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241.禁断の薬 (夢主・操・蒼紫・九条の一味)
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目の前が真っ白になったのは【新型蜘蛛の巣】を打たれてからすぐだった。
暗闇の中から急に日の当たる場所へ出たような眩しさ。
(・・やばいっ。)
冗談抜きで武尊はそう思った。
外の世界が遮断されたような感覚、白いもやの中をチカチカする眩しさに浮遊感。
五感がうまく働いてないのは明らかだった。
「・・さん!・・・武尊さん!」
操の必死の呼びかけを遠くに聞いたような気がした武尊は声のする方に顔を向けると操の姿がぼんやり見えてきた。
「操ちゃん・・」
操の呼びかけで意識がはっきりしたのか武尊は再び目の前に見えた研究室に視線をぐるりと回した。
「大丈夫!?」
心配そうな顔の操の顔が武尊の目に映った。
武尊は心配をかけまいと、
「あ・・うん・・ちょっと意識がふわふわとするけど大丈夫だよ。・・ってあれ?誰もいないの?あの白衣の人は?」
と自分達しかいない部屋に疑問を抱いた。
「あ、、あの人ね・・武尊さん気を失ってたからそれをしばらく見てた後『すぐ戻る』って言って急いで出て行ったわよ。私の腹時計の感覚でいうと昼餉も食べてなかったみたいだからサクッと食べて戻ってくるんじゃないの?」
白衣の男も今日の夜はステーキが食べられるという誘惑には勝てなかったようだ。
「そっか・・」
武尊はそれを聞いて逃げるのは今しかないと思った。
こんな薬を二度も打たれたら次は命がない予感がプンプンするからだ。
とは言っても操は手も足も縛られていて動けない。
自分は足は縛られてないにしろ、立つことさえきっとおぼつかないほど力が入らない。
薬さえ打たれてなく、手が自由であればここにある実験道具から何か手頃なものを使って縄を切り脱出するのに、と武尊は悔しがった。
っとその時操も悔しそうに、
「クナイさえ取れれば縄なんて切ってやるのに!」
と不満を漏らした。
「え?操ちゃんクナイ持ってるの?どこ?それがあったら何とかなる?」
武尊は操の言葉に一筋の光が射したと思った。
せめて操だけでもここから逃がしてあげないと、、と切に思う武尊だった。
「たぶん持ってたやつは落としたか、取られたと思う。だけど小さいクナイを万が一の時のために隠してあるやつがあるの。」
「どこ!」
操の話に最初は落胆した武尊だったが、隠してあるのがあると聞いて武尊は間髪入れず聞き返した。
操は武尊の気迫に一瞬たじろいだが、
「ここよ。右襟の内側に織り込んで隠してるの。」
と言った。
それを聞いて武尊は、
「操ちゃん、動かないで!」
と言い、操の胸元に飛びついた!
暗闇の中から急に日の当たる場所へ出たような眩しさ。
(・・やばいっ。)
冗談抜きで武尊はそう思った。
外の世界が遮断されたような感覚、白いもやの中をチカチカする眩しさに浮遊感。
五感がうまく働いてないのは明らかだった。
「・・さん!・・・武尊さん!」
操の必死の呼びかけを遠くに聞いたような気がした武尊は声のする方に顔を向けると操の姿がぼんやり見えてきた。
「操ちゃん・・」
操の呼びかけで意識がはっきりしたのか武尊は再び目の前に見えた研究室に視線をぐるりと回した。
「大丈夫!?」
心配そうな顔の操の顔が武尊の目に映った。
武尊は心配をかけまいと、
「あ・・うん・・ちょっと意識がふわふわとするけど大丈夫だよ。・・ってあれ?誰もいないの?あの白衣の人は?」
と自分達しかいない部屋に疑問を抱いた。
「あ、、あの人ね・・武尊さん気を失ってたからそれをしばらく見てた後『すぐ戻る』って言って急いで出て行ったわよ。私の腹時計の感覚でいうと昼餉も食べてなかったみたいだからサクッと食べて戻ってくるんじゃないの?」
白衣の男も今日の夜はステーキが食べられるという誘惑には勝てなかったようだ。
「そっか・・」
武尊はそれを聞いて逃げるのは今しかないと思った。
こんな薬を二度も打たれたら次は命がない予感がプンプンするからだ。
とは言っても操は手も足も縛られていて動けない。
自分は足は縛られてないにしろ、立つことさえきっとおぼつかないほど力が入らない。
薬さえ打たれてなく、手が自由であればここにある実験道具から何か手頃なものを使って縄を切り脱出するのに、と武尊は悔しがった。
っとその時操も悔しそうに、
「クナイさえ取れれば縄なんて切ってやるのに!」
と不満を漏らした。
「え?操ちゃんクナイ持ってるの?どこ?それがあったら何とかなる?」
武尊は操の言葉に一筋の光が射したと思った。
せめて操だけでもここから逃がしてあげないと、、と切に思う武尊だった。
「たぶん持ってたやつは落としたか、取られたと思う。だけど小さいクナイを万が一の時のために隠してあるやつがあるの。」
「どこ!」
操の話に最初は落胆した武尊だったが、隠してあるのがあると聞いて武尊は間髪入れず聞き返した。
操は武尊の気迫に一瞬たじろいだが、
「ここよ。右襟の内側に織り込んで隠してるの。」
と言った。
それを聞いて武尊は、
「操ちゃん、動かないで!」
と言い、操の胸元に飛びついた!
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