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243.炎の壁 (操・蒼紫・斎藤・夢主)
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何故こんな所に居るんだ。
いや、居るのか?
いや、居るに違いない。
だがすでにここから脱出したのか?
途中斎藤とすれ違う人間は誰もいなかった。
武尊はすでにここから脱出していると思いたい斎藤だったが心に残る不安が拭いきれない。
そして斎藤は煙が流れてくる大元の部屋にたどり着いた。
その部屋の扉は酷く壊れていて、斎藤はそれがガトリングガンの類のものによることをすぐに見抜いた。
用心しながら中を見るとガトリングガンが自分の方に向いており、その脇に一人倒れていた。
そして手前には武尊が倒れていた。
「武尊!」
武尊の姿に驚き目を見張った斎藤はガトリングガンの横に倒れている男に注意を払いつつ武尊に駆け寄った。
「武尊、おい、武尊!しっかりしろ!」
斎藤は呼びかけながら武尊を観察した。
武尊の口元には血が付いていた。
そして腕は一点赤紫になった箇所があり、その形状が鴨川に流れて来た死体と似ている所があるという事が斎藤の頭をよぎったが今はそれどころではない。
斎藤は武尊の名を呼び身体を揺さぶったが武尊はぐったりしたままで動かない。
斎藤が武尊の心の臓と息を確認しひとまず安堵した時、武尊は薄っすらと目を開けた。
「・・は・・じめ?」
弱弱しく斎藤を確認するように呼んだ武尊の目の焦点は合ってなかった。
斎藤は武尊の眼を見てドキッとした。
あの紅い色なのだ!
十六夜丸の紅い眼の!
いや、居るのか?
いや、居るに違いない。
だがすでにここから脱出したのか?
途中斎藤とすれ違う人間は誰もいなかった。
武尊はすでにここから脱出していると思いたい斎藤だったが心に残る不安が拭いきれない。
そして斎藤は煙が流れてくる大元の部屋にたどり着いた。
その部屋の扉は酷く壊れていて、斎藤はそれがガトリングガンの類のものによることをすぐに見抜いた。
用心しながら中を見るとガトリングガンが自分の方に向いており、その脇に一人倒れていた。
そして手前には武尊が倒れていた。
「武尊!」
武尊の姿に驚き目を見張った斎藤はガトリングガンの横に倒れている男に注意を払いつつ武尊に駆け寄った。
「武尊、おい、武尊!しっかりしろ!」
斎藤は呼びかけながら武尊を観察した。
武尊の口元には血が付いていた。
そして腕は一点赤紫になった箇所があり、その形状が鴨川に流れて来た死体と似ている所があるという事が斎藤の頭をよぎったが今はそれどころではない。
斎藤は武尊の名を呼び身体を揺さぶったが武尊はぐったりしたままで動かない。
斎藤が武尊の心の臓と息を確認しひとまず安堵した時、武尊は薄っすらと目を開けた。
「・・は・・じめ?」
弱弱しく斎藤を確認するように呼んだ武尊の目の焦点は合ってなかった。
斎藤は武尊の眼を見てドキッとした。
あの紅い色なのだ!
十六夜丸の紅い眼の!