あり得ねぇ…!けど実際…っ!)どういう事だ!コラァ!訳を言え!デクテメェ!!」
『爆豪君!!ダメ!!!!』
爆豪は捕縛布で相沢に止められた。
爆豪「な…んだ…この布…かてぇ…!」
相澤「炭素繊維に特殊合金の繊線を編み込んだ捕縛武器だ。ったく何度も何度も個性使わすなよ…俺はドライアイなんだ!」
(((((個性凄いのに勿体無い!)))))
相澤「時間が勿体無い。次準備しろ。」
麗日「指大丈夫!?」
緑谷「う、うんっ」
『…』
驚いているなつを見て、緑谷は申し訳なさそうに顔を背けた。
爆豪「チッ…(ついこの間まで…道端の石ころだったろうが…)…お前は知ってたんか」
『ううん…知らない…(応援していたのに…教えてくれたって良かったのに…私じゃ力になれてなかったのかな…)』
爆豪「…(なつにこんな顔させやがって…あのクソナード…!)」
その後、それぞれ力を出し切り、全種目を終了した。
相澤「んじゃパパっと結果発表。トータルは単純に、各種目の評点を合計した数だ。口頭で説明すんのは時間の無駄なので、一括開示する。」
そこに、順位が映し出された。
1位 八百万 百
2位 轟 焦凍
3位 爆豪 勝己
4位 飯田 天哉
5位 常闇 踏陰
6位 障子 目蔵
7位 尾白 猿夫
8位 切島 鋭児郎
9位 月下 なつ
10位 芦戸 三菜
11位 麗日 お茶子
12位 口田 甲司
13位 砂藤 力道
14位 蛙吹 梅雨
15位 青山 優雅
16位 瀬呂 範太
17位 上鳴 電気
18位 耳郎 響香
19位 葉隠 透
20位 峰田 実
21位 緑谷 出久
相澤「ちなみに除籍はウソな。君らの個性を最大限を引き出す合理的虚偽。」
「「「「「はぁぁぁ!!????」」」」」
八百万「あんなのウソに決まってるじゃない…ちょっと考えればわかりますわ…」
『見込みなしと判断し、って言ってたからね。逆に見込みなしと判断されたら最下位じゃなくても除籍だったと思うよ。』
耳郎上鳴峰田(((気づかなかった)))
瀬呂「ちょっとひやっとしたな」
切島「俺はいつでも受けて立つぜ。」
爆豪「…」
相澤「これにて終わりだが、教室にカリキュラムなどの書類があるから戻ったら目ぇ通しとけ。緑谷。保健室で婆さんに治してもらえ。明日からもっと過酷な試験の目白押しだ。覚悟しておけ。」
授業が終わってからもなつの表情は暗かった。
─────
なつが帰り支度をしていると、爆豪がなつの机の前に立った。
爆豪「おい。顔貸せや」
『…』
二人が帰って行った後、教室はざわついていた。
芦戸「やっぱあの二人、付き合ってんのかなー?」
上鳴「まじか!?なつさん狙ってたのになぁ!爆豪かよ!」
峰田「くっそー!爆豪!あいつの事だから、月下のあのたわわオッパイをあんな事やこんな事…くっそぉー!」
蛙水「峰田ちゃんやめて。」
葉隠「なつちゃん、付き合ってないって言ってたよぉ?」
八百万「みなさん、噂で適当なことを口に出すのは良くないですわよ。」
八百万の一言で、そうだよね。と声が上がっていくA組であった。
─────
『…』
爆豪「…」
『…出久君、ずっと隠してたのかな…』
爆豪は無言のまま歩いている。
『何か言ってくれてたら、私も一緒に喜んでたのに…』
爆豪「…」
『何か言えない理由があったのかな?』
なつは無理して笑った。
爆豪「お前はデクが好きなんか」
『好きだよ。』
爆豪「!!」
『だって幼馴染だもん。出久君も、爆豪君も、大好き。』
爆豪「…またその呼び方がよ……」
『ん?』
爆豪「………俺はお前に隠し事なんてしねぇ。」
『うん。分かってるよ。』
手を引かれ、後ろ姿しか見えなかったが優しい手つきになつは微笑んだ。