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261.四乃森蒼紫の闇・四 (蒼紫・夢主)
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息が楽に出来る様になったのは猿ぐつわが外されたから。
だがその一息も満足に吸いきる前に再び武尊の口は塞がれた。
「んぐっ。」
折角息が出来ると思ったのに!と思った矢先、武尊は後頭部を蒼紫の手で押さえられ口づけを受けていた。
空気を吸い込むために開けた口をすかさず塞がれ蒼紫の舌が武尊の口内の奥まで入り込む。
「ん、んん~っ!」
苦しさに逃れようとするも出来るはずもなく武尊は不自由な身体を揺らし悶続けるなか、蒼紫は時にわざと唇をわずかに隙間を開けて空気を与え武尊の口内をねっとりと味わい続ける。
「はっ・・はふっ・・。」
僅かな隙間から入る酸素を求めて武尊は喉の奥まで蒼紫に開き、そこを蒼紫の舌が武尊の舌を絡めとっていく。
荒ぶる呼吸も徐々に落ち着くころには武尊の漏らす声と口吸いの音だけが夜の静寂な空間を震わせた。
どれだけの時間口内を貪られているのか、少なくとも二十分は経ったのではと、今は無駄に動く力もなくされるがままの武尊は頭の中の遠くでそう思った。
その時、灯りとり兼、暖を取る為に焚かれていた護摩壇の火がパチっと爆ぜた音がして武尊は気を確かに取り戻した。
そしてもう一度蒼紫にこんなことは止めてと言おうと蒼紫の名前を呼んだ。
「んんん(あおし)・・。」
武尊の舌の動きに変化を覚えた蒼紫はようやく武尊の口内を解放して武尊を見据えた。
「何だ。」
「蒼紫、こんなことは止めて・・手が痛いよ、早く縄を外して。」
蒼紫はまだ温度の無い目で武尊を見つめ続け、
「『俺を求めるまで調教する』と言ったはずだ。分かってないな。」
と言い先程武尊のお尻を叩いたもので武尊の顎をくいっと押し上げた。
それは武尊の視界にも一瞬目に入りそれが何だかを認識した。
(バラ鞭!?そんなものまでこの時代にあるの!?)
武尊の視線から武尊が何を考えているか察知した蒼紫は武尊の顎から鞭を外しビュッっと一振りした。
「これは【キャット オブ ナインテイル】という南蛮の仕置き用具だ。音の割には威力が少なく調教には最適な道具の一つだ。竹刀よりましだろう。」
と蒼紫が説明したのは先が幾重にも別れた皮になっている黒い鞭だった。
「とはいえ、この俺が打つんだ。それなりに痛むと思うが。」
と蒼紫は武尊の尻に手を当てた。
「痛っ・・!」
触れられたと同時に武尊はお尻を蒼紫の手から逃れる様に身を反らせた。
だがその一息も満足に吸いきる前に再び武尊の口は塞がれた。
「んぐっ。」
折角息が出来ると思ったのに!と思った矢先、武尊は後頭部を蒼紫の手で押さえられ口づけを受けていた。
空気を吸い込むために開けた口をすかさず塞がれ蒼紫の舌が武尊の口内の奥まで入り込む。
「ん、んん~っ!」
苦しさに逃れようとするも出来るはずもなく武尊は不自由な身体を揺らし悶続けるなか、蒼紫は時にわざと唇をわずかに隙間を開けて空気を与え武尊の口内をねっとりと味わい続ける。
「はっ・・はふっ・・。」
僅かな隙間から入る酸素を求めて武尊は喉の奥まで蒼紫に開き、そこを蒼紫の舌が武尊の舌を絡めとっていく。
荒ぶる呼吸も徐々に落ち着くころには武尊の漏らす声と口吸いの音だけが夜の静寂な空間を震わせた。
どれだけの時間口内を貪られているのか、少なくとも二十分は経ったのではと、今は無駄に動く力もなくされるがままの武尊は頭の中の遠くでそう思った。
その時、灯りとり兼、暖を取る為に焚かれていた護摩壇の火がパチっと爆ぜた音がして武尊は気を確かに取り戻した。
そしてもう一度蒼紫にこんなことは止めてと言おうと蒼紫の名前を呼んだ。
「んんん(あおし)・・。」
武尊の舌の動きに変化を覚えた蒼紫はようやく武尊の口内を解放して武尊を見据えた。
「何だ。」
「蒼紫、こんなことは止めて・・手が痛いよ、早く縄を外して。」
蒼紫はまだ温度の無い目で武尊を見つめ続け、
「『俺を求めるまで調教する』と言ったはずだ。分かってないな。」
と言い先程武尊のお尻を叩いたもので武尊の顎をくいっと押し上げた。
それは武尊の視界にも一瞬目に入りそれが何だかを認識した。
(バラ鞭!?そんなものまでこの時代にあるの!?)
武尊の視線から武尊が何を考えているか察知した蒼紫は武尊の顎から鞭を外しビュッっと一振りした。
「これは【キャット オブ ナインテイル】という南蛮の仕置き用具だ。音の割には威力が少なく調教には最適な道具の一つだ。竹刀よりましだろう。」
と蒼紫が説明したのは先が幾重にも別れた皮になっている黒い鞭だった。
「とはいえ、この俺が打つんだ。それなりに痛むと思うが。」
と蒼紫は武尊の尻に手を当てた。
「痛っ・・!」
触れられたと同時に武尊はお尻を蒼紫の手から逃れる様に身を反らせた。