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243.炎の壁 (操・蒼紫・斎藤・夢主)
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「だ・・大丈夫。」
武尊が放った強烈な【気】はまるで本物の弾丸の様に観柳の額を打ち抜いていた。
かつてないほどの大量のオーラを一気に放出したため武尊は一瞬気を失ったのだが強力な阿片の副作用による神経作用の異常な高まりにより操の呼びかけに気を取り戻したのだった。
とは言え、武尊の気力は限界に近かった。
その中でいかに敵陣から無事脱出しようかと武尊は考えようとした時、ドーンという轟音と共に部屋が、床が揺れた。
その音はすぐに連続して何度も聞こえた。
パラパラと天井や壁の崩れた欠片が落ちる。
「な・・何!」
操が驚いて辺りを見回した時、爆音と共に今まで以上に床が揺れたと思うと炎が部屋の奥の厨房から見えた。
これには武尊も驚いたが、もしかして・・と思うことがあった。
それは先ほど逃がしてやった男達が観柳への腹いせに地下(洞窟下層)の武器庫に火を付けたという事だ。
ダイナマイトも密輸していたのならこの爆発もおかしくはない、と考えた時視界に入ったのが操だ。
奥の火は下の爆発がここの床を吹き飛ばしたからに違いないと考えるとこの床もいつ吹き飛ぶか分からない。
(一刻も早く操ちゃんをここから逃がさないと。)
本当に一難去ってまた一難。
どうしてこうも災難続き・・と考えてる場合ではなく武尊は、
「操ちゃん、お願いがあるの。私はさっきのとおり大丈夫だから操ちゃんは先に行って。」
「でも!」
炎はすぐそこまで迫っている。
「大丈夫。それに操ちゃんの脚に頼って取って来て欲しいものがあるの。それはここから外へ出たところに馬小屋があって、そこの梁の上に観柳の秘密の書類が隠されてるからそれを取って欲しいの。燃えてしまったらここの悪事が証明されないわ。」
炎も気になるが武尊の切羽詰まった表情に操は悩んだ。
そこに新型阿片を打たれて死んだ人の顔が浮かんで操も何とかしなければと思い、
「分かった!じゃあ先に行くね。武尊さんもすぐ来てね。」
「頼んだよ、操ちゃん。」
武尊はそう言って何とか立ち上がった。
そして操が出口(入り口)の方へ駆けだすのを見届けて・・・武尊は再び床に倒れた。
気力が尽きたのだ。
武尊が放った強烈な【気】はまるで本物の弾丸の様に観柳の額を打ち抜いていた。
かつてないほどの大量のオーラを一気に放出したため武尊は一瞬気を失ったのだが強力な阿片の副作用による神経作用の異常な高まりにより操の呼びかけに気を取り戻したのだった。
とは言え、武尊の気力は限界に近かった。
その中でいかに敵陣から無事脱出しようかと武尊は考えようとした時、ドーンという轟音と共に部屋が、床が揺れた。
その音はすぐに連続して何度も聞こえた。
パラパラと天井や壁の崩れた欠片が落ちる。
「な・・何!」
操が驚いて辺りを見回した時、爆音と共に今まで以上に床が揺れたと思うと炎が部屋の奥の厨房から見えた。
これには武尊も驚いたが、もしかして・・と思うことがあった。
それは先ほど逃がしてやった男達が観柳への腹いせに地下(洞窟下層)の武器庫に火を付けたという事だ。
ダイナマイトも密輸していたのならこの爆発もおかしくはない、と考えた時視界に入ったのが操だ。
奥の火は下の爆発がここの床を吹き飛ばしたからに違いないと考えるとこの床もいつ吹き飛ぶか分からない。
(一刻も早く操ちゃんをここから逃がさないと。)
本当に一難去ってまた一難。
どうしてこうも災難続き・・と考えてる場合ではなく武尊は、
「操ちゃん、お願いがあるの。私はさっきのとおり大丈夫だから操ちゃんは先に行って。」
「でも!」
炎はすぐそこまで迫っている。
「大丈夫。それに操ちゃんの脚に頼って取って来て欲しいものがあるの。それはここから外へ出たところに馬小屋があって、そこの梁の上に観柳の秘密の書類が隠されてるからそれを取って欲しいの。燃えてしまったらここの悪事が証明されないわ。」
炎も気になるが武尊の切羽詰まった表情に操は悩んだ。
そこに新型阿片を打たれて死んだ人の顔が浮かんで操も何とかしなければと思い、
「分かった!じゃあ先に行くね。武尊さんもすぐ来てね。」
「頼んだよ、操ちゃん。」
武尊はそう言って何とか立ち上がった。
そして操が出口(入り口)の方へ駆けだすのを見届けて・・・武尊は再び床に倒れた。
気力が尽きたのだ。