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222.氷雨 (お近、操、お増、翁、蒼紫、夢主)
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「蒼紫様おはようございます~、お茶をお持ちしました。」
操が蒼紫の部屋に来た時、部屋の障子は開いており、蒼紫は立って羽織の紐を結んでいた。
どうやら出かける寸前だったようだった。
「あれ?蒼紫様、もうお出かけ?」
「嗚呼、座禅を組みにな。」
「え~またお寺?折角こんなに天気がいいのに座禅なんてつまんない。折角だから紅葉狩りに行こうよ、はい。」
操はそう言って蒼紫にお茶を差し出した。
「・・。」
蒼紫はそれを受け取ると正座をして静かに飲んだ。
操はその横でもう一度蒼紫に催促をした。
「ね、蒼紫様。嵐山なんかどう?昔般若君達と行ったし・・もう一度行きたいな。」
操の言葉に懐かしい情景がまぶたに浮かび目をつむった蒼紫だったが、すぐに真面目な顔で操に言った。
「少し考えをまとめたいことがある。今日はだめだ。」
「え~。」
断られて操はほほをブスっと膨らませたがめげずに第二の提案を出した。
「じゃ、お昼からならいいでしょ。お寺から戻ってから行きませんか?」
蒼紫は飲み終えた茶碗に蓋をし、スッと前に出すと立ち上がり縁側へ出て空を見上げた。
「・・今日は昼から天気が崩れる。紅葉狩りはまた今度だ。」
そう言うと蒼紫はスススと歩き出した。
「ちょっ、、待って蒼紫様!」
操は慌てて蒼紫が飲んだ湯呑み茶碗をお盆に乗せると蒼紫の後を追いかけた。
操が蒼紫の部屋に来た時、部屋の障子は開いており、蒼紫は立って羽織の紐を結んでいた。
どうやら出かける寸前だったようだった。
「あれ?蒼紫様、もうお出かけ?」
「嗚呼、座禅を組みにな。」
「え~またお寺?折角こんなに天気がいいのに座禅なんてつまんない。折角だから紅葉狩りに行こうよ、はい。」
操はそう言って蒼紫にお茶を差し出した。
「・・。」
蒼紫はそれを受け取ると正座をして静かに飲んだ。
操はその横でもう一度蒼紫に催促をした。
「ね、蒼紫様。嵐山なんかどう?昔般若君達と行ったし・・もう一度行きたいな。」
操の言葉に懐かしい情景がまぶたに浮かび目をつむった蒼紫だったが、すぐに真面目な顔で操に言った。
「少し考えをまとめたいことがある。今日はだめだ。」
「え~。」
断られて操はほほをブスっと膨らませたがめげずに第二の提案を出した。
「じゃ、お昼からならいいでしょ。お寺から戻ってから行きませんか?」
蒼紫は飲み終えた茶碗に蓋をし、スッと前に出すと立ち上がり縁側へ出て空を見上げた。
「・・今日は昼から天気が崩れる。紅葉狩りはまた今度だ。」
そう言うと蒼紫はスススと歩き出した。
「ちょっ、、待って蒼紫様!」
操は慌てて蒼紫が飲んだ湯呑み茶碗をお盆に乗せると蒼紫の後を追いかけた。