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242.放たれた力 (翁・影宮の手下・夢主・操・観柳)
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「何も変わらないじゃん・・。」
薬を飲んだ武尊は少しは楽になるのではないかと期待していたが、少し待っても状態は何も変わらなかった。
早鐘を打つような動悸、気を抜くと意識を失いそうになるほどの目眩。
操の事を考えるとここでこのまま回復を待ってられないと思った武尊は操の後を追うことにした。
この部屋へ入るときには気が付かなかったが隣の牢屋みたいな部屋の前には見張りらしい男が伸びて倒れていた。
きっと操に蹴られて伸びているのだろうと武尊は横目で見て通り過ぎようとしたが、そこに囚われていた人達に情報交換を条件に見張りが持っていた鍵で逃がしてやった。
武尊はよろよろと壁に手をつきながら廊下を進んでいった。
(十六夜丸は何してるのよ・・私に取りついてるんじゃなかったの?何でこんな肝心な時に出てこないのよ・・斎藤さんの前には出て来たんでしょ?それともやっぱり取りつかれてる本人じゃ薬の効果ってないの?
ああ・・もう!
そ・・それにしても新型蜘蛛の巣ってキツイわ・・阿片ってこんなにキツイもんなの?聞いた話と違うじゃない。)
武尊は急がないと思いつつも自由が聞かない身体でフラフラと操は何処だろうかと捜し歩いていた。
思っていたより人がいないことに安堵しながら進んでいると武尊はだんだん自分の体調が変化してきたことに気が付いた。
ふらつきは変わらないものの、何か身体の内側が変なのだ。
血が熱いと感じる。
脈が一回一回拍動するのが聞こえてくるようで、その度にその熱い血が全身を駆け巡るのだ。
(何・・この感じ・・)
何かが爆発しそうなほどのそんな力が、内側から溢れそうな感じが満ちてくるのだ。
武尊はハッとして立ち止まり自分を見ると身体から今まで見た事がない量のオーラ、青い陽炎が自分から溢れているではないか。
その半端じゃない量に武尊自身が驚いたその時、
ガガガガガガガガガ!
とものすごい音がして少し先の部屋の扉が吹き飛んだ。
(何!?マシンガン?)
こんな洞窟の中の部屋でマシンガンをぶっ放すなんて正気の沙汰じゃないと武尊は耳を疑った。
しかし少し間を置いて再び、
ガガガガガガガガガ!
と音がして跳弾した弾が壊れた扉から壁に当たっていた。
耳どころか目まで疑った武尊だったが、
(まさか操ちゃんが・・!)
と操の身を心配し、急ぎ扉までたどり着いた。
薬を飲んだ武尊は少しは楽になるのではないかと期待していたが、少し待っても状態は何も変わらなかった。
早鐘を打つような動悸、気を抜くと意識を失いそうになるほどの目眩。
操の事を考えるとここでこのまま回復を待ってられないと思った武尊は操の後を追うことにした。
この部屋へ入るときには気が付かなかったが隣の牢屋みたいな部屋の前には見張りらしい男が伸びて倒れていた。
きっと操に蹴られて伸びているのだろうと武尊は横目で見て通り過ぎようとしたが、そこに囚われていた人達に情報交換を条件に見張りが持っていた鍵で逃がしてやった。
武尊はよろよろと壁に手をつきながら廊下を進んでいった。
(十六夜丸は何してるのよ・・私に取りついてるんじゃなかったの?何でこんな肝心な時に出てこないのよ・・斎藤さんの前には出て来たんでしょ?それともやっぱり取りつかれてる本人じゃ薬の効果ってないの?
ああ・・もう!
そ・・それにしても新型蜘蛛の巣ってキツイわ・・阿片ってこんなにキツイもんなの?聞いた話と違うじゃない。)
武尊は急がないと思いつつも自由が聞かない身体でフラフラと操は何処だろうかと捜し歩いていた。
思っていたより人がいないことに安堵しながら進んでいると武尊はだんだん自分の体調が変化してきたことに気が付いた。
ふらつきは変わらないものの、何か身体の内側が変なのだ。
血が熱いと感じる。
脈が一回一回拍動するのが聞こえてくるようで、その度にその熱い血が全身を駆け巡るのだ。
(何・・この感じ・・)
何かが爆発しそうなほどのそんな力が、内側から溢れそうな感じが満ちてくるのだ。
武尊はハッとして立ち止まり自分を見ると身体から今まで見た事がない量のオーラ、青い陽炎が自分から溢れているではないか。
その半端じゃない量に武尊自身が驚いたその時、
ガガガガガガガガガ!
とものすごい音がして少し先の部屋の扉が吹き飛んだ。
(何!?マシンガン?)
こんな洞窟の中の部屋でマシンガンをぶっ放すなんて正気の沙汰じゃないと武尊は耳を疑った。
しかし少し間を置いて再び、
ガガガガガガガガガ!
と音がして跳弾した弾が壊れた扉から壁に当たっていた。
耳どころか目まで疑った武尊だったが、
(まさか操ちゃんが・・!)
と操の身を心配し、急ぎ扉までたどり着いた。