ONEPIECE/サボ オチ予定
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「た…大佐が負けた…!!」
「モーガン大佐が倒れた!!」
ゾロ「まだおれ達を捕らえてぇ奴ァ名乗り出ろ!」
ゾロがそう言うと、海軍達は目を合わせ大喜びしていた。
ルフィ「なんだ、大佐やられて喜んでやんの。」
『みんなモーガンが恐かっただけなのね。』
なつが微笑むと同時にゾロが倒れた。
ルフィ「ゾロ!!?」
コビー「ゾロさん!!?」
『大丈夫よ、多分お腹が空いてるだけ…ルフィ、ゾロを運んでちょうだい。』
ルフィ「ああ!」
リカの家まで運ぶとゾロは大量に食べ、満足していた。
『どうせ一ヶ月は無理だったのよ。』
ルフィ「そうだな。」
ゾロ「おめェは何でおれより食が進んでんだよ」
コビー「すみませんなんか…僕までごちそうに…」
リカ母「いいのよ!町が救われたんですもの!」
リカの母は嬉しそうに料理をしていた。
『私も手伝います。』
リカ母「なつさん、少しでもなつさんを遠ざけてしまってごめんなさいね。あなたは元から優しい人だって分かってたのに…」
『いいんですよ。私もこの町の人が皆親切だとは身にしみて感じてました。』
なつが微笑んで料理を作っていると海兵が家に入って来た。
「君らが海賊だというのは本当かね…」
『そうね。一人仲間もできた事だし…』
ルフィ「じゃ、今から海賊ってことにしよう!」
「反逆者としてだが我々の基地とこの町を実質救って貰った事には一同感謝している。しかし君らが海賊だとわかった以上海軍の名において黙っている訳にはいかない。即刻この町を立ち去ってもらおう。」
『…』
「せめてもの義理を通し本部への連絡は避ける。」
外では町中の人たちが海軍に抗議をしていたが、ルフィは手を止め立ち上がった。
ルフィ「じゃ…行くか。おばちゃん、ごちそうさま」
ゾロ「…」
コビー「ルフィさん…」
リカ「もう行っちゃうの?お姉ちゃん達…」
『うん。リカちゃん、ありがとう。』
なつは服を掴んで来たリカの頭を撫でるとルフィの後を歩いた。
ルフィはコビーを無視し、素通りした。
「君も仲間じゃないのか?」
コビー「え!ぼく………!!ぼくは………!!」
ルフィ「…」
コビー「ぼくは彼らの………
仲間じゃありません!!!」
ルフィが微笑み家を出ようとすると海軍に声をかけられ、ルフィはコビーがアルビダの元でこき使われていた事を話した。
するとコビーがルフィに殴りかかり、殴り合いが始まった。
殆どルフィが殴っていたが…なつがルフィを止めた。
『こら、ルフィ。やりすぎよ。その辺にしなさい。』
「君らが仲間じゃない事はよく分かった!!今すぐこの町を立ち去りなさい!!!」
こうしてなつ達は港へ向かった。
ゾロ「たいしたサル芝居だったな。あれじゃバレてもおかしくねェぞ。」
ルフィ「あとはコビーが何とかするさ絶対!」
ゾロ「何にしてもいい船出だ。みんなに嫌われてちゃ後引かなくて海賊らしい」
『ふふ、そうね。』
ルフィ「だははは!!そうだな!」
ルフィとなつが笑うとちょうどコビーが走って来た。
コビー「ありがとうございました!!!この御恩は一生忘れません!!!」
ゾロ「海兵に感謝される海賊なんて聞いた事ねェよ。」
『ふふっ、たまには良いんじゃないかしら。こういうのも。』
ルフィ「しししし!また逢おうな!!コビー!!」
「全員敬礼!!」
船を出し、ルフィが叫んで手を振ると海軍が敬礼をして居た。
ルフィ「く───っ行くかァ!!グランドライン!!!」
一人目の仲間に“海賊狩りのゾロ”を引き込み船はゆく。
しかし彼らは重大なミスにまだ気付いていなかった。
〝1人目〟-終-