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273.『枷』の答え (蒼紫・夢主・お増・お近)
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「泣いてくれるのか?もはや夫でもない俺の為に。」
「夫とか夫じゃないとか関係ない!」
「・・抱いていいか、武尊。もはや夫でもないこの俺が。」
武尊の心を縛っていたものがない今、拒絶されても仕方があるまい、そうなったら武尊を解放した自分を後悔するかもしれない。
蒼紫がそう思った時、武尊が襟を握りしめる力がグッと強まった。
と、同時に・・
「そんなこと聞かないでよ!私を欲しがってよ!」
と武尊は叫ぶようにそう言うと蒼紫の唇にかぶりつくように口づけをした。
「!」
こんなに激しく武尊の方から口づけされたことはなく蒼紫は驚いた。
角度を変えてもう一度口を吸おうとした武尊を蒼紫は掻き抱くと武尊以上の力で武尊の口を吸い、舌を捻じ込んだ。
武尊は一瞬ビクリと頭を引こうとしたがすぐに蒼紫の舌に自分の舌を絡ませ応え続けた。
蒼紫は無言で武尊を再び押し倒すとすぐに奥まで自らを突き通した。
「は・・・う・・っ!」
快楽の渦から逃れようとする武尊の腰を、脚を掴み、体勢を変えては蒼紫は激しく貫いた。
武尊が数度意識を飛ばした後、ぐったりした武尊をお姫様抱っこをして蒼紫は部屋を出た・・
「蒼紫様と武尊さん、遅いわねぇ。」
掃除は一緒に終わったはずなのにと、お増は残っている二人分のお膳を見て言った。
「まだ暫く来なさそうよ~。だって今あれの真っ最中ですもの。」
と、勝手場へ戻って来たお近がお増に言った。
それを聞いたお増はぽっと顔を赤らめて、
「そ、そうなの。じゃ、もう少し置いておきましょうか。」
と言った。
まだ日が沈んで間もない頃、外は真夜中とは違い、師走の往来を急ぐ人の雑音が多いのでお近もある程度蒼紫の部屋に近寄らないと気が付かなかったのだ。
事の真っ最中とも知らずにお近はお増と同様、食事が出来てますと蒼紫に言いに行ったところだったが、武尊の激しい喘ぎ声を聞いて回れ右して戻って来たのだ。
余談:
本日の出歯亀は翁のみで、後日蒼紫にバレてから全治1週間の怪我を負う事となる。
蒼紫曰く、「武尊の声も俺だけのものだ。」とのこと。