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224.陳皮の香り (夢主・蒼紫・操・翁)
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ドキッとした武尊が少し身体を湯に沈めると蒼紫は何か投げて来た。
それは丁度武尊のところに来たので手で受け止めると蒼紫は風呂場が冷えないようにすぐに戸を閉めた。
そして戸の向こうで、
「陳皮は湯船にいれておけ。着替えはここに置いておく。」
そう言って物音も声もしなくなった。
「・・チンピって?」
武尊は受け取ったものを見てみると手ぬぐいの中に木綿の巾着に包まれた硬い何かが入っていた。
武尊はそれが何だか分からぬままに言われたとおり湯船に入れた。
いったん沈めたそれは空気が入っていたのでぷかりと浮かんだが、武尊はそれにお構いなくとりあえず湯あたり寸前だったので手ぬぐいを持って湯船を出た。
そして石鹸ありがたや!と喜びながら垢をこすり落としていると、どこともなくミカンの香りがふんわりとしてきた。
ん?っと最初は思った武尊だったが、すぐにそれが先程蒼紫が【陳皮】と言って寄こしたものだと分かった。
(陳皮ってミカンの皮だったんだ・・ものすごくいい香り・・心が安らぐ。)
武尊は髪も洗うとミカンの香りがほんのり漂う湯船にもう一度浸かった。
(疲れていた心が本当に穏やかな気持ちになる・・。)
武尊はそう思って陳皮風呂を堪能したのだった。
それは丁度武尊のところに来たので手で受け止めると蒼紫は風呂場が冷えないようにすぐに戸を閉めた。
そして戸の向こうで、
「陳皮は湯船にいれておけ。着替えはここに置いておく。」
そう言って物音も声もしなくなった。
「・・チンピって?」
武尊は受け取ったものを見てみると手ぬぐいの中に木綿の巾着に包まれた硬い何かが入っていた。
武尊はそれが何だか分からぬままに言われたとおり湯船に入れた。
いったん沈めたそれは空気が入っていたのでぷかりと浮かんだが、武尊はそれにお構いなくとりあえず湯あたり寸前だったので手ぬぐいを持って湯船を出た。
そして石鹸ありがたや!と喜びながら垢をこすり落としていると、どこともなくミカンの香りがふんわりとしてきた。
ん?っと最初は思った武尊だったが、すぐにそれが先程蒼紫が【陳皮】と言って寄こしたものだと分かった。
(陳皮ってミカンの皮だったんだ・・ものすごくいい香り・・心が安らぐ。)
武尊は髪も洗うとミカンの香りがほんのり漂う湯船にもう一度浸かった。
(疲れていた心が本当に穏やかな気持ちになる・・。)
武尊はそう思って陳皮風呂を堪能したのだった。