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269.究極のメニュー (蒼紫・夢主・翁・葵屋の皆)
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「翁さん、おはようございます。」
と、武尊は半分開いていた障子から挨拶して部屋を覗くとお増に手当を受けている翁を発見した。
武尊は一体どうしたのかと目を見開くと、
「翁さん、大丈夫ですか!」
と二人の傍へ駆け寄った。
翁の顎には大きな湿布が張られていてそれが落ちないようにお増が包帯を顎から頭上に回して結ぶ。
「はい、翁。終わりましたよ。」
とお増が声をかけると翁は、
「むむむむむむ~~~~ううう!!」
と凄い声で唸った。
びっくりして一瞬身を縮こませた武尊に翁は武尊の顔の真正面に間合いを詰めて武尊の顔をのぞき込んだ。
「くぅうう~!」
「お、翁さん!?」
何事?っと武尊は思わず身体を仰け反らせるとお増が翁の背中をバシッと叩いた。
「うわっちょ!何をするお増!」
「翁、いい加減にしてください!悪戯が過ぎると蒼紫様に今度こそ顎を割られますよ。」
と言い立ち上がった。
そしてお増も武尊に、
「蒼紫様をどうかよろしくね。じゃ、私は朝の支度があるから行かなくっちゃ。」
と言うと部屋を出て行った。
え?事情があまり飲み込めないんですけどと武尊が翁を振り返ると翁はすでにお茶をずず~っと啜っていた。
武尊は、
「翁さん・・大丈夫ですか?」
と控えめに聞いてみた。
すると翁は唸りながら呟くように、
「この翁、一生の不覚・・。」
とガクリと肩を落とした。
「ええ?」
翁の意味不明な言葉に武尊が唖然としていると、
「隙ありじゃー!」
と翁が武尊にとびかかって来た。
「わっ!」
間一髪で翁をかわす交わすと翁は勢い余って障子ごと庭に転がり込んだ。
「大丈夫ですか!!」
つい避けたものの武尊は縁側から庭に転がり落ちた翁を見た。
翁は土埃を払いながら、
「ふっふっふっ・・流石蒼紫の嫁じゃ。操では儂の突進は避けきれんからの、ふっふっふっ。」
いったい何のための突進なんだか訳がわからないと武尊が唖然としていると、
「朝から何をしている翁。」
と武尊の声がした。
武尊がその声の方に顔を向けると柚子を数個ザルにのせた蒼紫がこちらに向かって来ていた。
「蒼紫、その柚子・・。」
「嗚呼、千枚漬け用だ。」
「これから仕込むの?」
「私も手伝っていい?」
「嗚呼。」
「じゃ、翁さん。すみませんが手伝いに行きますので。」
と武尊は蒼紫の後を追って行った。
それを見送った翁は、
「かぁーっ!ラブラブラブリーではないか!」
と、ガッツに拳を握り込んだのだった。
と、武尊は半分開いていた障子から挨拶して部屋を覗くとお増に手当を受けている翁を発見した。
武尊は一体どうしたのかと目を見開くと、
「翁さん、大丈夫ですか!」
と二人の傍へ駆け寄った。
翁の顎には大きな湿布が張られていてそれが落ちないようにお増が包帯を顎から頭上に回して結ぶ。
「はい、翁。終わりましたよ。」
とお増が声をかけると翁は、
「むむむむむむ~~~~ううう!!」
と凄い声で唸った。
びっくりして一瞬身を縮こませた武尊に翁は武尊の顔の真正面に間合いを詰めて武尊の顔をのぞき込んだ。
「くぅうう~!」
「お、翁さん!?」
何事?っと武尊は思わず身体を仰け反らせるとお増が翁の背中をバシッと叩いた。
「うわっちょ!何をするお増!」
「翁、いい加減にしてください!悪戯が過ぎると蒼紫様に今度こそ顎を割られますよ。」
と言い立ち上がった。
そしてお増も武尊に、
「蒼紫様をどうかよろしくね。じゃ、私は朝の支度があるから行かなくっちゃ。」
と言うと部屋を出て行った。
え?事情があまり飲み込めないんですけどと武尊が翁を振り返ると翁はすでにお茶をずず~っと啜っていた。
武尊は、
「翁さん・・大丈夫ですか?」
と控えめに聞いてみた。
すると翁は唸りながら呟くように、
「この翁、一生の不覚・・。」
とガクリと肩を落とした。
「ええ?」
翁の意味不明な言葉に武尊が唖然としていると、
「隙ありじゃー!」
と翁が武尊にとびかかって来た。
「わっ!」
間一髪で翁をかわす交わすと翁は勢い余って障子ごと庭に転がり込んだ。
「大丈夫ですか!!」
つい避けたものの武尊は縁側から庭に転がり落ちた翁を見た。
翁は土埃を払いながら、
「ふっふっふっ・・流石蒼紫の嫁じゃ。操では儂の突進は避けきれんからの、ふっふっふっ。」
いったい何のための突進なんだか訳がわからないと武尊が唖然としていると、
「朝から何をしている翁。」
と武尊の声がした。
武尊がその声の方に顔を向けると柚子を数個ザルにのせた蒼紫がこちらに向かって来ていた。
「蒼紫、その柚子・・。」
「嗚呼、千枚漬け用だ。」
「これから仕込むの?」
「私も手伝っていい?」
「嗚呼。」
「じゃ、翁さん。すみませんが手伝いに行きますので。」
と武尊は蒼紫の後を追って行った。
それを見送った翁は、
「かぁーっ!ラブラブラブリーではないか!」
と、ガッツに拳を握り込んだのだった。