時をかける少女/千昭オチ【完】
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千昭「あっちーなったく」
功介「もうすぐ夏休みだろ。我慢しろよ!」
『夏なんだから暑いのは当たり前だよ。』
真琴「そうだよ夏休みだよ!どっかいこ!四人で!」
功介「例えば!」
キャッチボールをしながらなつ達は話している。
千昭「ナイター行こうぜ!」
『先月行ったじゃん』
真琴「千昭そればっか」
千昭「じゃあどこだよ」
真琴「海とか!」
『海いいねぇ!』
はしゃいだ声でなつが言うと、千昭はまた項垂れた。
千昭「あちーだろ!」
真琴「じゃあ花火大会は?浴衣きてさ!」
千昭「もってねーよ」
『功介はどこいきたい?』
功介「図書館」
真琴「はぁ!?」
功介「みっちり勉強」
千昭「あっちーのに勉強ばっかしてっとバカになっぞ。」
『バカにはならないよ。いいじゃん図書館行こうよ。』
功介「お前らしなさすぎ。」
なつと功介が言うと、真琴は功介に拗ねた言い方でボールを投げた。
真琴「医学部受ける人と一緒にしないで。」
功介「じゃあお前はどーすんだよ」
真琴「え?うーんホテル王!もしくは石油王」
功介「真面目に考えろ」
『将来を見つめ直すいい機会なんだよ~?』
千昭「そういうなつは何すんだよ。」
『私は絵を描く仕事をしたいな~。それか、専業主婦!』
なつは千昭にボールを投げた。
千昭「なつ、絵上手いもんな~。」
真琴「ねぇ、千昭はどーすんの?」
千昭「おれ?俺はー…いてっ」
千昭が考えていると、ボールが千昭の頭にぶつかった。
真琴「あっはっはっは!」
功介「二人とも少しは真面目に考えろよ」
『ちょっと休憩しよ。』
なつの一言で皆は水道へと足を運んだ。
『大丈夫~?』
千昭「ああ。つーか本当になつって準備いいよな~。」
『どっかの誰かさんがよく怪我をするからねー。』
真琴「それってアタシ!?」
『他に誰が居るのよ~。』
なつは千昭に濡れタオルでボールの当たったところを冷やしながら行っていると、真琴は自転車に乗っていた。
千昭「あれ、帰んの?」
真琴は 「今日お母さんに用事頼まれてたんだった」
『それって魔女おばさんの所?』
真琴「まぁね~。」
『私も行きたい!!いい?』
真琴「いいよ!」
『ラッキー!』
なつが真琴の後ろに乗ると千昭は文句を言っていた。
千昭「は?つまんねーこと言うなよ、こいつと二人かよ」
功介「千昭はなつさえいたら誰が居ても良いんだろ?」
千昭「なっ!そんなんじゃ…ねーよ」
真琴「じゃ、まったねー」
『ばいばーい!』
千昭「おい、おーい!」
千昭の言葉など無視し、二人は魔女おばさんの元へと自転車を走らせた。
─────
真琴は坂を勢いよく走る
『ちょっと真琴、飛ばし過ぎじゃない?』
真琴「大丈夫大丈夫~。」
『ちょっ、前!前!!』
「うわぁ!こら!どこに目つけてんだい!!」
真琴「すみませーん!」
そしてちょうど4時の音楽がなり踏切がしまった。
真琴「あ…」
ガチャッ
真琴「えっ!?」
『なにっ、真琴!?』
真琴「やだっ、止まらない!!」
『え!?』
真琴は必死に足で自転車を止めようにも、スピードのせいで止まらずついになつと真琴は踏切の中に投げ出された。
…死ぬ時、周りがスローモーションになるって本当なんだ…まわりの人が青い顔をして見てきている。…まだ生きたかった。彼氏もできて愛し合って子供もできて幸せな結婚生活を送って…そんな生活したかった…
そして最後に映った顔は───間宮君だった。