※1 記憶を失っている時の名前は変換できません。
246.共鳴・愛の絆 (蒼紫・斎藤・夢主・十六夜丸)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
武尊の叫びは斎藤と十六夜丸にも届いていた。
一色即発と思われた二人だったが十六夜丸が急に振り上げていた刀を下した。
「どうした。」
「興が削がれた・・ただそれだけだ。」
つまらなさそうに十六夜丸は答えると斎藤の前からスッと姿を消した。
再び暗闇の世界に残された斎藤は遥か下方から聞こえてくる必死の武尊の声に苦笑いした。
「久々に熱くなれそうな勝負のお預けをまた喰らっちまったじゃないか。ま、武尊と私闘とどちらが大事かと言えば決まってるからな、仕方がないか。それにあれは何か困っている感じか・・阿呆が、迎えに行くから大人しく待っていろ。」
斎藤は目を閉じ・・武尊の気配を探した。
「見つけた。」
斎藤がそう呟いた時、武尊の世界が暗転した。
「あれ・・。」
武尊は気が付くと賽の河原ではなく、いつもの闇の中にいた。
「どうやってここに戻ったの?」
思わず独り言を口走った時。目の前にものすごくカラフルな紅葉の葉がハラリと落ちて来た。
「紅葉が・・。」
そう思うとまたハラリハラリと葉が舞うように落ちてくる。
赤から黄色、緑まで。
あまりにも鮮やかな葉で綺麗だったので思わず武尊はそれを拾おうとあっちこっちと手を伸ばした。
すると目の前で、
「いつまで遊んでるんだ。」
と聞き覚えのある声が。
思わず武尊が顔を上げると舞う紅葉の葉の中に大好きな人のいつもの姿がそこにあった。
「一・・。」
優しい声に優しい笑顔。
さよならは言わないと言いつつもきっと心の中ではずっと求めていた人。
嬉しくて、会いたくて、触れたくて、抱きしめられたくて、、一度にたくさんの思いが込み上げて声にならない。
武尊がやっとの思いで一歩を踏み出そうとした時、
「もう大丈夫のようだな、早く戻って来い。」
と斎藤の手が武尊の頭をぽんっと叩いた。
2017.1.29
一色即発と思われた二人だったが十六夜丸が急に振り上げていた刀を下した。
「どうした。」
「興が削がれた・・ただそれだけだ。」
つまらなさそうに十六夜丸は答えると斎藤の前からスッと姿を消した。
再び暗闇の世界に残された斎藤は遥か下方から聞こえてくる必死の武尊の声に苦笑いした。
「久々に熱くなれそうな勝負のお預けをまた喰らっちまったじゃないか。ま、武尊と私闘とどちらが大事かと言えば決まってるからな、仕方がないか。それにあれは何か困っている感じか・・阿呆が、迎えに行くから大人しく待っていろ。」
斎藤は目を閉じ・・武尊の気配を探した。
「見つけた。」
斎藤がそう呟いた時、武尊の世界が暗転した。
「あれ・・。」
武尊は気が付くと賽の河原ではなく、いつもの闇の中にいた。
「どうやってここに戻ったの?」
思わず独り言を口走った時。目の前にものすごくカラフルな紅葉の葉がハラリと落ちて来た。
「紅葉が・・。」
そう思うとまたハラリハラリと葉が舞うように落ちてくる。
赤から黄色、緑まで。
あまりにも鮮やかな葉で綺麗だったので思わず武尊はそれを拾おうとあっちこっちと手を伸ばした。
すると目の前で、
「いつまで遊んでるんだ。」
と聞き覚えのある声が。
思わず武尊が顔を上げると舞う紅葉の葉の中に大好きな人のいつもの姿がそこにあった。
「一・・。」
優しい声に優しい笑顔。
さよならは言わないと言いつつもきっと心の中ではずっと求めていた人。
嬉しくて、会いたくて、触れたくて、抱きしめられたくて、、一度にたくさんの思いが込み上げて声にならない。
武尊がやっとの思いで一歩を踏み出そうとした時、
「もう大丈夫のようだな、早く戻って来い。」
と斎藤の手が武尊の頭をぽんっと叩いた。
2017.1.29