ONEPIECE/サボ オチ予定
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リサの家へ向かうとえらく騒ぎが起きていた。
「や…やりやがった…!!あいつ誰だ!!」
「大佐の息子を殴りやがった…!!モーガン大佐が黙ってないぞ!!!」
『ふふっ、ルフィらしい。』
なつが近くまで行き見ると、ピンクの髪の眼鏡の男の子がルフィを止めていた。
コビー「ルフィさん!!こらえて下さい!!仮にも相手は海軍です」
ルフィ「知るか!!何やってもクズはクズだ!!」
ヘルメッポはビクビク怯えながら怒っている。
ヘルメッポ「な…な…殴りやがったな!!このおれを殴りやがったな!!親父にだって一度も殴られた事ねェのに…!!」
『…』
ヘルメッポ「おれは海軍大佐モーガンの御曹司だぞ!!!親父に言いつけてやる!!」
ヘルメッポが言うと住人は恐怖の顔色を浮かべていた。
ルフィ「お前がかかって来いよ。」
コビー「ルフィさんやめて下さい!!」
ヘルメッポ「おれを殴った事を後悔しながら死んでいけ。お前は死刑だ!!親父に殺されちまえ!!」
ルフィ「あんな奴これ以上殴る価値もねェ。」
ヘルメッポ「バーカ!!」
コビー「いっちゃった」
ヘルメッポが走って行った先に、なつは立ちはだかった。
ヘルメッポ「ど、どけ!!」
『こんにちは。』
なつがにっこりと笑うとヘルメッポは顔を真っ赤に染めた。
ヘルメッポ「お、おう…なんだお前は…」
『貴方を殴った人の姉です。モンキー・D・なつ。以後お見知り置きを…』
ヘルメッポ「!!そうか。よしわかった!許しを乞おうとしてるんだな!」
『…』
ヘルメッポ「お前がおれの許嫁になるなら死刑を撤回してやってもいいぞ!お前は顔がいいからな、おれの嫁になるには申し分ない!」
なつはニコニコと笑っていた。
『ヘルメットさん。言っとくけど許しを乞おうなんて思わない。私は忠告しに来たの。』
ヘルメッポ「な…なんだと!!?」
『ルフィは、強いわよ。じゃあね。』
ヘルメッポ「!!」
なつはそう言うと朔と唱え姿を消した。
ヘルメッポ「俺はヘルメッポだァァア!!!」
─────
『リカちゃん。』
リカ「!!なつお姉ちゃん!!」
なつがリカの家へ向かうと家の前でルフィがリカと話していた。
リカ「なつお姉ちゃん、このお兄ちゃんすごいんだよ!」
『ふふっ、そうだね。』
ルフィ「なつ!よかった、陸に着いてたのか!」
『うん。何日か前にね。ルフィも助かったんだ。良かった。』
なつとルフィが呑気に話していると、リカの母が現れ、リカを家の中に引き連れた。
リカ母「リ…リカ!!こっちへ来なさい!!あの人と口を聞いちゃだめ!なつさんも、家に入りなさい!仲間だと思われたらリカもなつさんも殺されちゃうのよ!!」
リカ「だってママあの人はいい人よ!ゾロって人だって…」
リカ母「バカな事言わないの!!まさか磔場へは行ってないでしょうね!?」
リカ「う…うん行ってないよ…!」
リカ母「さぁ、早く家へ入って!…なつさん!」
『お気遣いなく。二人は家へ入っていてください。』
リカ母「でも…!なつさんっ、危ないわ!」
リカ母がそう言うと、なつはリカに近づき目線を合わせると微笑んだ。
『リカちゃん。ルフィはね、私の弟なの。私はルフィと同じ、仲間の海賊なの。』
リカ「!!」
リカ母「そんなっ…!リカ、入るわよ!」
リカ達は家に入ってしまった。
コビー「やっぱりただじゃ済みそうにありませんよ!!例の大佐が怒って下手すれば海軍が動く恐れも!!」
ルフィ「その時はその時だ!おれゾロにあってくる。なつ、紹介したい奴がいるんだ。」
『?私も行くわ。』
なつはルフィに着いて行った。
『ねぇ、ルフィ。何であのヘルメットさんを殴ったの?』
ルフィ「ああ、あいつか?ゾロとの約束を破るつもりだったんだ。」
『…1ヶ月耐えれば助けるってやつ?』
ルフィ「ああ。?あれ、なつなんで知ってるんだ?」
ルフィがそう言った時、丁度磔場に着いた。
ルフィ「よっ」
ゾロ「また来たのか。海賊の勧誘なら断ったハズだぜ。」
ルフィ「おれはルフィ!縄解いてやるから仲間になってくれ。」
ゾロ「話聞いてんのかてめェ!」
ゾロが怒鳴るとなつはそれをスルーし、口を開いた。
『…ねぇ、ルフィが紹介したい人って?』
ルフィ「ああ、ゾロだ!俺たちの仲間になる男だ!」
『そう。やっぱり仲間になったのね?』
ルフィ「?知り合いだったのか?」
『うん、まあね。ゾロさんは私とリカちゃんを守ってこんな事になったんだから。まあ、一応恩人?みたいな感じ?』
ルフィ「へー」
『興味なさそー』
ゾロ「てめェら!!無視してんじゃねェよ!!」
なつとルフィが笑っているとゾロが怒鳴った。
ゾロ「それと俺は仲間になるとは言ってねェ!!」
『え゛!!!!?そうなの!!!!?』
ゾロ「どんだけ意外なんだよ!!!早く縄ほどけ!!!」
ゾロは青筋を立てツッコんでいた。
ルフィ「仲間になってくれよ。」
ゾロ「おれにはやりてェ事があると言っただろう。誰が好んで海賊なんて外道になるか」
ルフィ「別にいいじゃんかお前元々悪い賞金稼ぎって言われてんだから。」
ゾロ「世間でどう言われてるかは知らんがおれはおれの信念に後悔するような事は何一つやっちゃいねェ!これからもそうだ。」
『…』
ゾロ「だから海賊にもならねェ!!」
ゾロが言うと、ルフィはプンスカと背中を向けた。
ルフィ「知るかっ!おれはお前を仲間にするって決めた!!」
ゾロ「勝手な事言ってんじゃねェ!!お前もなんとか言えよ!!」
ゾロが言うとなつはクスクスと笑って居た。
『ふふっ、ゾロさん、無駄よ。ルフィがそう言ってるんだから。』
ルフィ「お前刀使えるんだってな!」
ゾロ「!………フン…ああ。何かに体をくくりつけられてなきゃ一応な。」
『あれっ、そういえば刀は?』
ゾロ「取られたよバカ息子に。命の次に大切なおれの宝だ…!」
ゾロがそう言うと、なつは無意識に着けているリストバンドに手を添えた。
ルフィ「へー。宝物か、そりゃ一大事だな!!よし!あのバカ息子からおれが刀を奪ってやる!」
ゾロ「何!?」
ルフィ「そしておれから刀を返して欲しけりゃ仲間になれ。はっはっは」
ゾロ「たち悪ィぞてめェ!!」
『ふふっ。ほら、ルフィ!そうと決まれば早く刀奪いに行かなくちゃ!』
ルフィ「そうだな!…あ!!なつはここにいろ!おれ一人で大丈夫だ!よし!行ってくる!」
『行ってらっしゃい!』
ゾロ「おい待て!!」
ゾロが止めるもルフィはもう聞こえる所にはいなかった。