ONEPIECE/サボ オチ予定
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数日後
マキノ「あっ、魚きらしちゃった。ルフィ!買い物お願いしてもいい?」
ルフィ「えーー!なつに頼めよー!」
『私は今料理のお手伝いしてるの!ルフィが帰ったら美味しいご飯を作るために!』
ルフィ「わかった!!行ってくる!」
ルフィはルンルンと魚屋へと向かった。
そして、帰ってくると昼食を食べた。
マキノ「もう船長さん達が航海に出て長いわね。そろそろさみしくなって来たんじゃない?二人とも」
ルフィ「ぜんぜん!おれはまだ許してないんだあの山賊の一件!」
『私はすごくさみしい!けど私はみんなが大好きだから帰って来た時のために修行するんだ!』
ルフィ「なつは分かってねぇ!おれはシャンクス達をかいかぶってたよ!もっとかっこいい海賊かと思ってたんだ。げんめつしたね」
マキノ「そうかしら?私はあんな事されても平気で笑ってられる方がかっこいいと思うわ」
『…』
マキノの言葉になつはシュンとした。
ルフィ「マキノは分かってねェからな。男にはやらなきゃいけねェ時があるんだ!!」
マキノ「そう…ダメね私は」
ルフィ「うん、ダメだ。」
『…ねぇ…マキノはシャンクスのこと好き?』
マキノ「ええ。」
『…』
マキノ「なつもルフィも大好き。」
うつむいたなつにマキノは笑顔で頭を撫でた。
ドン!!
ルフィ「げ…」
ルフィの向いた先を見ると、以前の山賊達がいた。
ヒグマ「今日は海賊どもはいねェんだな。静かでいい…また通りかかったんで立ち寄ってやったぞ。」
ヒグマはそう言うと背ににつき、机を叩いた。
ヒグマ「何ぼーっとしてやがる。おれ達ァ客だぜ!!酒だ!!」
山賊は酒を飲み散らかしていた。
そしてシャンクス達のことを笑っていた。
ルフィ「やめろ!!」
ヒグマ「ああ!?」
ルフィ「シャンクス達をバカにするなよ!!腰ヌケなんかじゃないぞ!!」
マキノ「やめなさいルフィ!!」
『ルフィ!!やめて!』
ルフィ「シャンクス達をバカにするなよ!!」
ヒグマ「生意気な!」
ヒグマはそう言うと、ルフィを連れて店を出た。
マキノ「なつはここにいなさい!私は村長さんを呼んでくるから!!」
なつはマキノが行ったあと、山賊の後を追った。
追いついてみると、ルフィの頭が踏みつけられていた。
ヒグマ「人が気持ちよく酒飲んで語らってたってのに…このおれが何かお前の気にさわる事でも言ったのかい」
ルフィ「言った!!あやまれ!!ちくしょう!!」
『足をどけろ!!バカ山賊!!!』
ヒグマ「ってェ!!…お前は確かあの店の手伝いか。」
なつは無意識で具現化した鎖でヒグマを殴ったが力叶わず、ヒグマに捕まっていた。。
『わたしの弟を…ルフィをはなせ!!!やぁっ!はなせ!このっ!』
ルフィ「なつは関係ねェだろ!!」
ヒグマ「ほォ、姉弟愛があるんだなァ…」
ルフィ「うわぁぁ!!」
『ルフィ!!!』
ヒグマはルフィの頭をじり時人踏んでいた。
『その足を…どけろ……』
ヒグマ「あぁ!?」
『ルフィからその足をどけろォォォオオ!!!』
なつが叫ぶと具現化された鎖がヒグマの足に絡みついた。
ヒグマ「ってぇ!!!このガキ!」
村長「その子達を離してくれ!頼む!!その子達がなにをしたかは知らんし、あんた達と争う気もない!失礼なければ金は払う!その子達を助けてくれ!!」
『!!』
ルフィ「村長」
胸ぐらを掴まれていたなつと踏まれていたルフィは泣きそうな顔をして村長をみた。
ヒグマ「さすがは年寄りだな。世の渡り方を知ってる…」
村長「じゃあ…」
ヒグマ「だが駄目だ!もうこいつらは助からねェ。なんせこのおれを怒らせたんだからな…!」
ヒグマはそう言うとなつの首を締め付け、ルフィをグリグリと踏んだ。
ヒグマ「こんな文字通り軟弱なゴム小僧とこのクソ生意気な小娘にたてつかれたとあっちゃあ不愉快極まりねェぜおれは…!」
『悪いのはお前ら山賊だ!!』
ルフィ「そうだ!悪いのはお前らだ!!!この山ざる!!!」
『きゃっ!』
ヒグマはなつをルフィの近くに投げ飛ばすと、刀を抜いた。
ヒグマ「よし、売り飛ばすのはやめだ。やっぱり殺しちまおうここで。」
『ルフィっ!!』
なつは自分が盾になるようにルフィの上に覆いかぶさった。
シャンクス「港に誰も迎えがないんで何事かと思えば…いつかの山賊じゃないか。」
マキノ「船長さん!!」
シャンクス「ルフィ!お前のパンチはピストルのように強いんじゃなかったのか?女の子のなつに守られてどうする。ルフィ、お前が姉ちゃんを守らないと駄目だな。」
ルフィ「…!!…うるせェ…!!!」
シャンクス「なつ!怖かっただろ?俺がきたからもう大丈夫だ。」
『…!!シャンクスぅっ…!』
なつはルフィの上に覆いかぶさったまま泣きそうなのを我慢していた。
ヒグマ「海賊ゥ……まだ居たのかこの村に。ずっと村の拭き掃除でもしてたのか?何しに来たか知らんがケガせんうちに逃げ出しな。それ以上近づくと撃ち殺すぜ腰ヌケ。」
『シャンクスゥ…!』
シャンクスは何も言わずゆっくりと歩いて来た。
「てめェ聞こえなかったのか!?それ以上近づくな。頭吹き飛ばすぞハハハハハ!!」
シャンクス「銃を抜いたからには命を懸けろよ。なつ、目ェ瞑ってろ。」
「あァ!?何言ってやがる!!」
『え…』
シャンクス「そいつは脅しの道具じゃねェって言ったんだ…」
なつが目を瞑った時、ドン!と銃声が響いた。
「や…やりやがったなてめェ。なんて事…なんて卑怯な奴らだ!!」
ベン「卑怯?甘ェ事言ってんじゃねェ。聖者でも相手にしてるつもりか」
シャンクス「お前らの目の前にいるのは海賊だぜ。」
「…うるせェ!だいたいおれ達はてめェらに用はねェぞ!」
シャンクス「いいか山賊…おれは酒や食い物を頭からぶっかけられようが、つばを吐きかけられようがたいていの事は笑って見過ごしてやる。……だがな!どんな理由があろうと!!おれは友達を傷つける奴は許さない!!」
『!!』
ルフィ「シャンクス…」
なつとルフィはシャンクスをじっと見た。
そして、山賊がけしかけた時、ベンが一人で相手をし、あっと言う間に倒した。
ベン「うぬぼれるなよ山賊…!!ウチと一戦やりたきゃ軍艦でも引っ張って来るんだな」
ルフィ「…つええ…」
『…すごい…』
ヒグマ「…や!!待てよ!仕掛けてきたのはこのガキ達だぜ!?」
シャンクス「どの道賞金首だろ。」
ヒグマは煙幕をはり、なつとルフィを連れ去った。
『ルフィだけでもいい!離して!人質なら一人でいいでしょ!?』
ヒグマ「ほんとうに、弟思いのいい姉だこと…だがなガキ!おれに逆らうんじゃねェよ。」
『っ!!』
ルフィ「姉ちゃん!!」
なつは後頭部を殴られ、気絶してしまった。
『ん…ここ…どこ…ルフィは!?』
ヒグマ「おお、目が覚めたようだな。あのガキならそこだ。」
『ルフィ!!』
なつは海に飛び降り、ルフィの元へと向かった。
…!シャンクスは確かに泳げないって…わたし、前よりも泳ぐのが上手になってるよ…!!
ルフィ「がばっ!なつっ!!」
『ルフィ、もう大丈夫だよ!わたしが守るから!!』
ルフィ「!!?」
なつに抱きかかえられ落ち着いたルフィはなつの後ろをみて顔を青くした。
なつが振り向くとそこには大きな魚が居て、船ごと山賊を食べた。
ルフィ「うわぁぁ!!誰か助けてェェ!!」
『シャンクス…シャンクスゥゥゥ!!!』
なつとルフィが食べられる間一髪で二人は誰かに包まれ助かった。
ルフィ「…!!シャンクス!!」
『うっ…ひっく…シャンクス…』
シャンクスが睨むと海王類は逃げて行き、二人はシャンクスをみて泣いていた。
シャンクス「恩にきるよルフィ。マキノさんから全部聞いたぞ。おれ達のために戦ってくれたんだな。なつも。ルフィを守るために戦ってくれたんだな。」
ルフィ「ひっく…えぐ…」
『うっ…うっ…』
シャンクスの優しい言葉に二人はものすごく涙を流していた。
シャンクス「おい泣くな。なつはお姉ちゃんだろ?ルフィ、お前も男だろ?」
ルフィ「…だってよ…!シャンクス!!腕が!!!」
『シャンクスの…腕が!!』
シャンクス「安いもんだ。腕の一本くらい…無事でよかった。」
『うっ…ううっ…』
ルフィ「うわあああああああああ!!!!」
シャンクスの左腕は食べられてしまっており、なつとルフィはずっと泣いていた。
───そしてルフィはシャンクスが航海に連れていってくれない理由、海の過酷さ、なによりシャンクスという男の偉大さを知った。そしてこんな男にいつかはなりたいと心から思った───
それから何日か経ったある日。
ルフィ「この船出でもうこの村へは帰ってこないって本当!?」
『本当なの!?』
シャンクス「ああ。ずいぶん長い拠点だった。ついにお別れだな。悲しいだろ。」
『悲しいけどね。わたし、シャンクスのお嫁さんにはならないことにしたの!』
シャンクス「!なんでだ!!?」
『ひみつ!!私が好きな人のお嫁さんになったら二人でシャンクスに会いに行くね!!』
なつはニコニコと笑っていた。
ルフィ「もう連れてけなんて言わねェよ!自分でなることにしたんだ海賊には!」
シャンクス「ああ、待ってるぜ。なつ。ルフィ、どうせ連れてってやんねーよー。お前なんかが海賊になれるか!」
ルフィ「なる!!おれはいつかこの一味にも負けない仲間を集めて!!世界一の財宝をみつけて!!海賊王になってやる!!」
シャンクス「ほう…!!おれ達を越えるのか………じゃあ…この帽子をお前に預ける」
ルフィ「!!」
シャンクス「おれの大切な帽子だ。いつかきっと返しに来い。立派な海賊になってな。」
シャンクスは船に乗っていってしまった。
なつは笑顔を崩さず、ルフィは帽子に隠れて無いていた。
シャンクス「あいつらは大きくなるぜ。なつは仲間想いだし今も笑顔を無理して作ってやがる。ルフィはガキの頃のおれにそっくりだ。」
シャンクスが行ったあと、なつは号泣し、ルフィとともに泣いた。
そして船が見えなくなるまで見送った。
それから何日か経ったある日。
ルフィ「この船出でもうこの村へは帰ってこないって本当!?」
『本当なの!?』
シャンクス「ああ。ずいぶん長い拠点だった。ついにお別れだな。悲しいだろ。」
『悲しいけどね。わたし、シャンクスのお嫁さんにはならないことにしたの!』
シャンクス「!なんでだ!!?」
『ひみつ!!私が好きな人のお嫁さんになったら二人でシャンクスに会いに行くね!!』
なつはニコニコと笑っていた。
ルフィ「もう連れてけなんて言わねェよ!自分でなることにしたんだ海賊には!」
シャンクス「ああ、待ってるぜ。なつ。ルフィ、どうせ連れてってやんねーよー。お前なんかが海賊になれるか!」
ルフィ「なる!!おれはいつかこの一味にも負けない仲間を集めて!!世界一の財宝をみつけて!!海賊王になってやる!!」
シャンクス「ほう…!!おれ達を越えるのか………じゃあ…この帽子をお前に預ける」
ルフィ「!!」
シャンクス「おれの大切な帽子だ。いつかきっと返しに来い。立派な海賊になってな。」
シャンクスは船に乗っていってしまった。
なつは笑顔を崩さず、ルフィは帽子に隠れて無いていた。
シャンクス「あいつらは大きくなるぜ。なつは仲間想いだし今も笑顔を無理して作ってやがる。ルフィはガキの頃のおれにそっくりだ。」
シャンクスが行ったあと、なつは号泣し、ルフィとともに泣いた。
そして船が見えなくなるまで見送った。