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263.四乃森蒼紫の闇・六 (蒼紫・夢主)
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「つくづく馬鹿か、お前は。」
遠い意識の向こうで小さいが確かに脳に直接響く声がした。
その声にハッと目を開けるとそこはいつもの黒い世界だった。
蒼紫に鞭打ちされたことがかなりショックだったのかこの精神世界でも武尊は現実を引きずって現実と同じように暗闇の中で吊るされていた。
聞き覚えのある声がした方を見上げれば月の光のような柔らかな金の色の髪をふわりとなびかせた十六夜丸が上から降りて来る。
今ではこの暗黒の世界でも十六夜丸の姿が武尊にははっきり見える。
十六夜丸は真っ赤な紅玉のような眼で武尊を睨みつけ、
「お前の身体を好きにしていいのは俺だけだ、あんな奴にこんな辱めを受けやがって。」
と、忌々しそうに言葉を吐き捨てた。
「あんたにだって私の身体を好きにする権利なんてないよ!私の身体は私のものだ!」
十六夜丸の言葉にむっと来た武尊は十六夜丸を見返した。
十六夜丸はフンと一笑し、
「お前の意志など関係ない、契約は・・まだ有効だ。」
と、武尊の身体を上から下まで舐め回すような眼で見てにやりと口元を歪めた。
「・・まあお前があの男の責めを好んで受けているというのならば別だがな。」
「誰が好んでなんかっ!」
十六夜丸は武尊の反論に自分の指を武尊の秘所に埋めた。
「くっ・・!」
いきなりの指の挿入なのに武尊の腰はびくりと反応し、その指を中で動かされるといやらしい水音が耳に響いた。
「これでも好んでないというのか、お前の肉はそうは言ってないようだが。」
「あっ・・・ん!」
意に反して漏れてしまった声に武尊は顔を真っ赤にして羞恥心を上書きするように叫んだ。
「やめろっー!こ・・こんなことをするためにわざわざ姿を現したわけじゃないんだろ!」
「お前が誰のものか分からせてやろうと思ってな。」
十六夜丸の指が武尊の中で暴れて武尊は追い詰められていく。
「あっ・・ん、ああ・・っ。」
「だらしのない奴目、これしきのことで恥ずかしいくらいにお前のここはぐしょぐしょか。」
「ううっ・・。」
達しないように耐えている武尊の耳元で十六夜丸が囁く。
「本当に嫌な男からの辱めならお前の力で何とでも出来るだろう。観柳とやらを殺ったようにあの根暗男の頭をぶち抜くことなど簡単じゃないのか。」
「・・はっ、そんなの無理っ!」
確かに今の自分の力なら出来ない事はないと武尊は思った。
だがその力を蒼紫を傷つけるために使うなんてことはこれっぽっちも頭になかったことだし使う気だってこれからもない。
武尊が思うただ一つの事はどうしたら蒼紫をいつもの蒼紫に戻せるかということだった。
蒼紫をこうさせてしまった事が自分の行動にあったという自責の念が本気で抵抗出来ない理由なのだ。
(・・それに身体をこんな風にされたら『力』なんて使えない・・『力』を使うためには物凄く集中力が必要なんだから・・くっ!)
武尊が一瞬気を抜いたとたんに絶頂の快楽が一気に武尊を襲う。
「さあ、最後の願いを俺に寄こせ。お前はもっと誇りある人間なんだろう?『あの男を殺して私を助けて。』と俺に命令しろ。それでお前も楽になれる。人形のようにされるがままでいいのか?今ならお前の尊厳を守れる。さあ・・お前の呪われた人生に蹴りをつけるのだ。」
十六夜丸に命令することは契約が成立することになり武尊の命は失われる。
しかし残り少ない命と宣告されている今、十六夜丸の言葉がまるで阿片のように武尊の思考を蝕んでいった。
(私は・・・、ぅっ・・ぁあ!)
指でいかされた武尊の耳元で今一度十六夜丸が言った。
「さあ・・願え・・・」
聞いたこともない甘い誘いの声の囁きに武尊は自分の意志など溶けてなくなるような感じがしてきたが同時に意識を手放した。
遠い意識の向こうで小さいが確かに脳に直接響く声がした。
その声にハッと目を開けるとそこはいつもの黒い世界だった。
蒼紫に鞭打ちされたことがかなりショックだったのかこの精神世界でも武尊は現実を引きずって現実と同じように暗闇の中で吊るされていた。
聞き覚えのある声がした方を見上げれば月の光のような柔らかな金の色の髪をふわりとなびかせた十六夜丸が上から降りて来る。
今ではこの暗黒の世界でも十六夜丸の姿が武尊にははっきり見える。
十六夜丸は真っ赤な紅玉のような眼で武尊を睨みつけ、
「お前の身体を好きにしていいのは俺だけだ、あんな奴にこんな辱めを受けやがって。」
と、忌々しそうに言葉を吐き捨てた。
「あんたにだって私の身体を好きにする権利なんてないよ!私の身体は私のものだ!」
十六夜丸の言葉にむっと来た武尊は十六夜丸を見返した。
十六夜丸はフンと一笑し、
「お前の意志など関係ない、契約は・・まだ有効だ。」
と、武尊の身体を上から下まで舐め回すような眼で見てにやりと口元を歪めた。
「・・まあお前があの男の責めを好んで受けているというのならば別だがな。」
「誰が好んでなんかっ!」
十六夜丸は武尊の反論に自分の指を武尊の秘所に埋めた。
「くっ・・!」
いきなりの指の挿入なのに武尊の腰はびくりと反応し、その指を中で動かされるといやらしい水音が耳に響いた。
「これでも好んでないというのか、お前の肉はそうは言ってないようだが。」
「あっ・・・ん!」
意に反して漏れてしまった声に武尊は顔を真っ赤にして羞恥心を上書きするように叫んだ。
「やめろっー!こ・・こんなことをするためにわざわざ姿を現したわけじゃないんだろ!」
「お前が誰のものか分からせてやろうと思ってな。」
十六夜丸の指が武尊の中で暴れて武尊は追い詰められていく。
「あっ・・ん、ああ・・っ。」
「だらしのない奴目、これしきのことで恥ずかしいくらいにお前のここはぐしょぐしょか。」
「ううっ・・。」
達しないように耐えている武尊の耳元で十六夜丸が囁く。
「本当に嫌な男からの辱めならお前の力で何とでも出来るだろう。観柳とやらを殺ったようにあの根暗男の頭をぶち抜くことなど簡単じゃないのか。」
「・・はっ、そんなの無理っ!」
確かに今の自分の力なら出来ない事はないと武尊は思った。
だがその力を蒼紫を傷つけるために使うなんてことはこれっぽっちも頭になかったことだし使う気だってこれからもない。
武尊が思うただ一つの事はどうしたら蒼紫をいつもの蒼紫に戻せるかということだった。
蒼紫をこうさせてしまった事が自分の行動にあったという自責の念が本気で抵抗出来ない理由なのだ。
(・・それに身体をこんな風にされたら『力』なんて使えない・・『力』を使うためには物凄く集中力が必要なんだから・・くっ!)
武尊が一瞬気を抜いたとたんに絶頂の快楽が一気に武尊を襲う。
「さあ、最後の願いを俺に寄こせ。お前はもっと誇りある人間なんだろう?『あの男を殺して私を助けて。』と俺に命令しろ。それでお前も楽になれる。人形のようにされるがままでいいのか?今ならお前の尊厳を守れる。さあ・・お前の呪われた人生に蹴りをつけるのだ。」
十六夜丸に命令することは契約が成立することになり武尊の命は失われる。
しかし残り少ない命と宣告されている今、十六夜丸の言葉がまるで阿片のように武尊の思考を蝕んでいった。
(私は・・・、ぅっ・・ぁあ!)
指でいかされた武尊の耳元で今一度十六夜丸が言った。
「さあ・・願え・・・」
聞いたこともない甘い誘いの声の囁きに武尊は自分の意志など溶けてなくなるような感じがしてきたが同時に意識を手放した。