時をかける少女/千昭オチ【完】
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ガチャン!!
真琴「いったぁ…」
『ったぁ…』
「コラァ!どこに目ぇつけてんだい!?」
『!!』
真琴「!!」
「謝んなさい!謝んなさいよぉ!!」
目の前には自転車にぶつかって倒れたおばさんが居た。
真琴「ご、ごめんなさいっ!!」
『ごめんなさいっ』
「目がなんで前に着いてるかわかる?ちゃんと前見て歩くためよ!分かった!?」
『はい、どうも失礼しました…』
「あ、ママ!あれ!」
「あらやだ、もうこんな時間…」
真琴「え?」
子供が指差した方を見ると、4時の音楽が鳴り響いた。
真琴「…なんで?なんで!?」
『…真琴!?生きてる!私達、生きてるよ!!』
なつ達は抱き合って喜び、美術館へと自転車を漕いで行った。
魔女おばさんの元へ行くと、真琴はすぐに生きているか確認して居た。
『こんにちは。』
魔女おばさん「あら、なつちゃんも。いらっしゃい。」
経緯を話すと、タイムリープをしたという事だった。
私達くらいの年の子には良くあると言われたけど…
『…私、そんな能力ないよ…?』
真琴「私もだよ。」
『コツさえわかればできるって言われたけど…』
真琴「できないよ…じゃあまた明日ねー。」
『うん、ばいばーい。』
なつは歩いて真琴と離れた。
千昭「よぉ。」
『間宮君!どうしたの?』
千昭「なつ、魔女おばさんって言っただろ?ならいるのここだろ。お前一人だと危ねぇからなー。迎えに来てやったってわけ。」
『そっか。ありがとう。』
なつは千昭の後ろに座った。
千昭「なつさ、今日何かあったか…?」
『今日?…いや、別に何もないけど…』
千昭「そうか!早く帰んぞー!」
『うんっ。』
なつは千昭の背中に頭を預けた。
『間宮君さ、好きな人いる?』
千昭「は!?俺!?」
『うん。いる?』
千昭「…そういうなつはどうなんだよ…」
『んー、多分いる?』
千昭「何で疑問系なんだよ。」
『わかんない。』
なつは微笑んでそう言った。
自分は千昭のことが好きなのか。そう考えながら。