※1 記憶を失っている時の名前は変換できません。
13.水をさす (斎藤・夢主)
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(今何と言った。)
斎藤は己の耳を疑った。
問いかけるより先に斎藤の目が驚きで見開いて武尊を見下ろした。
その斎藤の表情を見て武尊はハッとした。
(よりによって何て事を口走ったんだ私!!)
嘘をつくのが苦手だとしてももう少しまともな事を言えなかったのかと武尊は後悔した。
蒼紫のことはいつか斎藤の知られるところになるかも知れないと思っていたけれども今は本当にバッドタイミングだと武尊はさっと血の気が引いた。
「・・相手は四乃森か。」
武尊への確認ではなく、自分自身に呟くように斎藤は言葉を吐き出した。
その言葉を聞いて武尊の記憶にサーァと斎藤とこの船で再会した時のシーンがよみがえった。
『・・不本意だが他の男に抱かれたからに他ならんといったところか』
(一は私を抱いた相手が蒼紫だと感づいた・・?・・いや、そう確信したんだ。)
先程問われた時に違う男の名前をまるで信じなかった斎藤に今更『違う』と言っても無駄無駄無駄・・ともう一人の自分が囁く・・と思った刹那、武尊の右胸に痛みが走った。
「痛・・っ!」
痛みの原因は斎藤が空いたもう片方の手で武尊の右の乳房を鷲摑みにしたからだった。
斎藤は己の耳を疑った。
問いかけるより先に斎藤の目が驚きで見開いて武尊を見下ろした。
その斎藤の表情を見て武尊はハッとした。
(よりによって何て事を口走ったんだ私!!)
嘘をつくのが苦手だとしてももう少しまともな事を言えなかったのかと武尊は後悔した。
蒼紫のことはいつか斎藤の知られるところになるかも知れないと思っていたけれども今は本当にバッドタイミングだと武尊はさっと血の気が引いた。
「・・相手は四乃森か。」
武尊への確認ではなく、自分自身に呟くように斎藤は言葉を吐き出した。
その言葉を聞いて武尊の記憶にサーァと斎藤とこの船で再会した時のシーンがよみがえった。
『・・不本意だが他の男に抱かれたからに他ならんといったところか』
(一は私を抱いた相手が蒼紫だと感づいた・・?・・いや、そう確信したんだ。)
先程問われた時に違う男の名前をまるで信じなかった斎藤に今更『違う』と言っても無駄無駄無駄・・ともう一人の自分が囁く・・と思った刹那、武尊の右胸に痛みが走った。
「痛・・っ!」
痛みの原因は斎藤が空いたもう片方の手で武尊の右の乳房を鷲摑みにしたからだった。