248.長き夢 (厩戸皇子・十六夜丸・中臣鎌足・夢主)
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「ここは・・・・」
気が付いた十六夜丸は目を開けて驚いた。
目を開いているのに何も見えない、一面の闇、闇、闇。
墳墓に閉じ込められたかと思ったが歩けど歩けど何にもぶつからない。
生き物の気配も、音すらない漆黒の闇の中なのだ。
耳には自分の声しか響かない。
「なんなのだ、ここは・・。」
何時間、もしくは幾日経ったのか。
時間の過ぎる間隔さえ奪われ出口の見えない闇の迷宮についに十六夜丸は、
「うわあああああああああああ!」
と髪を振り乱し叫び続けた。