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222.氷雨 (お近、操、お増、翁、蒼紫、夢主)
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結局操は紅葉狩りに行くことを諦めた。
蒼紫が一日中座禅をすると言ったからだ。
蒼紫が一日中座禅を組むと言った時は本当に一日中なので、こればっかりはいくら蒼紫様大好きな操といえども退屈過ぎてつき合いきれないのだ。
しおしおと蒼紫について行くのを諦めてうろうろしていたところ散歩から帰って来た翁に話しかけられた。
「おお、操。暇なようなら儂と紅葉狩りにでも出かけんか。先程少し散歩に行ったが今日は見ごろじゃぞ。」
操はキッと翁を三角の眼で睨むと、
「何で私が爺やと行かなきゃなんないの!爺やと行くぐらいなら鴨川で鴨しょってた方がましよ!出かけてくる!」
と言ってそのまま出て行った。
「操・・。」
翁は渋い顔をしてその後ろ姿を見ていた。
「操・・鴨川で鴨を背負うとは・・全然面白くないんじゃがどういう意味じゃ。やれやれ。」
と言い肩をすくめた。
もちろん翁には操が御機嫌斜めの理由は分かっている。
分かっているが今はどうにも事が運ばないのも分かっているのだ。
蒼紫が一日中座禅をすると言ったからだ。
蒼紫が一日中座禅を組むと言った時は本当に一日中なので、こればっかりはいくら蒼紫様大好きな操といえども退屈過ぎてつき合いきれないのだ。
しおしおと蒼紫について行くのを諦めてうろうろしていたところ散歩から帰って来た翁に話しかけられた。
「おお、操。暇なようなら儂と紅葉狩りにでも出かけんか。先程少し散歩に行ったが今日は見ごろじゃぞ。」
操はキッと翁を三角の眼で睨むと、
「何で私が爺やと行かなきゃなんないの!爺やと行くぐらいなら鴨川で鴨しょってた方がましよ!出かけてくる!」
と言ってそのまま出て行った。
「操・・。」
翁は渋い顔をしてその後ろ姿を見ていた。
「操・・鴨川で鴨を背負うとは・・全然面白くないんじゃがどういう意味じゃ。やれやれ。」
と言い肩をすくめた。
もちろん翁には操が御機嫌斜めの理由は分かっている。
分かっているが今はどうにも事が運ばないのも分かっているのだ。