好きで仕方ない
塾の授業が終わり、帰りの支度を終えあとは帰るだけなのだが、俺は帰る気になれない・・・
「広瀬帰らないの?」
同じ授業を受けていた女の子に聞かれる・・・
「帰るよ、帰るけどさ」
「下に降りたくないんだよねwww」
微笑みながら親友、松田 康太(まつだ こうた)が近づいて来た。こいつの笑顔は心が安らぐ・・・
「へんなのーじゃー私帰るねバイバーイ」
「「じゃーね」」
教室に俺と康太だけになった。
「そろそろ行かないとこっちに来るんじゃないかな」
「だよな、俺も思ってた」
思い足を動かしながら教室の電気を消し、一階のロビーへ降りていった。
ロビーにはやはり帰る気を失くす女がいた。
「あ、拓海くーーーん!!!お疲れ様ー!!」
ロビーにいる生徒全員が俺を見る・・・やめてくれ、俺は康太に「じゃーまたな」と声をかけ早歩きで塾を後にした・・・
「あ、ちょ、拓海くん待ってよー!!」
この女、塾長の孫、長谷部 理乃(はせべ りの)塾長は私立霧山高校の理事長でもあるこの高校はこの辺では一番の名門、なのでこの塾に入れば霧山高校への受験が有利になるので霧山高校に入りたいやつが集まる。俺もその1人だ・・・がまさか、孫に目をつけられるとは・・・
孫は三ヵ月前、急に俺の目の前に現れ、告白し、返しをいう前に「返事はいいの!受験が終わるまで塾終わりの帰り道だけ一緒にいられれば!」なんて意味のわからないことを言い出し、了承していないのに塾の日の帰りに現れる・・・
「寒いねー!あ!!!拓海くん!マフラーは!?」
「忘れた」
「忘れた!?ダメだよ!受験生なんだから!ちゃんとあったかくしなきゃ!」
自分の首に巻いてあるマフラーを俺にかけながら彼女は言った。
「レディースでごめんねー」
「別にいいのに」
マフラーをとろうとすると
「だーめ!ちゃんと付けなきゃ!年上の言うことはちゃんと聞きなさい!あと2週間で年が明けてすぐに受験なんだよ!」
ムカつくが正論なので何も言い返せない。その時彼女の携帯が鳴った。彼女はちらっと見たが無視をした。
「返信したら」
「いいの!めんどくさいんだもん!」
彼女は耳の位置までの高さのツインテールの先をくるくる回しながら言った。
だが、着信は止まらない・・・
「んーーーーしつこいな!」
そう言った彼女は携帯の電源を落とした。
「もーせっかく拓海くんと帰ってるのに嫌な気分にさせないでよー」
その後は一方的に話を聞くだけの道のりそして、俺の家の前に着くと颯爽と「じゃーねー」といって走ってどっかに行ってしまう・・・
まじで、なんなんだあいつ・・・身元が知ってるだけましだがとてつもなく不気味だ・・・
だが、こんな毎日が当たり前になってる自分がいてることに俺はまだ気づいていなかった。
「広瀬帰らないの?」
同じ授業を受けていた女の子に聞かれる・・・
「帰るよ、帰るけどさ」
「下に降りたくないんだよねwww」
微笑みながら親友、松田 康太(まつだ こうた)が近づいて来た。こいつの笑顔は心が安らぐ・・・
「へんなのーじゃー私帰るねバイバーイ」
「「じゃーね」」
教室に俺と康太だけになった。
「そろそろ行かないとこっちに来るんじゃないかな」
「だよな、俺も思ってた」
思い足を動かしながら教室の電気を消し、一階のロビーへ降りていった。
ロビーにはやはり帰る気を失くす女がいた。
「あ、拓海くーーーん!!!お疲れ様ー!!」
ロビーにいる生徒全員が俺を見る・・・やめてくれ、俺は康太に「じゃーまたな」と声をかけ早歩きで塾を後にした・・・
「あ、ちょ、拓海くん待ってよー!!」
この女、塾長の孫、長谷部 理乃(はせべ りの)塾長は私立霧山高校の理事長でもあるこの高校はこの辺では一番の名門、なのでこの塾に入れば霧山高校への受験が有利になるので霧山高校に入りたいやつが集まる。俺もその1人だ・・・がまさか、孫に目をつけられるとは・・・
孫は三ヵ月前、急に俺の目の前に現れ、告白し、返しをいう前に「返事はいいの!受験が終わるまで塾終わりの帰り道だけ一緒にいられれば!」なんて意味のわからないことを言い出し、了承していないのに塾の日の帰りに現れる・・・
「寒いねー!あ!!!拓海くん!マフラーは!?」
「忘れた」
「忘れた!?ダメだよ!受験生なんだから!ちゃんとあったかくしなきゃ!」
自分の首に巻いてあるマフラーを俺にかけながら彼女は言った。
「レディースでごめんねー」
「別にいいのに」
マフラーをとろうとすると
「だーめ!ちゃんと付けなきゃ!年上の言うことはちゃんと聞きなさい!あと2週間で年が明けてすぐに受験なんだよ!」
ムカつくが正論なので何も言い返せない。その時彼女の携帯が鳴った。彼女はちらっと見たが無視をした。
「返信したら」
「いいの!めんどくさいんだもん!」
彼女は耳の位置までの高さのツインテールの先をくるくる回しながら言った。
だが、着信は止まらない・・・
「んーーーーしつこいな!」
そう言った彼女は携帯の電源を落とした。
「もーせっかく拓海くんと帰ってるのに嫌な気分にさせないでよー」
その後は一方的に話を聞くだけの道のりそして、俺の家の前に着くと颯爽と「じゃーねー」といって走ってどっかに行ってしまう・・・
まじで、なんなんだあいつ・・・身元が知ってるだけましだがとてつもなく不気味だ・・・
だが、こんな毎日が当たり前になってる自分がいてることに俺はまだ気づいていなかった。
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