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212.がけっぷち (蒼紫・剣心・薫・斎藤・夢主)
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武尊がふと目を開けた時は狭い簡易ベッドに斎藤に腕を巻きつけられ所狭しと密着状態だった。
はしゃぎすぎて変な時間に寝てしまったせいか変な時間に目が覚めたと武尊は思った。
起き上がろうと思ったが大好きな斎藤の匂いに安心し、武尊もそっと腕を回して斎藤を抱きしめた。
すると寝ていると思っていた斎藤がもぞりと動いたかと思うといきなり武尊の口を吸った。
「んん~!」
寝起きに襲われ武尊は思わずもがいたが斎藤は片手を武尊の腰にガッシリ回し片手で頭を押さえ思う存分武尊の口を味わった。
ンフ・・ン、、フ
武尊の苦しげに鼻を鳴らしながら絡む斎藤の舌に最初は逃げまどい、そのうちに絡み合わせて応戦した。
混じり合った二人の唾液が武尊の口の端から溢れて伝う。
散々武尊を貪った後、斎藤はようやく解放した。
そして口の周りがベタベタな武尊の顔を見下ろし眼を細めると武尊の口の周りの唾液をベロリと舐めとった。
「・・もうっ!あんまり変わらないよ!」
武尊は笑いながら濡れた口の周りを手の甲で拭った。
「そうか。」
斎藤は笑って起き上がろうとする武尊をまたベッドに引き倒した。
「うわ!」
「まだ外は暗い、寝て置け。」
「でも、喉が渇いたよ。水を探してくる。」
「そう言うと思ってもらっておいた。」
斎藤はそう言うとベッド下に置いていた水の入った瓶の栓を抜いて武尊に渡した。
「・・ありがとう。」
斎藤の周到な用意に舌を巻きつつ武尊はゴクリゴクリと喉を鳴らして水を飲んだ。
「二日酔いにならなくてよかった~。」
そう言いつつ武尊はじっと瓶をながめた。
「水がどうかしたのか。」
「ううん、なんでも。・・ただ水ってこうやって運んでいるんだな、、て感心してたの。」
ペリーはアメリカから黒船で日本まで来たという。
水道も自販機もないこの時代の工夫。
コロンブスの時代は水はすぐ腐るからと水の代わりに樽に入ったお酒を飲んでいたから船乗りは皆酔っ払いだった、と嘘か本当か分からないがそんな話を聞いたことがあるとそんな話を思い出しながら武尊は感慨深く瓶を見つめた。
そんな武尊を斎藤は見ていたが、すっと武尊が持っていた瓶を取り上げた。
「あ。」
斎藤はその瓶から水を二口飲んで再び栓をした。
「ごめん、一も咽乾いてたの?沢山飲んじゃった。」
「かまわん、もう一本もらってきている。それより俺が飲みたいのは武尊の陰水だ。」
「い・・っ。」
そう声を詰まらせて武尊は顔を一気に赤くした。
斎藤のそのしてやったり顔で言う時は決して冗談ではないとわかってる。
慣れてるはずなのに不意を突かれてそう言われるとドキドキしてしまう武尊だった。
いつまでも初々しい反応を見せる武尊を見るのが斎藤は楽しい。
「そんなに期待されてるのか。」
「違っ・・」
散々夕食前にやったじゃん!と武尊は思ったが斎藤がそう言い出した後は間違いなく手を出してくるのが分かっている。
抱かれたい気持ちはないわけではないが武尊は、
「今は一の胸の中で休みたい・・。」
と斎藤の胸に顔を摺り寄せた。
「・・・先手を取ったっというわけか、フン、まあいいだろう。今だけだからな・・。」
斎藤も何となく今は武尊の甘えを素直に聞いてやりたくなったのでそう言って武尊の髪を撫でてやった。
すると武尊はぼそっと、
「あのね・・私、時尾さんに作って頂いた巾着の御礼言うの忘れてたの。」
と何故かふと思い出してしまった事を斎藤に告げた。
「ならばまた次に会った時に言えばいいじゃないか。俺も時尾も武尊が来るのは大歓迎だ。」
「ん・・でもいつになるかわからないからやっぱり一から伝えてもらえると嬉しいな・・。お礼って遅すぎると気まずいし・・。」
と、武尊が斎藤の胸に頭を摺り寄せながらモゴモゴ言うと、
「大事だと思う礼を言い忘れるほどの何かがあったのか?」
斎藤の言葉に武尊はハッとする。
終わったはずの会津の話をぶり返すと隠しておいた盛之輔や蒼紫の事をばらしてしまうのではないかと武尊は心臓を震わせた。
「天候が悪くて早く母成峠に行かなきゃって焦ってたから・・。本当にごめんなさい!」
武尊は斎藤を介してその向こうに見える時尾に心から詫びるつもりでそう言った。
そして話題を変えるために、
「それにしてもまた東京へ行くの面倒だなぁ・・。」
と愚痴った。
「そうだな、その様子では武尊は身ひとつの様だしな。」
「そうそう、一から預かってる大事な刀も置いてきちゃったし。」
「・・預けているわけではない、あれは武尊にくれてやったものだ。」
斎藤は少しだけムッとし武尊を抱きしめている腕に力を込めた。
「苦しい~!分かった!分かりました!もう!時尾さん相手にもこんな面白い事するわけ?」
「そうか・・面白いか、気に入ってくれたのならもっとやってやろうか。」
そう言って斎藤は再び武尊をむぎゅうと抱きしめた。
武尊はもがき苦しんで斎藤の身体をバンバンと叩く。
もちろん斎藤にしては半分冗談のつもりなのだが武尊の反応が面白くつい、必要以上にかわいがってしまうのだ。
斎藤の悪魔的は遊びはしばらく続き、武尊は息絶え絶えになりそうになった。
息をハァハァ吸いながら脱力全開だった。
「・・何でこの狭いところで・・こんなことやってんだろ。」
「久しぶりに童心に戻ったのも良かったが大人の遊びも続けていくか。下船まで武尊を犯すとうのはどうだ。」
楽しそうに口角を上げていうその言葉は武尊には冗談には聞こえない。
「・・本気?私壊れるよ?」
「だろうな。」
武尊は『壊れる』と断言されて心でキャーと叫んだ。
「・・本当に壊れる・・と思うの?(とういうか壊すまでやるの!?)」
あわあわと武尊が聞き返すと斎藤は。
「嗚呼。」
と余裕たっぷりな顔で応えるものだから武尊はぶるりと身体を震わせた。
「冗談だ。」
斎藤はそう言うがその目は怪しすぎると武尊は顔を青くした。
「冗談に聞こえない・・。」
「そう思うのならやってみるか?」
「嘘!やらなくていい!そんなことされたら神谷道場に戻れなくなる!」
武尊は必至のあまりそう叫んだがその言葉に斎藤はピンと違和感を覚えた。
「神谷道場だと・・?会津から戻って来てからも寄ったのか?先程の話では会津に行く前に神谷道場での用事は済んだのだと思っていたが。」
斎藤の細かい突っ込みに武尊はしまったと思わず口を押えて更にしまった!!と思った。
こんな事をしてはまさに隠し事をしてますと言わんばかりではないかと武尊は全身から嫌な汗がじわっと噴き出した。
「いい子だな、武尊。」
斎藤は含み笑いをしながら両腕で武尊の腕を押さえ真上から武尊を覗きこんだ。
武尊は絶体絶命だとゴクリと唾を飲んだ。
このうえ逃げようとしたのならば尚更自分の立場を悪くする。
かと言ってこのままでもまずい予感がバリバリとする。
武尊は蛇に睨まれたカエルのように動けなくなった。
はしゃぎすぎて変な時間に寝てしまったせいか変な時間に目が覚めたと武尊は思った。
起き上がろうと思ったが大好きな斎藤の匂いに安心し、武尊もそっと腕を回して斎藤を抱きしめた。
すると寝ていると思っていた斎藤がもぞりと動いたかと思うといきなり武尊の口を吸った。
「んん~!」
寝起きに襲われ武尊は思わずもがいたが斎藤は片手を武尊の腰にガッシリ回し片手で頭を押さえ思う存分武尊の口を味わった。
ンフ・・ン、、フ
武尊の苦しげに鼻を鳴らしながら絡む斎藤の舌に最初は逃げまどい、そのうちに絡み合わせて応戦した。
混じり合った二人の唾液が武尊の口の端から溢れて伝う。
散々武尊を貪った後、斎藤はようやく解放した。
そして口の周りがベタベタな武尊の顔を見下ろし眼を細めると武尊の口の周りの唾液をベロリと舐めとった。
「・・もうっ!あんまり変わらないよ!」
武尊は笑いながら濡れた口の周りを手の甲で拭った。
「そうか。」
斎藤は笑って起き上がろうとする武尊をまたベッドに引き倒した。
「うわ!」
「まだ外は暗い、寝て置け。」
「でも、喉が渇いたよ。水を探してくる。」
「そう言うと思ってもらっておいた。」
斎藤はそう言うとベッド下に置いていた水の入った瓶の栓を抜いて武尊に渡した。
「・・ありがとう。」
斎藤の周到な用意に舌を巻きつつ武尊はゴクリゴクリと喉を鳴らして水を飲んだ。
「二日酔いにならなくてよかった~。」
そう言いつつ武尊はじっと瓶をながめた。
「水がどうかしたのか。」
「ううん、なんでも。・・ただ水ってこうやって運んでいるんだな、、て感心してたの。」
ペリーはアメリカから黒船で日本まで来たという。
水道も自販機もないこの時代の工夫。
コロンブスの時代は水はすぐ腐るからと水の代わりに樽に入ったお酒を飲んでいたから船乗りは皆酔っ払いだった、と嘘か本当か分からないがそんな話を聞いたことがあるとそんな話を思い出しながら武尊は感慨深く瓶を見つめた。
そんな武尊を斎藤は見ていたが、すっと武尊が持っていた瓶を取り上げた。
「あ。」
斎藤はその瓶から水を二口飲んで再び栓をした。
「ごめん、一も咽乾いてたの?沢山飲んじゃった。」
「かまわん、もう一本もらってきている。それより俺が飲みたいのは武尊の陰水だ。」
「い・・っ。」
そう声を詰まらせて武尊は顔を一気に赤くした。
斎藤のそのしてやったり顔で言う時は決して冗談ではないとわかってる。
慣れてるはずなのに不意を突かれてそう言われるとドキドキしてしまう武尊だった。
いつまでも初々しい反応を見せる武尊を見るのが斎藤は楽しい。
「そんなに期待されてるのか。」
「違っ・・」
散々夕食前にやったじゃん!と武尊は思ったが斎藤がそう言い出した後は間違いなく手を出してくるのが分かっている。
抱かれたい気持ちはないわけではないが武尊は、
「今は一の胸の中で休みたい・・。」
と斎藤の胸に顔を摺り寄せた。
「・・・先手を取ったっというわけか、フン、まあいいだろう。今だけだからな・・。」
斎藤も何となく今は武尊の甘えを素直に聞いてやりたくなったのでそう言って武尊の髪を撫でてやった。
すると武尊はぼそっと、
「あのね・・私、時尾さんに作って頂いた巾着の御礼言うの忘れてたの。」
と何故かふと思い出してしまった事を斎藤に告げた。
「ならばまた次に会った時に言えばいいじゃないか。俺も時尾も武尊が来るのは大歓迎だ。」
「ん・・でもいつになるかわからないからやっぱり一から伝えてもらえると嬉しいな・・。お礼って遅すぎると気まずいし・・。」
と、武尊が斎藤の胸に頭を摺り寄せながらモゴモゴ言うと、
「大事だと思う礼を言い忘れるほどの何かがあったのか?」
斎藤の言葉に武尊はハッとする。
終わったはずの会津の話をぶり返すと隠しておいた盛之輔や蒼紫の事をばらしてしまうのではないかと武尊は心臓を震わせた。
「天候が悪くて早く母成峠に行かなきゃって焦ってたから・・。本当にごめんなさい!」
武尊は斎藤を介してその向こうに見える時尾に心から詫びるつもりでそう言った。
そして話題を変えるために、
「それにしてもまた東京へ行くの面倒だなぁ・・。」
と愚痴った。
「そうだな、その様子では武尊は身ひとつの様だしな。」
「そうそう、一から預かってる大事な刀も置いてきちゃったし。」
「・・預けているわけではない、あれは武尊にくれてやったものだ。」
斎藤は少しだけムッとし武尊を抱きしめている腕に力を込めた。
「苦しい~!分かった!分かりました!もう!時尾さん相手にもこんな面白い事するわけ?」
「そうか・・面白いか、気に入ってくれたのならもっとやってやろうか。」
そう言って斎藤は再び武尊をむぎゅうと抱きしめた。
武尊はもがき苦しんで斎藤の身体をバンバンと叩く。
もちろん斎藤にしては半分冗談のつもりなのだが武尊の反応が面白くつい、必要以上にかわいがってしまうのだ。
斎藤の悪魔的は遊びはしばらく続き、武尊は息絶え絶えになりそうになった。
息をハァハァ吸いながら脱力全開だった。
「・・何でこの狭いところで・・こんなことやってんだろ。」
「久しぶりに童心に戻ったのも良かったが大人の遊びも続けていくか。下船まで武尊を犯すとうのはどうだ。」
楽しそうに口角を上げていうその言葉は武尊には冗談には聞こえない。
「・・本気?私壊れるよ?」
「だろうな。」
武尊は『壊れる』と断言されて心でキャーと叫んだ。
「・・本当に壊れる・・と思うの?(とういうか壊すまでやるの!?)」
あわあわと武尊が聞き返すと斎藤は。
「嗚呼。」
と余裕たっぷりな顔で応えるものだから武尊はぶるりと身体を震わせた。
「冗談だ。」
斎藤はそう言うがその目は怪しすぎると武尊は顔を青くした。
「冗談に聞こえない・・。」
「そう思うのならやってみるか?」
「嘘!やらなくていい!そんなことされたら神谷道場に戻れなくなる!」
武尊は必至のあまりそう叫んだがその言葉に斎藤はピンと違和感を覚えた。
「神谷道場だと・・?会津から戻って来てからも寄ったのか?先程の話では会津に行く前に神谷道場での用事は済んだのだと思っていたが。」
斎藤の細かい突っ込みに武尊はしまったと思わず口を押えて更にしまった!!と思った。
こんな事をしてはまさに隠し事をしてますと言わんばかりではないかと武尊は全身から嫌な汗がじわっと噴き出した。
「いい子だな、武尊。」
斎藤は含み笑いをしながら両腕で武尊の腕を押さえ真上から武尊を覗きこんだ。
武尊は絶体絶命だとゴクリと唾を飲んだ。
このうえ逃げようとしたのならば尚更自分の立場を悪くする。
かと言ってこのままでもまずい予感がバリバリとする。
武尊は蛇に睨まれたカエルのように動けなくなった。