※1 記憶を失っている時の名前は変換できません。
210.船上のシンデレラ (斎藤・夢主・マーティン・オンナスキー・ナターシャ)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
思わず目を見開いて、くわえていた煙草を落としてしまった斎藤の視線の先にあったのは緋色のドレスを纏った武尊だった。
当の武尊は穴があったら入りたいとばかりにしおらしくなっていた。
斎藤をちらっと見た後、どうも自分の姿に自信がなく、うつむいてその場に立ったままでいる武尊に斎藤はすぐさま煙草を踏みつけて消し武尊の所へやって来た。
「一・・こんなのやだ・・。」
らしくない弱気な声で武尊は斎藤に言った、
「似合っている。」
と斎藤は誉めた。
斎藤は確かに自分が一番見たかったのは武尊の着物姿かもしれなかったと思いつつも斎藤は初めて見る武尊の女性らしい姿に可愛らしさを感じ笑みがこぼれた。
「本当に、この船の中は妙な事ばかりだ。今まで考えもしなかったことが起こる。」
「わ・・私だってまさかこの船でこんな格好させられるなんて・・はぁ・・。」
泣きそうな声でため息をつく武尊に斎藤は、
「俺は似合っていると言ったんだ、さあ。」
と言い片手を武尊に差し出した。
「・・え?」
武尊は目の前に出された白手を見て、それから斎藤に顔をあげた。
マーティンはそれを見て、目を閉じフッと微笑むとバイオリンを首に挟んだ。
弓が弦を走り、一呼吸後音が流れ始めた。
オンナスキーはナターシャの腰に片手を回すと曲に合わせてステップを踏み踊り始めた。
「一・・?(まさか踊ろうと言っているの?)」
そんなわけあるわけないじゃんと武尊は斎藤の手と顔を交互に何度も見た。
「何だその阿呆面は。」
「ぃやだって・・まさか踊るの?」
「武尊の洋装姿などめったに見れる物じゃないだろう。それにここはどうやら桃源郷らしい、俺の儚い夢が叶った。叶ったついで・・だ。」
そう言い終わるかいなや斎藤は武尊の手を取り自分の方へ引っ張った。
当の武尊は穴があったら入りたいとばかりにしおらしくなっていた。
斎藤をちらっと見た後、どうも自分の姿に自信がなく、うつむいてその場に立ったままでいる武尊に斎藤はすぐさま煙草を踏みつけて消し武尊の所へやって来た。
「一・・こんなのやだ・・。」
らしくない弱気な声で武尊は斎藤に言った、
「似合っている。」
と斎藤は誉めた。
斎藤は確かに自分が一番見たかったのは武尊の着物姿かもしれなかったと思いつつも斎藤は初めて見る武尊の女性らしい姿に可愛らしさを感じ笑みがこぼれた。
「本当に、この船の中は妙な事ばかりだ。今まで考えもしなかったことが起こる。」
「わ・・私だってまさかこの船でこんな格好させられるなんて・・はぁ・・。」
泣きそうな声でため息をつく武尊に斎藤は、
「俺は似合っていると言ったんだ、さあ。」
と言い片手を武尊に差し出した。
「・・え?」
武尊は目の前に出された白手を見て、それから斎藤に顔をあげた。
マーティンはそれを見て、目を閉じフッと微笑むとバイオリンを首に挟んだ。
弓が弦を走り、一呼吸後音が流れ始めた。
オンナスキーはナターシャの腰に片手を回すと曲に合わせてステップを踏み踊り始めた。
「一・・?(まさか踊ろうと言っているの?)」
そんなわけあるわけないじゃんと武尊は斎藤の手と顔を交互に何度も見た。
「何だその阿呆面は。」
「ぃやだって・・まさか踊るの?」
「武尊の洋装姿などめったに見れる物じゃないだろう。それにここはどうやら桃源郷らしい、俺の儚い夢が叶った。叶ったついで・・だ。」
そう言い終わるかいなや斎藤は武尊の手を取り自分の方へ引っ張った。