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266.操の家出 (蒼紫・夢主・翁・操・葵屋の皆)
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蒼紫と武尊が葵屋へ戻ってきたのは日も沈む少し前のこと。
二度寝で起きれなかった武尊の為三角木馬の隠れ家を出立した時間がそもそも昼近くでそこから三時間ほど歩いてやっと三条大橋に着き軽く食事をしてから戻ったのだ。
自室に着いた蒼紫は武尊に、
「ここで休んでいろ。俺は風呂を見てくる。」
と言うと武尊は、
「じゃ、私は勝手場手伝って来るね。もうすぐ夕餉の時間だし。」
と、蒼紫に続いて部屋を出ようとすると蒼紫に腕を取られ抱き寄せられた。
そして蒼紫は武尊の耳元で、
「俺の責めはそんなに軽いものではない。明日ぐらいまで、いや、縄の痕が消えるまで身体を休めておけ。」
と小声で言った。
「だ、大丈夫だよ!ちょっとしんどいけど、ほら、操ちゃん心配だし・・。」
と武尊が蒼紫に応えていると突然目の前が突如真っ暗になった。
(何!?・・力が入らない・・)
咄嗟に武尊は蒼紫にしがみつくとぼんやりと視界が戻って来た。
「言った通りだろ・・それに後からまた武尊を愛したい。」
蒼紫の吐息が熱を持って武尊の耳に当たる。
「あっ・・。」
思わずビクリと身体が反応してしまう。
「か、身体休めないとだめなんでしょ?」
耳が熱くなるのが分かり武尊は恥ずかしい気持ちを隠すように蒼紫の胸に顔を埋めた。
「今夜は激しくしない、軽くするだけだ。」
「『軽く』って・・。」
そんなに優しく軽くでも『する』と言われたら・・昨晩の熱を思い出し武尊は悩む。
「頼む、武尊が俺のものだと感じたいんだ・・」
しかし、かき抱くように自分の頭を抱えてそんな言い方でお願いする蒼紫が武尊は少し可愛いと思ってしまった。
「だから今は身体を休めてくれ・・。」
その理屈はいったいどうなのかと武尊は頭で思ったが先程の立ちくらみになんとなく嫌な予感がした武尊はしぶしぶ承知した。
「分かった・・でも後でみんなにちゃんと挨拶させてね。」
そして武尊は布団を敷いてもらうと少し横になった。
横になるとすぐに眠気がやって来た。
(やっぱり身体のダメージ大きかったのかな・・でも重要なのはこれから。これからなのに・・。)
武尊はもごもごと呟きながらその瞼は静かに閉じていった。
二度寝で起きれなかった武尊の為三角木馬の隠れ家を出立した時間がそもそも昼近くでそこから三時間ほど歩いてやっと三条大橋に着き軽く食事をしてから戻ったのだ。
自室に着いた蒼紫は武尊に、
「ここで休んでいろ。俺は風呂を見てくる。」
と言うと武尊は、
「じゃ、私は勝手場手伝って来るね。もうすぐ夕餉の時間だし。」
と、蒼紫に続いて部屋を出ようとすると蒼紫に腕を取られ抱き寄せられた。
そして蒼紫は武尊の耳元で、
「俺の責めはそんなに軽いものではない。明日ぐらいまで、いや、縄の痕が消えるまで身体を休めておけ。」
と小声で言った。
「だ、大丈夫だよ!ちょっとしんどいけど、ほら、操ちゃん心配だし・・。」
と武尊が蒼紫に応えていると突然目の前が突如真っ暗になった。
(何!?・・力が入らない・・)
咄嗟に武尊は蒼紫にしがみつくとぼんやりと視界が戻って来た。
「言った通りだろ・・それに後からまた武尊を愛したい。」
蒼紫の吐息が熱を持って武尊の耳に当たる。
「あっ・・。」
思わずビクリと身体が反応してしまう。
「か、身体休めないとだめなんでしょ?」
耳が熱くなるのが分かり武尊は恥ずかしい気持ちを隠すように蒼紫の胸に顔を埋めた。
「今夜は激しくしない、軽くするだけだ。」
「『軽く』って・・。」
そんなに優しく軽くでも『する』と言われたら・・昨晩の熱を思い出し武尊は悩む。
「頼む、武尊が俺のものだと感じたいんだ・・」
しかし、かき抱くように自分の頭を抱えてそんな言い方でお願いする蒼紫が武尊は少し可愛いと思ってしまった。
「だから今は身体を休めてくれ・・。」
その理屈はいったいどうなのかと武尊は頭で思ったが先程の立ちくらみになんとなく嫌な予感がした武尊はしぶしぶ承知した。
「分かった・・でも後でみんなにちゃんと挨拶させてね。」
そして武尊は布団を敷いてもらうと少し横になった。
横になるとすぐに眠気がやって来た。
(やっぱり身体のダメージ大きかったのかな・・でも重要なのはこれから。これからなのに・・。)
武尊はもごもごと呟きながらその瞼は静かに閉じていった。