ONEPIECE/サボ オチ予定
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ゾロ「基地にのり込むつもりかよバカかあいつは…!!」
『ルフィ達は昔からそうだよ。』
なつは昔を思い出し、フワリと微笑んだ。
ゾロ「…!!?」
…だから私はいつも見守ることしかできない…
ゾロ「お前…」
コビー「あれっ!?ルフィさんは!!?」
『えっと…(誰?)ルフィなら基地に向かったけど…』
コビー「ええ!?ルフィさんが基地の中へ?またムチャクチャな事を…!」
ゾロ「本当だぜ、何者なんだあいつは」
そう言うと、コビーはゾロの縄をほどき始めた。
ゾロ「おい、いいのか!おれに手を貸せばてめェが殺されるぞ!」
コビー「あなたに捕まる理由はない筈です!!!ぼくはこんな海軍見てられない!!ぼくはきっと正しい海兵になるんです!!ルフィさんが海賊王になるように!!」
ゾロ「何!?か…海賊王だと…!?意味わかって言ってんのか」
コビー「えへへへ…ぼくも驚きましたけど、だけど本気なんです。彼はそういう人です!」
『あなた、そういえばルフィと一緒に居た人ね。私はなつ。よろしくね。』
コビー「(!なんて美人な人…!!///)ぼ、ぼくはコビーです!」
『さぁ、そろそろかしら…私も縄をほどくの手伝うわ。』
なつはゾロの左手の縄をほどき始めた。
ゾロ「な…!!お前も殺されるぞ!!」
『私に銃弾は当たらないから大丈夫。…それに、こんな立派な海兵見倣いさんが頑張ってるのに私が傍観者になってちゃダメじゃない。』
コビー「そんな、立派だなんて…!」
コビーがそう言った時、二つの銃声がなった。
ゾロ「おい!!」
『…』
コビー「…」
撃たれた二人の返事はなく、ゾロは銃の来た先を睨んだ。
コビー「あああああああ!!撃たれたあああ血だああ!!血が出たあああ死ぬううああ~~~っ!」
ゾロ「………生きてたか!すぐにその女を連れて逃げろ。あいつらが下りてくるぜ」
ゾロがそう言うと、コビーはゾロが三日後に処刑されること、ルフィがヘルメッポを殴ったこと、そのいきさつを話した。
ゾロ「…!!な…何だと…!!!?」
コビー「もう海軍はあなた達の敵に回ってるんです!!お願いです!!この縄を解いたらルフィさんを助けて下さい!!」
ゾロ「…」
コビー「彼は僕の命の恩人なんです!!あなたに海賊になれとまでは言いませんが、ルフィが強いというのは本当です!!あなた達が手を組めばきっとこの町からだって逃げ出すことができるでしょう!!逃げて下さい!」
コビーが言うと同時になつはむくりと起き上がった。
『…コビーさん、今の状態であなたを置いて行ったらあなたが処罰される。…それに、ルフィはやる男よ?まあ、見てなさい。』
ゾロ「おい!お前、動けるのか!」
『ゾロさん、言ったじゃない。私に銃弾は当たらない。どちらか一人だけ撃たれると思ってたけど…ごめんなさいコビーさん。後で治療するから今は我慢して下さい。』
腹の部分を見ると、確かに銃弾は届いておらず鎖のような物に弾が挟まっていた。
ゾロ「お前、死んだふりしてたのか…!?」
『ええ、まあ…この人達をおびき寄せるためにね。』
なつがその方を見ているとたくさんの海兵が銃を構えて来た。
「そこまでだ!!モーガン大佐の反逆につきお前達三人を今この場で処刑する!!」
『…ここは任せて…コビーさんは早く彼の縄を解いて。あなたも私が守る。』
モーガン「面白ェ事やってくれるじゃねェか…てめェら四人でクーデターでも起こそうってのか?」
モーガンはゆっくりと歩いて来ていた。
モーガン「ロロノア・ゾロ…てめェの評判はきいてたがこのおれを甘くみるなよ。貴様の強さなどおれの権力の前にはカス同然だ…!!構えろ!!」
ガチャ
ゾロ「…!!(おれは…こんな所で死ぬ訳にはいかねェんだ…!おれにはやらなきゃいけねェ事があるんだ!!約束したんだ…!!おれはこんな所でくたばる訳には…!!)」
モーガン「射殺しろ!!」
『薄月!!!』
なつが言うと同時にルフィがなつの前に立ち、全ての銃弾を受けた。
ゾロ「お前っ!!」
コビー「ルフィさんっ!!!」
モーガン「麦わら…」
『もう…ルフィったら…私に銃弾は当たらないのに。』
ルフィ「にぃ。効かーん!!!!」
ルフィは銃弾を全てはじき返した。コビーは泡を吹き気絶しており、ゾロはえらく驚いている。
『ルフィ。やっとで私が活躍できると思ったのに、邪魔しないでよー!』
ルフィ「んなっはっはっはっは!!!!」
ゾロ「てめェ…!!一体何者なんだ!!」
ルフィ「おれは海賊王になる男だ!!!ほら!お前の宝物どれだ?わかんねェから3本持って来ちゃった。」
ゾロ「三本ともおれのさ…おれは三刀流なんでね…」
ゾロが言うと、黙っていたなつは海軍を見ながらつぶやいた。
『ここで私達と一緒に海軍と戦えば政府にたてつく悪党ね。』
ルフィ「このまま死ぬのとどっちがいい?」
ゾロ「てめェ等は悪魔の子供かよ…まァいい…ここでくたばるくらいならなってやろうじゃねェか…海賊に!!!」
ルフィ「やったァ!!仲間になってくれんのかよ!!」
『良かったわねルフィ!』
なつとルフィはすごく喜んでいた。
ゾロ「わかったからさっさとこの縄を解け!!」
『もう、さっきもやってみたけどこの縄固いのよ……あ、余計キツくしめちゃった…』
ルフィ「うげ、ほんとだ。くっそ~かってェなァこの結びめ…」
ゾロ「おい!!グズグズするな!!」
『ちょっと待ってよ。』
ルフィ「うるせーな」
なつとルフィはブツブツと文句を言いながら縄を解いていた。
ゾロ「待ってられる状況じゃねェだろっ!!」
ルフィ「お!解けたよ片方の手!」
『えー私まだ全然解けないのに~…』
ゾロ「バカ野郎刀をよこせ!!」
『ちょっと振り回したら危な…きゃっ!』
なつは何かに突き飛ばされ、振り返るとゾロが三刀流で海軍を止めていた。
ルフィ「お───っかっこいい!!」
ゾロ「てめェらじっとしてろ。動くと斬るぜ!…海賊にはなってやるよ…約束だ!!こいつらと一戦やるからにはおれもはれて悪党ってわけだ…だがいいか!!おれには野望がある!!」
ルフィ「!」
ゾロ「世界一の大剣豪になる事だ!!!こうなったらもう名前の浄不浄も言ってられねェ!!悪名だろうが何だろうがおれの名を世界中に轟かせてやる!!!」
『…』
ゾロ「誘ったのはてめェらだ!!野望を断念する様な事があったらその時は腹切っておれにわびろ!!!」
ゾロの言葉を聞き、なつはフと笑った。
『いいじゃない。世界一の剣豪。』
ルフィ「ああ!海賊王の仲間ならそれくらいなってもらわないと困る!!!」
ゾロ「ケッ言うね。」
ルフィ「しゃがめゾロ!!!ゴムゴムの…
鞭!!」
ルフィはゾロの後ろにいた海軍達を蹴飛ばした。
コビー「や…やった!!すごいっ!!」
ゾロ「てめェは一体…!!」
ルフィ「おれはゴム人間だ!!」
『もう…私にも闘わせてよ…』
ルフィ「ダメだ!なつが怪我したらおれが怒られる!!」
『もう…どうしてそんな所だけ皆似るのよ…
ねぇ?』
なつはコビーの隣に行き、座った。
コビー「へ?は、ははははい!!」
『じゃあ、ルフィ!さっさと片付けてねー。私はここで見学しとくから。』
ルフィ「にしし!!任せろ!!」
ルフィが笑ったと同時に銃声がなった。
『!?コビーさん、何があったの…自害だなんて…』
コビー「弱音を吐いた者は自害しろとモーガン大佐に命令されたようです…!!」
『…腐ってる…この海軍は…』
…海軍はもっと暖かくて…優しい人だっているのに…やっぱりこいつは私が…
ルフィ「なつは戦うな!!」
『!!』
なつが周りにチェーンジュエルを具現化させていると、ルフィが叫びなつは我に返った。
ルフィ「おれは海軍の敵だぞ。死刑にしてみろ!!!」
ドゴ!!
モーガン「!!」
ルフィはモーガンに蹴りを入れた。
コビー「ルフィさん!!!こんな海軍つぶしちゃえェ!!」
コビーが叫ぶとルフィとモーガンは戦いを繰り広げ、一方的にモーガンはやられていた。
『あら、以外と弱いのね。モーガンって。ルフィの方が強いじゃない。』
…一応コビーさんに害が及ばないにしないとダメね…朔…
なつがのんびりと戦いを見、コビーの姿を朔で隠すとカチャッと音がした。
ヘルメッポ「おい女!!お前はいい囮だ!こい!」
『いやよ。』
ヘルメッポがなつに銃を向けると冷たく言い放ち、なつは戦いをみていた。
ヘルメッポ「チッ…小生意気な女め…!こいつの命が惜しけりゃ動くんじゃねェ!!ちょっとでも動いたら打つぞ!!」
ルフィ「…」
『あら、ヘルメットさん…わたし人質なの?』
ルフィ「なつは死なねェよ。」
ルフィはニッコリ笑って腕を回していた。
ルフィ「諦めろバカ息子!!なつはそんなんじゃ死なねェぞ!!」
ヘルメッポ「おいてめェ!!動くなっつったろ!!撃つぞ!!よし、撃つ!!」
ルフィが攻撃を仕掛けようとした時、後ろにはモーガン大佐が構えていた。
コビー「ルフィさん後ろ!!!」
モーガン「おれは海軍大佐だ!!!」
ルフィ「ゴムゴムの…」
ヘルメッポ「おい女!貴様何を笑って…」
人質のはずのなつがフと笑うとルフィの拳が近づいて来た。
ルフィ「ピストル!!!」
ヘルメッポ「!?親父はやくそいつを…
ぶほっ!!!」
ルフィ「ナイス」
殴り終わったルフィがそう言うと、後ろにいたモーガンはゾロによって切られていた。
ルフィ「ゾロ」
ゾロ「お安い御用だ。船長。」
ゾロはニィっと笑った。