246.共鳴・愛の絆 (蒼紫・斎藤・夢主・十六夜丸)
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「に・・人間風情が偉そうに!」
斎藤の言葉に逆上した十六夜丸は一気に刀を抜き斬りかかろうと思ったその時、亡霊の様だった斎藤の姿がはっきり闇の中に浮かび上がり十六夜丸は思わず動きを止めた。
「どうした。来い、決着とやらを付けてやる。」
自分の様にはっきりとした色などまるでない。
けれども迷いない意志の力が斎藤の輪郭と闘志となり、強くはっきりと闇の中に現れている。
(何が狼をこれほどまでにさせるんだ・・)
【たかが人間なのに】そんな言葉が十六夜丸の頭を堂々巡りする。
自分が本気を出せば斎藤なんて瞬殺の自信はあるのに隙がないその迫力に十六夜丸は怯んだ。