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272.蒼紫の選択 (蒼紫・夢主・白・黒・翁・お増)
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師走に入って蒼紫と『夫婦ごっこ』を始めてはや半月と幾日。
野菜の買い出しから戻って来た白が、
「何かすごくいい匂いがしますね。」
と言うと黒が、
「ああ、先程若女将が牛肉の試作品と言って作って持って来ていたのを食べたからな。」
と言った。
「どうでした?」
と、興味深そうに白が聞くと黒は
「なかなか良かったよ。」
と、満足そうに言った。
「へぇ、黒さんの口から『なかなかいい』なんて言わせるなんて武尊さんも大したもんだね!」
と白は驚いた。
「ああ、本当に大したもんだよ。」
と黒は武尊を褒めた。
だが、黒は武尊の体調を気にしていた。
「しかし大丈夫か、、若女将は。今日も途中からふらふらしてたぞ。御頭に付き合うのもほどほどにしておかないとな。」
それを聞き白も頷き、
「そうですね・・夜も御頭に激しくされてるしな・・。身体もたないよなぁ・・」
「全くだ、蒼紫様も少しは手加減されればいいのに。(蒼紫様があれだけねちっこいとは・・いや、分かってはいるつもりだったが)」
黒はそう言ってため息をついて言葉を続けた。
「それにしても蒼紫様が牛肉を食されるようになったのも未だ信じがたいことだよなぁ・・。全く若女将は大したものだよ、どうしたら蒼紫様をあそこまで動かせるんだ?」
黒は本当に不思議そうに思いながら里芋をむいたのだった。
氷室で肉の状態を確認しているところに翁がやって来た。
「蒼紫や、ここにおったか。急ぎの用事がなかったら門松用の竹を切ってきて欲しいんじゃが。」
「・・もうそんな時期か。わかった。」
師走に入ってから武尊と牛肉のことで奔走し年の暮れのことなどあまり考えていなかったがそうもいっていられない時期にきているのだと翁の言葉で気付かされた蒼紫だった。
野菜の買い出しから戻って来た白が、
「何かすごくいい匂いがしますね。」
と言うと黒が、
「ああ、先程若女将が牛肉の試作品と言って作って持って来ていたのを食べたからな。」
と言った。
「どうでした?」
と、興味深そうに白が聞くと黒は
「なかなか良かったよ。」
と、満足そうに言った。
「へぇ、黒さんの口から『なかなかいい』なんて言わせるなんて武尊さんも大したもんだね!」
と白は驚いた。
「ああ、本当に大したもんだよ。」
と黒は武尊を褒めた。
だが、黒は武尊の体調を気にしていた。
「しかし大丈夫か、、若女将は。今日も途中からふらふらしてたぞ。御頭に付き合うのもほどほどにしておかないとな。」
それを聞き白も頷き、
「そうですね・・夜も御頭に激しくされてるしな・・。身体もたないよなぁ・・」
「全くだ、蒼紫様も少しは手加減されればいいのに。(蒼紫様があれだけねちっこいとは・・いや、分かってはいるつもりだったが)」
黒はそう言ってため息をついて言葉を続けた。
「それにしても蒼紫様が牛肉を食されるようになったのも未だ信じがたいことだよなぁ・・。全く若女将は大したものだよ、どうしたら蒼紫様をあそこまで動かせるんだ?」
黒は本当に不思議そうに思いながら里芋をむいたのだった。
氷室で肉の状態を確認しているところに翁がやって来た。
「蒼紫や、ここにおったか。急ぎの用事がなかったら門松用の竹を切ってきて欲しいんじゃが。」
「・・もうそんな時期か。わかった。」
師走に入ってから武尊と牛肉のことで奔走し年の暮れのことなどあまり考えていなかったがそうもいっていられない時期にきているのだと翁の言葉で気付かされた蒼紫だった。