※1 記憶を失っている時の名前は変換できません。
245.契約違反 (斎藤・蒼紫・夢主・十六夜丸)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「なによ、そんなに睨んで!黙ってないで何か言いなさいよ!」
武尊は正当な論理で言いくるめられればぐうの音も出ないのだが、心当りもないのに怒りの感情をぶつけられて大人しく黙っているお人よしではない。
それが十六夜丸に対してなら尚更だ。
「確かに私は作られたお人形・・人としては外道だわ。そんな私には話も出来ないっていうの?だったらこの手を放しなさいって!」
人一人の戯言など、十六夜丸にとっては痛くも痒くもない。
だが今の武尊は違った。
武尊の気持ちが言葉と同時に高ぶると武尊の身体の周りを青い揺らぎが包んだかと思うとバチッ!と音がして十六夜丸が手を引っ込めた。
十六夜丸は驚きで目を見開き唖然としていた。
かなり修行を積んだ高僧でもその気力は十六夜丸には何も影響は与えない。
なのに目の前の人間は今何を自分にしでかしたのだろうか、と一瞬分からなかった。
武尊もバチッという音が弾けた瞬間十六夜丸が手を引いたことに自分で驚いていた。
が、すぐにそれが自分のオーラである事が分かった。
「嘘・・ここが現実世界でないから?」
武尊自身、その強いオーラが信じ難かった。
今もう一度オーラを出そうと思って出してみると、観柳を撃った時のような莫大な量のオーラが自分を取り巻いていることに気が付いた。
潜在的に武尊はただならぬオーラを秘めていた。
それは何故なのか武尊も気が付いていない。
偶然にも日々の座禅修行を始めたことによりコツコツと開発されて、今回の阿片により自律神経が暴走しその力が爆発したのだった。
自転車も一度乗り方を覚えれば次はスイスイとこげる。
きっかけは何であれ、武尊はオーラの操り方を覚えたのだ。
もちろん今の武尊には十六夜丸の姿以外にも周りの景色が見える。
やっぱりここは死と生の世界を分ける賽の河原。
そして武尊ははっとして今なら自分のすべての疑問を聞けるのではないかと思い、
「十六夜丸!あなたは何者なの?何故私に取りついているの?何故兄様はあなたの事を知っているの?・・・教えて!」
と、武尊は自然に腕が伸び十六夜丸の腕を・・・
・・掴んだのだった。
武尊は正当な論理で言いくるめられればぐうの音も出ないのだが、心当りもないのに怒りの感情をぶつけられて大人しく黙っているお人よしではない。
それが十六夜丸に対してなら尚更だ。
「確かに私は作られたお人形・・人としては外道だわ。そんな私には話も出来ないっていうの?だったらこの手を放しなさいって!」
人一人の戯言など、十六夜丸にとっては痛くも痒くもない。
だが今の武尊は違った。
武尊の気持ちが言葉と同時に高ぶると武尊の身体の周りを青い揺らぎが包んだかと思うとバチッ!と音がして十六夜丸が手を引っ込めた。
十六夜丸は驚きで目を見開き唖然としていた。
かなり修行を積んだ高僧でもその気力は十六夜丸には何も影響は与えない。
なのに目の前の人間は今何を自分にしでかしたのだろうか、と一瞬分からなかった。
武尊もバチッという音が弾けた瞬間十六夜丸が手を引いたことに自分で驚いていた。
が、すぐにそれが自分のオーラである事が分かった。
「嘘・・ここが現実世界でないから?」
武尊自身、その強いオーラが信じ難かった。
今もう一度オーラを出そうと思って出してみると、観柳を撃った時のような莫大な量のオーラが自分を取り巻いていることに気が付いた。
潜在的に武尊はただならぬオーラを秘めていた。
それは何故なのか武尊も気が付いていない。
偶然にも日々の座禅修行を始めたことによりコツコツと開発されて、今回の阿片により自律神経が暴走しその力が爆発したのだった。
自転車も一度乗り方を覚えれば次はスイスイとこげる。
きっかけは何であれ、武尊はオーラの操り方を覚えたのだ。
もちろん今の武尊には十六夜丸の姿以外にも周りの景色が見える。
やっぱりここは死と生の世界を分ける賽の河原。
そして武尊ははっとして今なら自分のすべての疑問を聞けるのではないかと思い、
「十六夜丸!あなたは何者なの?何故私に取りついているの?何故兄様はあなたの事を知っているの?・・・教えて!」
と、武尊は自然に腕が伸び十六夜丸の腕を・・・
・・掴んだのだった。